攣縮性狭心症は冠攣縮性狭心症とも言い、日本人に多い狭心症で有ります。
冠攣縮は、男性に起こり易いと言われ、特に喫煙は大きな危険因子であることが、
以前から分かっていますので、禁煙に努める様にすべきです。

ここでは、攣縮性狭心症(冠攣縮性狭心症)について、詳しく説明しております。

 

 
◆&◆ 狭心症とは、どの様な疾病なのでしょうか。

坂道や階段を昇ったりすると、心臓に負担がかかり‟トカトカ”と早鳴りし、
この様な状態の際、静かにしている時に比べ、何倍もの血液を心臓は要求します。

然し、心臓へ血液を送り込む冠動脈に、プラークが溜まってしまい、血管内が狭く
なり血流が悪くしてしまうと、心臓に負担がかかった際は、それに見合う十分な
血液を送り込むことができず、血液不足の状態となり、心臓は苦しくなります。
この状態を狭心症と言っております。

こんな時に、胸の締め付けられるような痛みが出れば、典型的な狭心症症状です、他には、喉・肩・腕などの痛みや、息切れの症状の場合もあります。

肩こりと勘違いをすることもありますし、冷や汗を伴うこともあります様なので、
良く、注意して観察してください。

狭心症の痛み症状は、安静にしていると15分程度で治まるのが特徴ですので、
この時点に、適切な診断と治療が行なわれれば、心臓へのダメージは殆ど無いので早期に専門医の診察を受けて置くことが大切です。

症状が出るということは‟危険状態である”と言う、心臓からの警告の様なもので、
この警告を放って置くか置かないかが「心筋梗塞」予防に繋がることになります。

なかには全く症状がでない様な狭心症もあります、この様なケースは、特に糖尿病
や高齢者の方に多い様ですので、結果的には心臓からの警告を無視した状況と
なってしまい、危険な状況に陥ることが心配されます。

 

 
◆&◆ 攣縮性狭心症と、他の狭心症を整理してみる。

狭心症は症状により、様々に分類されておりますが、狭心症の種類としては、
以下の体系付けが出来ます。

・狭心症 ・労作性狭心症
・安定狭心症
・不安定狭心症
・増悪性狭心症
・安静時狭心症
攣縮性狭心症(冠攣縮性狭心症)
・器質型狭心症
・異型狭心症
・神経性狭心症
攣縮性狭心症とは、冠動脈そのものが、痙攣を起こしたようになり細く縮み、心臓
に十分血液を送れなくなって起こる狭心症のことです。

攣縮性狭心症は、プラークがたまって起こる狭心症とは異なり、早朝や夜間の安静
時に発症しやすいのが特徴で、寒さの刺激やタバコがその誘因となることも多く、一般的には冠動脈を拡張する内服薬にて治療ができます

 

 
◆&◆ 日本人に多い、攣縮性狭心症(冠攣縮性狭心症)について。

攣縮性狭心症は、動脈硬化との関連は無く、睡眠時や安静時にも起こる狭心症で、未だに明確な原因は、分かっておらず、安静時狭心症の一種と見なされています。

小康状態ではあっても、自覚症状として、立ちくらみや耳鳴りがする場合があり、

このような場合は、医師の診察を受けることが必要です。

冠攣縮は男性に起こりやすく、特に喫煙は大きな危険因子でありますので、
まずは禁煙する事から発症の予防を心がけてください。

他に、不眠・過労・ストレス・アルコールの飲み過ぎ 等々も発作の誘因であり、
これらは、動脈硬化を進行させる原因にもなりますので、生活習慣を見直して、
改善するように努力しましょう。

日本人に患者が多いとされる攣縮性狭心症は、数値で診ますと欧米人と比べて、
4~5割も多いとされております。

 

 

◆&◆ 冠攣縮(かんれんしゅく)の予防することについて。

かんれんしゅくせい狭心症(冠攣縮性狭心症)の症状は、さまざまあります、
次の症状が見られましたら、直ぐに医者を訪ね、診察を受けてください。

①安静にしていても、動悸・息切れがする。
②夜間や早朝、朝方に発作がおこる。
③圧迫癌がある。
④冷汗が出る。
⑤失神する。

攣縮性狭心症(冠攣縮性狭心症)と診断されましたら、硝酸薬やカルシウム拮抗薬
等の薬により、冠攣縮(かんれんしゅく)を予防しながら薬物治療を行います。

薬物治療の際は、薬の飲み忘れや、自己判断で中止することが無い様に、医師の指
示を守って、正しく服用することが大切です。