身体に大切な、血液の循環をコントロールしているのが、心臓です。
血液は、全身をくまなく巡り廻り、新鮮な酸素と栄養分を動脈を通って運び込み、
身体に必要のない二酸化炭素 等を静脈を通って回収してきます。

心臓から押し出された血液が、血管の壁を内側から押す力を「血圧」と言います。

心臓と言うのは、おおよそ10万回/日も、収縮と拡張を繰り返しており、
心臓が、ギュッと縮んで血液を送り出すときの、血圧が「収縮期血圧」であり、
最高血圧・最大血圧・上の血圧、等ともいわれます。

一方、収縮した心臓が元に戻り、一番膨らんだときの血圧が「拡張期血圧」であり
最低血圧・最小血圧・下の血圧、等ともいわれます。

ここでは、狭心症と血圧との関係について、詳しく説明しております。

 
◆&◆ 血圧の一定でなく変化する理由について。

血圧は、絶えず変化しているもので有ることを認識して置いてください。

例えば、血圧を1日という長さで変化を見てみますと、朝になると、起床前から
今日一日の活動に備える様に、徐々に上がり始め、動いている日中の時間帯では、高くなり、夕方から夜にかけて、活動しなくなると下がりだし、睡眠中はさらに
低くなるという基本的な曲線をを示します。

これを血圧の「日内変動」といい、日毎にそれが繰り返されることになります。

また、動いている間であっても、運動やストレスなどに応じて変化しますので、
「日内変動」の曲線は人によって異なりますし、同じ人でも日により異なります。

基本的に、昼が高く、夜に低い、というリズムを毎日繰り返している血圧ですが、
それでも、身体の状態を敏感に反映して、細かく上下しているのです。

例えば、運動したり、身体を動かして作業している時には血圧は上がりますし、
歩行・食事・性交などでも上昇します。
逆に、睡眠中や休息中 等では、血圧は下がりますし、肉体的活動だけではなく、
精神的な興奮・悲しみ・ストレス・不安 等でも、血圧は変化るものです。

寒さや暑さ、身体の外側のいろいろな環境も血圧を変動させる要因となります。

 
◆&◆ 高血圧とは、140/90㎜Hg以上を指します。

血圧が高いと言うことは、血管の壁に内側からの加わる圧力が、通常よりも強い
いうことであり、血管の壁に悪い影響を与えて、色々な疾患の引き金になります。
収縮期血圧が140㎜Hg以上、あるいは拡張期血圧が90㎜Hg以上が高血圧ですが
どちらか一方でも、この数値を超えれば「高血圧」と診断されます。

拡張期血圧は正常であっても、収縮期血圧だけ高い人もおり、このような高血圧を「収縮期高血圧」いいます。
また正常範囲内であっても、望ましい血圧は120/80㎜Hg未満とされており、
これを、「至適血圧」と呼んでおります。

高血圧の原因には、明確であるものと、そうでないものがあります。
高血圧患者の、約90%は原因が分からない高血圧で、「本態性高血圧」
呼ばれており、残りの10%は、原因となる疾患が有る「二次性高血圧」
呼ばれています。

二次性高血圧の原因となる疾患には、腎臓の病気や内分泌の異常などがあります。
二次性高血圧の場合には、原因となる病気の治療を先に行う事が大切です。

頑張る「心臓」☆☆ 心臓

 

 

◆&◆ 狭心症は、血管が細くなったり、痙攣によって起こる。

狭心症の要因としては、高血圧により血管に負担がかかり続けると、血管壁が
損傷し、その血管壁にコレステロールが溜まってきて「動脈硬化」が起こります。

動脈硬化が進んでくると、血管の壁が厚くなる分、血液の通り道が狭くなります。このようにして血流れが悪くなると、心臓の筋肉に必要な酸素や栄養がいきわたりにくくなります。

そうなると、心臓は激しい胸痛や圧迫感などの、警告サインを出します。
これが狭心症であって、狭心症は上記の血管の狭窄によって起こるものの他に、
冠動脈の一時的な痙攣によって起こるものもあります。

この狭心症の他に、高血圧と関係のある心臓病には、心肥大・心不全・心筋梗塞などがあります。

高血圧状態が長く続くと、全身に血流を送り出す心臓はより強い力が必要となり、心臓の壁が厚くなるという「心肥大」が起こってきます。
「心肥大」進展すると、心機能の低下や「心不全」につながります。

他には、心臓に養分と酸素を送り込む、冠動脈に動脈硬化が生じるため、