無呼吸症候群(SAS)とは、睡眠中に、断続的に呼吸が止まる症状を言います。
睡眠中に気道が狭くなることで大きな「いびき」をかき、ときどき呼吸が停止し、
呼吸再開するとともに、再び大きな「いびき」をかくのが特徴です。

不安定な呼吸の影響で十分な睡眠がとれず、日中に、強烈な眠気や倦怠感を覚える
ことがあります。
仕事や勉強に差し支えるだけではなく、「無呼吸」による身体への負担も心配で、
血中酸素濃度低下の影響により、高血圧・脳卒中・心筋梗塞などの、生活習慣病のリスクが高まると言われています。

今や、無呼吸症候群(SAS)は、が社会的に注目されるようになったきました。
ここでは、無呼吸症候群(SAS)の治療に適した病院について、説明しております。

 

 
&◆& 無呼吸症候群へのリスクは、現代の生活習慣に潜んでいる。

無呼吸症候群(SAS)の患者数に関する報告は少なく、明確では無いですが、日本で

治療が必要な重症度の患者に限定すれば、300万人以上と推計されています。

然し乍ら、治療者数については、最も普及していると言われるCPAP療法で、
わずか20数万人程度 (2012年調査)であることから、潜在患者がまだまだ、
かなりの人数がいることになります。

「国民病」「現代病」とも言われる無呼吸症候群(SAS)ですが、誠に残念ながら、多くの方々に見過ごされているのが現状のようです。

「現代病」と言われる所以は、私たちの生活環境では、特に食生活の変化が大きく

関係しているためなのです。
①欧米的な高カロリー食で、肥満が増えたこと、
②軟らかい食品の摂取で、咀嚼回数の減少が顎の発達を妨げてること、

これらが、無呼吸症候群(SAS)へのリスクを増大させていると、考えられます。

大昔の縄文時代には、「どんぐり」「くるみ」等の「堅果類」、「大麦」「ひえ」
「あわ」等の「雑穀類」がよく食べられており、堅い食べ物を食べるには、相当の
咀嚼が必要であり、それに伴い‟顎”も発達していたものと推測されます。

然し、現代人の嗜好は、堅い食べ物よりも軟らかい食べ物の傾向があり、ファスト

フードが多くなってます、さらには、食の欧米化による、食の楽しみ・多様化が、
咀嚼回数の低下をもたらして、‟顎”の未発達の原因になっている様です。

 

 
&◆& 無呼吸症候群が、注目されるようになった理由

日本で無呼吸症候群(SAS)が注目される様になったのは、2003年の山陽新幹線の事故がキッカケとなります。

この事故の運転手は、車掌に起こされるまで居眠りを続けており、その後の検査で
無呼吸症候群(SAS)であることが分かりました。
この病気の存在は、それ以前から知られていましたが、この事故を機に社会的な
注目を集めることになったのです。

現在は、検査機器・技術・治療法が発展して、無呼吸症候群(SAS)を専門とする、外来医院やクリニックもあるほど、病院は増えてきました。

重篤な症状を未治療のまま放置しておくことは、思わぬ事故や生命に関わることもあります、思い当たる方はできるだけ早く、検査・治療を行うようにして下さい。

快適な病院での治療 ☆☆ 入院患者と医療スタッフ

 
&◆& 「いびき」「居眠り」が気になる方は、病院の受診が肝心。

就寝時の「無呼吸」には自覚症状は有りませんから、自分では気付いて無くても、

家族・友人・同僚等々から「いびき」「居眠り」「無呼吸」を指摘される様なら、
無呼吸症候群(SAS)を疑ってみることも必要です。

自分は就寝中で分らないからこそ、周りのアドバイスが貴重なので、家族や配偶者
と一緒に専門病院を受診する事が重要であり、「疲れている」「いつものこと」

と放置せず、済まされない事態を招いてしまう前に、早めの対処が大切です。

専門病院はどこが良いかと言う前に、まずは罹りつけの医者に相談してください。

無呼吸症候群(SAS)の検査・治療ができる病院は全国にあります。
多くの病院で診療されており、病院によって「睡眠外来」「睡眠センター」の様な
無呼吸症候群を専門とする外来を設けている場合もありますし、内科・呼吸器科・循環器科・耳鼻咽喉科・精神科などが対応している病院もあります。

近くに無呼吸症候群を診療している病院がない場合、わからない場合は、
取り敢えずは罹りつけの医者に相談してみてください。