脳出血とは、高血圧で、脳内血管が破れて出血するという病気ですが、
右脳と左脳の機能から、それぞれの後遺症の特徴についてご紹介します。

 
★☆ 大脳は、左脳・右脳の、2つの半球に分かれております。

左右の半球は、主に身体の反対側の、運動・感覚の機能をを司ります。

例えば、
脳出血が、右脳の場合は、左側に運動麻痺や感覚障害が出現します。
脳出血が左脳の場合は、右側に運動麻痺や感覚障害が出現します。

右脳でも、左脳でも、後遺症は同じで、右脳だからとか、左脳だからとか、
と言うような、そういう違いが出ることは、ことは一切ありません。

137379302_119a7a15f3_m
★☆ 優位半球と劣位半球と、言うものがあります

言語的・論理的思考を司る側を優位半球、その対側を劣位半球と呼びます。
大脳半球の働きには、左脳と右脳に、違いがあるのです。

基本的に言えば、左半球が優位半球(右利きが多い)であることが多いです。

それぞれの半球の特徴は以下の通りです。

優位半球(左半球)・・・ 言語的思考・計算
劣位半球(右半球)・・・ 空間的能力・音楽的能力

右利きの人と、左利きの人の、脳出血の後遺症は、ここに違いが出るのです。

★☆ 左脳と右脳の後遺症の違いとは?

それぞれの半球が、障害されて出現する、代表的な後遺症は以下の通りです。

優位半球(左脳):失語症

■失語症とは、以下の状態をいっております。

・聴く・読む・話す・書く 等の、言語機能が失われた状態。
・言葉の入力・出力が、できない状態。
・言われたことが、理解できない状態。
・言いたいことが、伝えられない状態。
・高次脳機能障害の中で、認知症に次いで、多く見られる後遺症です。

脳出血の後遺症で、失語症になると、
コミュニケーション能力が低下し、社会復帰が困難になるケースが多いです。

劣位半球(右脳):半側空間無視

■半側空間無視とは、以下の状態を言っております。

・すべての視野が、目に入っているにも関わらず、
意識して注意を向けない限りは、左側の物体に気が、つかない。
・食事の際に、お皿の左半分を残したり、
歩いている時に、左側の物体にぶつかったりする。
・基本的に左側を無視してしまう状態になります。

右脳(劣位半球)を障害した、患者の約4割に出現する、不思議な後遺症です。
見えているはずなのに、視覚障害がないのに、「気づかない」どうして?
って思います、不思議な後遺症です。

半側空間無視があると、車の運転は極めて困難となります、

意識して、左側に注意を向けなければ、左の障害物にぶつかったり、
歩行者をはねたりする、可能性の非常に高い、危険極まりない運転になります。

どうしても、運転したい場合は、適性検査を合格する必要があります。