『リンパ浮腫の治療はどんな病院が良いか』のタイトルでは、リンパ浮腫かなと思ったら、リンパ浮腫外来のある、リンパ浮腫の研修修了者のいる病院で治療を受けることが一番とお伝えしました。

然し、リンパ浮腫外来への通院だけで、「本当に完治するのか?」「入院治療は必要ないのか?」との不安もおありのことと思いますので、このことについてもう少し詳しく説明しましょう。

※ リンパ浮腫外来とはどのような医療機関でしょうか?

①リンパ浮腫という病気の症状は、リンパ液の流れが停滞し腕や脚がむくむことで、一般的に痛みを伴わないことが多く、症状はゆっくりと進行しまするので、自覚症状があまりなく気が付かずにいることがよくあります。

②リンパ浮腫になる原因としては、リンパ節やリンパ管の発育不全・圧迫・狭窄・閉塞などが原因とする『原発性リンパ浮腫』、癌治療による後遺症(乳癌・子宮癌・前立腺癌 等のリンパ節郭清後や放射線照射後に静脈疾患によって起る)の一つといわれる『続発性リンパ浮腫』の原因です。

※ これらの治療を専門とする医療機関が「リンパ浮腫外来」なのです。

リンパ浮腫外来には、厚生労働省委託事業 癌のリハビリテーション研修におけるリンパ浮腫研修運営委員会が策定した、「専門的なリンパ浮腫研究に関する教育要綱」に則り、一定時間の研修を修了した医療従事者である「リンパ浮腫の研修修了者」が駐在する医療機関です。

リンパ浮腫外来では、何らかの原因でリンパ浮腫を発症した患者さん個々人の症状に応じた専門的治療(リンパ液を正しい方向に誘導する治療)を行います。

リンパ浮腫外来のある医療機関は全国にあります。このような病院はインターネットをお使いの皆さんであれば簡単に検索できると思います。

『リンパ浮腫・外来』と入力することで、簡単に見つかりますが、近くにないばあいもありますので、突然その病院に行く前にかかり付けのの医院でまずは相談するのが良いでしょう。

リンパ浮腫の治療には、「保険診療」の治療ほかに、病院独自の「自由診療」(保険外診療)を行っている場合もありますので、個々の症状に応じて、リンパ浮腫の専門的診療施設を受診し、専門的な運動を組み合わせた治療を受けることです。

リンパ浮腫の手術療法に関しては、手術的治療については専門の医療機関にご相談ください。

最後に、このリンパ浮腫にならないための日常生活での予防策を、簡単に説明してみたいと思います。

①むくみの有無を日頃観察し、むくみの早期発見を心掛ける。
②炎症を予防するためにスキンケアを行う。(皮膚の清潔を保つ・皮膚の乾燥を防ぐ・皮膚を傷付けない)