磁力を使って撮影するMRI検査は、放射線被曝がなく安全で、全身の診断に効果が得られうとされますが、造影剤を使用しなくても「絶食」が必要かについて書き留めました。

 

◆ MRI検査・CT検査について

CT検査とは

身体の断面を輪切りにして、撮影するのがCT検査です。最近では、患者に優しい低被曝で(約1/4まで低減)短時間に広範囲に、精細な画像の撮影が可能なマルチスライスCTが主流となっています。
造影検査や腹部領域の検査は約5時間前より「絶食」し、検査時間は15分程度で終了します。

MRI検査とは

MRIは、X線ではなく磁力を使って、身体の様々な断層像を撮影しますので、放射線による被曝の心配はがありません。
また、頭部・胸部・腹部・脊椎・だけではなく、全身の画像撮影を造影剤を使用せずに行え、全身の診断に効果が得られます。
腹部の検査を受ける場合は「絶食」となります。(AMの検査は朝食、PMの検査は昼食を絶食します)

 

◆ 腹部のMRI検査は、なぜ「絶食」ですか

腹部、特に臓器のMRI撮影の場合、造影剤使用の有無にかかわらず「絶食」することになります。

胃腸に残った食べ物の影響で、余計な水分が入りますから正確な検査ができなくなるのがその理由です。
MRI検査は、身体に含む水分(水素分子)に、磁場(磁力)を強力にかけて共鳴させ、水素分子から出てくる電波をキャッチして画像を構成ししています。
内臓検査をするときには、飲食物が邪魔をしてしまうので、だからなのです。

腹部であっても、脊髄および椎間板のMRI撮影の場合は、「神経・筋肉・骨」関係なので「絶食」の必要はありません。