「脳溢血」は、重篤な後遺症や、最悪の場合死亡する怖い病気ですが、
脳溢血の治療が一段落して、取り敢えずは再発も無くなったころになると、
続いて、機能を回復するための訓練が行われます。

後遺症や、半身麻痺とならないためにも、回復期のリハビリはとても大事です。

ここでは、回復期のリハビリについての考え方を、の具体的に説明しています。

 
■□ 回復期のリハビリは、機能回復を、最重点におく

脳溢血の治療が、取り敢えず一段落すると、回復期に移行します。

この回復期における、リハビリは、「機能回復」という部分に重点を置きます。
まず、1~3か月位の回復期前半は、
腕なら腕を、足なら足を、単純に動かすことを、焦点としたリハビリです。

同時並行で、マッサージや摩擦によって、感覚回路の再形成を促すのも、
この時期になってきます。

3ヶ月を経過した、あたりからは、
やはり、同時並行で行いながら、実際の生活に、より近いものになります。

具体的には、以下の様な、回復期リハビリであります。
「衣服の脱ぎ着の練習」
「起き上がりの練習」
「立ち上がりの練習」
「手を使った作業の訓練」
「歩行訓練」 等々、   といった実際の日常生活活動の動作練習です。

また、脳溢血患者、個々の症状にもよりますが、さらに難度の高い
「映像や音楽を使った、視聴覚リハビリ」
「カードを使った、言語認識リハビリ」
「話しかけ練習」「声出し練習」「筆記練習」等々の、

視聴覚・言語・構音障害に関する、リハビリも行なう様に、少しづつ、難度の高い訓練に進めていきます。

 
■□ 障害の内容により、認識回復のリハビリも行われる

実際の「脳溢血」患者、個々の障害の出方にもよりますが、
「機能回復」から「認識回復」のリハビリも行っていくようになります。
「カードを使った、記憶訓練」
「カウンセラーとの通常会話訓練」
「半側無視が発生している側の、認識回復リハビリ」 などです。

実際のリハビリの内容と量については、どの程度で行われるかは、
患者個々の症状によって、理学療法士が判断し、医師と相談のして行ないます。

また、単純に機能を回復、させようとするリハビリの他に、
「機能が不全であるならば、機能不全なりの生活をする、訓練」も、
現状に合わせて、行われていくようになります。

この様な訓練の、順序としては、脳溢血患者の機能回復を、試みた後からになると思います。