無呼吸症候群(SAS)で、夜間寝ている間の症状には「いびき」「無呼吸」「寝汗」「呼吸が乱れ」「むせる」「息苦しい」「目が覚める」が有ります。
さらに、上記の症状が要因となり、「何度もお手洗いに起きる」と言う症状も
起こってきます、いわゆる「頻尿」です。

ここでは、無呼吸症候群の症状である、頻尿について、詳しく説明しております。

 
&◆& 睡眠時間の摂れない、無呼吸症候群には要注意です。

睡眠とは日中活動した脳と身体の疲れを、十分に休息させ翌日の英気を養うためのもので、生活には欠かせない大切な時間となっているです。

ところが、この大切な時間帯に「いびき」「無呼吸」が、繰り返されてしまうと、睡眠中の酸素不足によって、脳や身体にダメージが生じて来る様になります。
心臓は、この酸素不足を補おうとして、心拍数を上げ酸素を呼び込みます。

本人は寝ているので、自覚は殆どありませんが、寝ている間にも中脳や身体には、
大きな負担がかかっているのです。
脳も身体も断続的に覚醒した状態になるので、休息どころではありません。

その結果、強い眠気・倦怠感・集中力低下 等々が引き起こされて、日中の様々な
活動に影響が生じてきます。

 
&◆& 夜間、何度も排尿で起きる、頻尿の原因とは

夜間の就寝中に、トイレに起きなければならない症状を「夜間頻尿」といいます。

排尿に関わる症状の中で、最も頻度の多いもので、40歳以上となる方では、
約4,500万人が、夜間に1回以上は排尿のために起きる、「夜間頻尿」の症状を有しており、加齢とともに頻度は益々高くなります。

夜間頻尿は、日常生活において支障度の高い頻尿症状です。

「夜間頻尿」の原因は、「多尿」「膀胱容量減少」「睡眠障害」に分けられます。

■ 「多尿」による夜間頻尿については、
尿量が多いために、夜間トイレに何度も起きるもので、朝、起床時の尿も含めた
夜間の総尿量が1日総尿量の1/3以上にもなりますが、1回の排尿量(150~200
ミリリットル)は正常です。

多尿の原因とには、糖尿病などの内分泌疾患・水分の摂過ぎ 等がありますが、
夜間の尿量が多くなる「夜間多尿」の原因としては、高血圧・うっ血性心不全・
腎機能障害 等の全身性疾患・無呼吸症候群(SAS)、などがあります。

■ 「膀胱容量減少」による夜間頻尿については、
少量の尿しか膀胱に貯められなくなるもので、過活動膀胱・前立腺炎・膀胱炎
などで膀胱が過敏になるために起こります。

過活動膀胱とは、膀胱に尿が少量しか溜まっていないのに、膀胱が勝手に収縮し
てしまうと言う病気であり、脳卒中、パーキンソン病などの脳や脊髄の病気で
膀胱のコントロールが効かなくなる、「前立腺肥大症」による排尿障害のために
膀胱が過敏になる、などの原因で発生し、膀胱の老化現象として起こったり、
原因が不明であるのことも少なくありません。

■ 「睡眠障害」による夜間頻尿については、
眠りが浅くなっており、すぐ目が覚めてしまうために、目が覚める度にトイレに
行くものです。

眠い ☆☆ 眠い2
&◆& 無呼吸症候群(SAS)での「夜間頻尿」の対処について

無呼吸症候群(SAS)・高血圧・心疾患・腎機能障害などによる夜間頻尿の場合は、基礎疾患の治療を行う事が重要です。

水分を摂ることで、サラサラ血液がになり、脳梗塞・心筋梗塞の予防ができると
信じて、寝る前にも沢山の水分を摂る方がいますが、科学的根拠はなく水分の摂りすぎで頻尿になっている場合もあります。

水分摂取過剰による「夜間頻尿」の場合は、水分を控えるだけでも改善しますが、原因がはっきりしない場合は、泌尿器科専門医を受診して、まず原因のチェックから始めることが重要です。

過活動膀胱の場合は、膀胱の勝手な収縮を抑える「抗コリン剤」を服用します。
睡眠障害による「夜間頻尿」には、「睡眠薬」の内服も有効ですが、眠れる環境の
整備や生活リズムの改善も大切です。

■ 排尿日誌をつけてみましょう。
「夜間頻尿」の原因は様々ですので、適切な対処をして改善をするためには、
原因を明らかにすることが必要です。
排尿日誌をつけて診ることも大切です、朝起きてから翌日の朝までの24時間、
排尿した時刻と測定した排尿量を記録するものです。
1回の排尿量と排尿回数分かり、おおよその原因を知ることができます。