身近な人に、吐血の症状がみられると、ビックリし気が動転することと思います。こんな時こそ、慌てずに落ち着いて確りした対応をすることによって、吐血患者を
安心させ、吐血の進行を抑えるだけではなく、命を助けることもできるのです。
ここでは、吐血に対してどんな対応をするのがいいのかを、説明しています。

 

 
☆★☆ 吐血の症状には、どんなものが見られるのか。

吐血の症状は、原因とされる病気によって様々で、血液の量・下血の有無・血液の
色・腹痛の有無 等々、これら症状が見られることがあるのです。

以下に、それらの症状を記してみました。

血液量と吐血症状について
吐血の際に重要なのは、、血液量を見ることです。

出血が多量の場合は、「食道静脈瘤」という病気が考えられますし。
非常に危険な状態であり、ショック状態に陥ることも、十分に想定できますし、
命の危険性もあるために、早急な治療を必要とします。

咳き込む様なときに、少量の血液が出るようであれば、気管支や肺の病気を、
疑うことができます。
少量の出血であっても、継続的に吐血している様な場合であれば、潰瘍や癌が、
考えられるので、十分な注意が必要でしょう。

■ 下血と吐血症状について
下血とは、肛門から血液成分が排出される症状のことを言っています。

トイレットペーパーに、血液が付着する程度の場合もあれば、便に血液が、
赤くどろっと付着していている 等、様々な状態があります。

吐血を伴う病気を、患っているときは、タール便という、非常にどす黒い便が、
出ることがあり、どす黒い便になるのは、血液が長い消化管を通るために、
化学変化を起こし、変色してしまっているためです。

これは、胃や十二指腸で出血した際に、血液が、食道ではなく小腸の方に流れ、
大腸で便と一緒になることで起こります。

■ 腹痛と吐血症状について
腹痛は、胃・十二指腸・食道の、上部消化管の異常で、良く見られる症状で、
吐血した後に、腹部の痛みが見られるようであれば、潰瘍・炎症・がん 等々の、
可能性が十分に考えられます。

つわり・飲酒などで、度重なる嘔吐がありますと、胃の粘膜から出血する、
マロリー・ワイズ症候群という病気もあります。

 

 
☆★☆  吐血してしまったら、どう対応したら良いか。

吐血してしまったときは、早急に病院で診察する様にすることです。

吐血が発症してしまうと、腹部の激痛に襲われることになってしまいますが、
自分で、動けないようでしたら、周りの人に助けを求めるようにて下さい。

周りの人は、直ぐ救急車の手配をし、救急車が着くまでは次の対応をして下さい。

吐血時は、吐き出た血液が気管支や肺に入り込み、窒息する場合もありますので、
顔を横向きにしたりして、嘔吐物の飲みこみに、十分注意を払ってください。

楽な姿勢をとらせ、毛布などで体温が下がらないようにすることも大切です。