側湾症専門医で組織する「日本側彎症学会」では、会員を、正会員・単年度会員・名誉会員・賛助会員に分けて組織し、『側彎症に対する正しい理解と治療の為に』と題し、会員医と所属医療機関をWebにて紹介しております。

基本的には、これらの医師が「側湾症専門医」と呼ばれる方々と判断します。
然し、これだけが専門医(名医)の条件ではないと思います。

ここでは、側湾症専門医とは名医とはなにかについて、詳しく説明しています。

 

 
★★ 脊柱側弯症とは、どのような病気かについて。

脊椎が柱状につながった状態を、脊柱と呼んでおり、人間の脊柱は、7個の頚椎・
12個の胸椎・5個の腰椎・仙骨・尾骨で構成されています。

脊柱を真横から見ると、頚椎は前に・胸椎は後に・腰椎は前に、向かって緩やかに
弯曲しておるのが正常な頚椎で、生理的弯曲(S字型に)と呼ばれています。
また、正常の脊柱は、前又は後ろから見れば、ほぼ真直ぐになっています。

側弯症になると、脊柱が横に曲がり、多くの場合は脊柱自体の捻じれを伴い、側弯
状態が進行してくると、重大な障害が色々と生じて来ます。

側弯症のうちの、多くは学童期の後半から思春期に発生します(学童期側弯症・
思春期側弯症と言います)

これらの大部分は、早い時期に発見して治療を受けさえすれば、進行して酷くなる
事が無いのですが、この年齢の時期の子供たちは(特に女子)は、母親にでさえも
背中を裸で見せのを嫌がりますし、この時期には痛みなどの自覚症状が、殆ど無く
側弯症の発見されるのが、遅くなりがちになります。

側弯症は、一度脊柱が酷く曲がってしまうと、元に戻すことはできません。
従い、弯曲が進行する前に診断して、早いうちに治療を開始することが、何よりも
大切なこととなります。

この様なことから、最近では学校で実施される、健康診断・体重測定 等々の、
機会をつくり、背中の側湾状況検診を行なって、脊柱側弯症の早期発見に努力を
しているのです。

後ろ・前への弯曲が生理的な範囲を越え、異常に大きくなった場合に、後弯症や
前弯症と呼んでおり、後弯症・前弯症は側弯症と合併して三次元的な弯曲異常に、
なることがしばしばありますので、こちらも早期発見と早期治療が重要です。

 

 
★★ 側湾症専門医が名医がいる病院とはかぎりません。

側弯症の名医とは、手術が上手な医師を、必ずしも名医とは指しておりません。

側湾症患者の85%以上の方は、実際手術が必要とするまでには悪化しないので、
経過観察で気軽にに相談ができる、側弯症専門医がいればそれで良い訳です。

ここでいう名医とは、手術の名医のことではなくて、側弯症の事を、確り説明してくれて、色々な心配事や不安などの疑問にも答えてくれる、医師のことです。

この条件を揃えた医師を探すためには、「日本側彎症学会」の会員か、実際に幾つかの整形外科医院に足を運んで、そこの医師に会ってみることです。

そこで会った医師が、問診に時間をかけて、確りと正しい検査・診断をしてくれて
質問に丁寧に答えてくれたり、普段の生活で留意すべきこと等を、丁寧に指導してくれる医師であるならば、貴方にとっては「名医」となる訳です。

自覚症状もないのに、最初から手術を勧めるとか、保存療法にあまり力を入れない
医師も、なかにはいるものです、治療方法を選ぶ最終決定権者は貴方にあります、十分な説明と貴方の希望に添った治療をしてくれる、医師を探すことが大切です。

医師も人です、貴方との相性もあると思います。
長くお世話になる側弯症訳です、相性の合う相談しやすい医師を探すことです。

病院5  ★★ いろいろ相談可能な医療スタッフ

 

 
★★ 交通に便利で、自宅から通える範囲の側湾症専門医を選ぶ。

説明するまでもありませんが、側弯症の治療は、骨の成長が止まる18歳頃迄、
長期間に亘り、治療を続けなくてはならない根気のいる病気です。

その間、定期的に検査・診断のために、通院診察しなければならず、通える距離の整形外科医院で無ければ、億劫になり徐々に足が遠のき、いつの間にか通院を止めてしまいがちです。

そうなると、湾曲が酷くなってしまい、手遅れなんてことになりかねません。
だから病院は、無理なく通える距離にあることは、重要なことだとおもいます。