「絶食」は、空腹感が増すものと思ってましたが、意外に、空腹感がなくなるのです。それ理由について簡単に説明します。

 

◆◇ ”空腹信号”の発信は、胃や腸でもなく、「脳」なのです。

健康な人は、空腹時血糖値は、100mg以下で推移しております。

健康な人が、ご飯などの「炭水化物」を食べると、血糖値が160mg位まで上昇し、この食後の血糖値上昇で、脳は”満腹信号”を発し、食べるのを抑制する仕組みがあります。

このときの血糖値を記憶している脳は、この血糖値から約50mg位低がると、脳自身の持つエネルギーが減少したと判断し、”空腹信号”を出して、食事摂取を促す仕組みです。

このように脳は、確りと自分のエネルギーを確保して身体全体をコントロールする役割を果たしているのです。

ここで、2つの注目すべきことがあるのです。

1つ目は、空腹信号を出すのは脳だけということです。
胃も腸も、その他のどの臓器も空腹信号を出しません。空腹信号を出せるのは脳だけです。

2つ目は、脳は脳を流れる血液の成分のブドウ糖だけしか見ていないことです。
脳は自分のエネルギーの状態を検知していますが、脳内の血管はは非常に細いので、ブドウ糖だけしか通過できません。

従い、脳は、蛋白質・脂質 とは全く関係なく、血糖値だけを完治して、”空腹信号””満腹信号”を出していることです。

すなわち「絶食」で胃腸が空っぽでも、”空腹信号”は出せないのです。

 

◆◇ 「絶食」すると血糖値はどうなるか

「絶食」で、糖の流入がなくなり、血糖値が上昇しなくなると、血糖値が50mgも下がることもなくなり、脳はを”空腹信号”出さなくなります。

問題は、”空腹信号”未発信、このことです。
空腹感もなく、体重が減少するので、絶食を続けたい気持ちが出ことでしょう。

しかし、それはたいへん危険な行為となりますなことです。
脳は今、正常に働けず、”空腹信号”が出せなく状態となっており、この状態の継続は、身体は「飢餓状態」に陥ってしまいます。

「飢餓状態」が続いていると、身体は、筋肉からブドウ糖(1~2g)を合成して、脳に供給しだしますので、筋肉がたちまち細ってしまうのです。

こんな栄養状態はいつまでも継続するはずもなく、生命維持本能から、身体は摂食中枢を経ないでものを食べ始めます。摂食中枢を経ないでものを食べはじめ、満腹中枢も働かないので、食べても食べても食べ続けます。
すなわち「過食症」になってしまうのです。

「過食症」とは、正式には、食べすぎのことをいうのではなく、満腹感がなくて食べる続ける状態をいいます。この様に断食の限度を知らないで、断食の誘惑に囚われて、過食症に陥る人が多いのです。

断食は、素人が行うには、2~3日以上は絶対に続けない事です。