「流行性耳下腺炎」のことを、通称「おたふく風邪」「おたふく」と言います。
おたふく風邪の流行は、だいたい冬季から春季にかけてはやりるものでしたが、
今は、通年して流行するものと考えた方がいいと思います。

おたふく風邪には、特効薬も無く、特別な治療法はないとされており、その症状や合併症に応じて治療します。

ここでは、おたふく風邪が流行したら、どの様にして対処するかについて、
詳しく説明しております。

 

 
☆★ おたふく風邪が、簡単に感染することについて。

通称「おたふく風邪」と言う病気は、専門的には「流行性耳下腺炎」と言います。その名の通り、おたふく風邪は、毎年流行が見られる子どもの感染症の代表的なものですが、一般的には比較的軽症とされています。
但し、その感染力は非常に強く、時に合併症を伴うこともあり、軽視は禁物です。
ウイルスの感染経路は、咳・くしゃみした時に排出される唾液の、空気感染と
接触感染です。
そのため、保育所・幼稚園・小学校など、子供同士が密接に接触するところでは、
感染予防に出席停止の措置が法律で定められております。
それでも、家庭内感染が多く、とても流行し易い病気です。

潜伏期は、おおよそ2~3週間とされ、感染力は非常に強いうえに、感染しているのに症状が出ない「不顕性感染」も、約3~4割もあるので、厄介です。
「不顕性感染」は、女性や乳幼児に多いと言われています。

おたふく風邪の感染年齢としては、5~10歳頃が一番多く、2歳以下の乳幼児期は比較的少ない様で、約85%は15歳以下の小児期だそうです。
生後10ヶ月くらいまでは、母親からの抗体が有効に効いていることの現れです。

笑う3 ☆★ 元気な親子

 

 
☆★ おたふく風邪流行時の対応について。

おたふく風邪の予防には、事前の予防接種でしか方法が無いと言われています。

麻疹や水疱瘡の場合は、患者に接触したとしても、その後、直ぐの時期で有れば、予防接種や、ガンマグロブリンの注射をすることにより、ある程度は症状の出現を
防ぐことが可能とのことですが、おたふく風邪には、あまり有効ではない様です。

最近の研究では、症状が出ることは防ぐことは、不可能と言われますけれども、
症状を少しでも軽く済ませることはできるようになってきました。

おたふく風邪は、冬から春にかける時期に、日本全国で大流行するようですが、
今は、それに関わらず通年流行するものですので、油断は禁物です。

また、特別な治療法はなく、症状や合併症に応じた「対症療法」で治療しますが、
耳下腺の腫れや痛みに対して、湿布などを貼っても、それ程効果はないようです。
痛みが強い時は、唾液が出易くなる、酸っぱい物や果汁を飲むのは避ける様にし、
食事は柔らかく、噛まずに飲み込める物が良いと思います。

流行時期の感染予防には、患者と接触しない事が一番ですが、家庭内では簡単に、
そうは参りません、マスク・手洗い・うがいの励行でしょう。