毎年のことですが、5月ともなると、老人が熱中症で病院に搬送されたという、
ニュースが、テレビ・ラジオから流れだします。

これが、真夏のピーク時になると、毎日のように報道されるようになります。

私自身、何故? こんなにも毎年起こるのかと不思議でなりません、
大人が確りと熱中症対策を取りさえすれば、とは思うんですが・・・・・。

ここでは、熱中症はどんな時に起こるのか? 熱中症と水分補給について、
水分の上手な取り方についてを、学んでみたいと思います。

水
◆◆ 熱中症は、運動中の水分不足にだけ起こるとは限らない。

熱中症は、運動中の水分補給不足にだけ、起こるものと考えてはいけません。

もちろん、炎天下、長時間に亘り、屋外にいることでも起きますが、
室内でも起きる可能性は、十分ありま得すので、その予防対策の十分な知識を、
身につけておくことが必要となります。

それには、熱中症の起こるシステムを知る必要があります。

まず「熱中症」というのは、外気においての高温多湿等が原因となって起こる、
症状の総称であります。

過去には、高温障害の程度により「熱射病」「熱疲労」「熱失神」「熱痙攣」に、
分類されておりました。

今は、臨床医療現場での混乱を招くために、熱中症I度・II度・III度と記す様に、
熱中症検討委員会(日本神経救急学会)により改定されております。

熱中症に罹り易い原因には、環境面においても次の点があげられます。

・前日より、急に温度があがった日。
・作業日程の初日から、数日間が発症しやすい。
・温度が低くても、多湿であれば起こりやすい。
・室内作業をしている人が、急に外に出て作業した場合。

尚、統計的に、かかりやすい時間帯も有るようで、
午前中では10時頃、 午後では13時~14時頃に発症する事が多いです。

素因の面から見てみますと、次の方が熱中症にかかり易いです。
・肥満者
・睡眠不足
・5歳以下の幼児
・65歳以上の高齢者
・下痢等脱水傾向にある人

これら、環境面・素因が重なり合って、熱中症というものが起きるのです。

もちろん、細やかな水分補給と塩分の補給、そして確りとした休息が、
発症を予防できますので、十分注意して管理することが重要です。

 
◆◆ 「日射病」と「熱射病」とは、異なる病気です。

「日射病」と「熱射病」、よく似た名前の病気なので、同じと思われていた方も、
多いようですが、実は全く違うものですので詳しく説明します。

 ①日射病 
日射病とは、炎天下にスポーツや激しい労働をしたようなときに、
発汗量が多くなり、身体が水分不足なってしまい、
心臓に戻る血液量が少なくなって、心臓が空打ちをしてしまう病気です。

簡単に言えば、「脱水状態」と考えればと思います。

水分補給が充分に必要です、倒れた場合は直ぐに木陰など涼しい場所に移し、
水を飲ませ休ませて下さい。

意識が亡くなっている様な、重症の場合は、直ちに病院へ運んで下さい。

②熱射病 
体の熱を十分に発散できずに、身体に熱がこもってしまって、
高い体温に身体が対処し切れなくなった状態の病気です。

冬期間、暖房の良く効いた部屋で、厚着をしたりするときに起こり易いです。

これは身体から、十分に熱を逃がしてやれば良いわけですので、
冷たいタオルで身体を拭いたり、扇風機で風を送ったりして対処します。

夏の暑い盛りに、激しいスポーツをすると、身体は高くなった体温を、
冷やすために、たくさんの汗をかきます(熱射病の防止です)。

沢山の汗をかいて、失った身体の水分を、補給をしてあげないと
日射病になるというプロセスな訳です。

運動の最中は、水分なんてもっての他だとされたのは、昔の事あって、
適度な水分は絶対に必要です。
サッカーの試合での選手は、良く細目に水分補給しているのはそのためです。