大抵の病気には、数値によって決定するという定義がありますが、

“低血糖”と呼ばれるには、それにも定義があると思います。

 

“低血糖”の場合の定義は、「○○以下」等という数値ではない、

と言うことを認識して欲しいものです。

 

「○mg/dl以下」だから”低血糖”です、と言うように

数字で定義してはいけないのです。

 

医師6

 

 

 

 

 

□■ 低血糖と呼ばれるには、その定義があると思います。

 

冒頭で、”低血糖”の場合の定義は、数値ではないと申しましたが、

“低血糖”と呼ばれるには、それなりに定義があると思います。

 

まずは”低血糖”とはどんな病気かを知らなければなりません、

血糖値の数値について調べて見ましょう。

 

血糖値とは、

血液内に含む、グルコース(ブドウ糖)の濃度のことであり、

その数値は、健常者の場合は空腹時で大凡80-100mg/dl程度、(空腹時血糖値という)であり、食後は若干高い値を示します。

 

人間の場合の血糖値は、

血糖値を下げるには、インスリンを分泌し、

血糖値を上げるには、アドレナリン、グルカゴン、コルチゾール、成長ホルモン等々のホルモンを分泌することによって、

「非常に範囲の狭い正常値」の、血糖値に保たれているのです。

 

言い換えますと、

血糖値が高くなった時には、それを調節するホルモンは、

インスリンが唯一であり、このたった一つの調節メカニズムが、

破綻した場合に、糖尿病を発症することになるのです。

 

一方、低血糖症を引き起こす要因である、

「極度に食事を取らなかったり」「糖尿病の薬を飲み過ぎたり」

「特別な病気がある場合」には低血糖症を引起こし易くなります。

例えば、血糖値が50mg/dlを下回るようなことがあると、

大脳のエネルギー代謝が維持できなくなってしまい、

精神症状を起こし始めて、意識消失を引き起こすようになります。

 

それが重篤な場合には、死に至ってしまうと言われています。

 

ここで重要で大切なことは、

“低血糖”の定義は、数値ではないと言うことを認識してください。

血糖値「○mg/dl以下」なのだから低血糖をというように、

数字で定義してはいけない、”低血糖”は数字ではないのです。

 

医師5

 

 

 

 

 

□■ “低血糖”とは、症状を来すほど血糖値が低くなったもの。

 

「症状を来す程に血糖値が低くなったもの」を”低血糖”と言い、

「血糖値が高い」と「正常上限」の間には、

「高めの血糖値」があり、

「血糖値が低い」と「正常下限」の間にも

「低めの血糖値」がある、

と言うレベルを考えなければならないのです。

 

症状を来している”低血糖”には、必ず対応が必要としますが、

「低めの血糖値」に対してどこまで対応するかは、

ケースバイケースに因ることになるのです。

 

この様に数字だけで判断すると、対応を誤る危険性があるので、

必ず医師の診断により、治療方法を考える事が大切なのです。