手のかゆみが少し酷くなると、無意識のうちに掻きむしってしまい、
さらに、手の荒れが広がって、益々酷くなることがあります。
かゆみと手荒れには、どの様な関係があるものしょうか。
乾燥肌のかたは、皮膚にかゆみを引き起こすことはよく知られておりますし、
湿疹とは、かゆみを伴う皮膚の炎症の総称のことです。
従って、手荒れとかゆみとは、大いに相関があることになります。
☆★ 指先に起こるかゆみは、手荒れの初期症状です。
指先にかゆみが出だしたら、手荒れの初期症状と思って間違いは無い様です。
このかゆみが、少し酷くなってくると、知らず知らずのうちに掻きむしったりし、
余計に、手の荒れが広がり酷くなってくるので、その原因である乾燥から、
手を守ってやらなければなりません。
乾燥から手を守る、と言うことは、手を水や空気に直接触れないようにする為に、
保護クリーム等で、保湿することです。
保湿する方法としては、以下の5点で、
■水に触れる様な場合は、ぬるま湯を使い、水滴はタオルで丁寧に拭き取る。
■直接水に触れない様に、綿手の上に薄いゴム手袋を、重ねて作業をする。
■就寝前には、たっぷりと保湿クリームを塗り、薄手の綿手をつけて寝る。
■日中は、必要な都度保湿クリームを塗り、直接空気との接触を避ける
■手を冷さないように、常に保温には気を配る。
乾燥肌・敏感肌の方はおられますので、
その様な方は、常に、肌荒れ・かゆみ・湿疹等の症状が現れたら
直ぐに、皮膚科医で診察をし、正しい治療と指導を受けることが大切です。
それ以外の方であっても、素人判断で処置をしないで、悪化しないうちに、
一度は専門の皮膚科医に診察をうけ、正しい治療と指導を受けてください。
☆★ 手荒れの原因には、色々あります。
原因の基本は、手の部分の皮膚の「乾燥」によって、引き起こされる症状です。
その症状の主なものとしては、
「ひび割れ」「ざらざらになる」「かゆみや痛み」「炎症による腫れ」
などです。
かゆみと言うのは、皮膚に異常が発生した場合の、サインのようなものであり、
色々な原因で発症します。
手荒れの原因の基本である「乾燥」でも、皮膚にかゆみが生じてきます。
また炎症を起こすと、痛み・かゆみ・出血を伴うことがありますし、
かゆみには、アトピーやアレルギーによるものもあり、原因は様々です。
大抵のかたは、こんな悪循環の、経験をしていることと思います、
『 かゆみを感じると、人はその部分を掻きたくなるのは当然です。
然し、これを掻きむしる事によって、さらに炎症がひどくなり、
痛みや痒みが増長して、そしてまた掻くことで、もっとひどくなる 』
という悪循環です。
かゆいからと言っていって、掻いていたら、益々症状がす悪化してしまいます。
かゆみを鎮める成分を含む「ハンドクリーム」を塗り治りを待つことです、
それでも、我慢できないようでしたら、ハンドクリームを塗った上に、
ゴム手袋などをして、容易には掻けない様にすることで、治りも早くなります。
但し、ゴム手袋は蒸れてしまうので、注意が必要です。