狭心症は、心臓の血管が詰まっていく「動脈硬化」がもたらす病気です。
血液中の脂肪過多が、血管の詰まる原因でありますが、家族の中に「高脂血症」の
人がいると、これが遺伝すると言われており、心臓病のリスクが高くなる様です。

狭心症・心筋梗塞自体そのものが、遺伝するとは言えないにしても、「高脂血症」
であれば、同じように心臓の血管が詰まり易い体質と、考えるべきと思います。

ここでは、狭心症の遺伝について、詳しく説明しています。

 

 

◆&◆ 狭心症発作の、症状と原因について。

狭心症発作は、胸の中央からみぞおちにかけ、広い範囲で胸痛が起こす症状です。

圧迫されるような・息が詰まるような・締め付けられるような、痛みを感じ、
表面的なチクチク感の様にではなく、深く、広く、身体にの感じる痛みです。

首・背中・左右の腕・肩・顎・歯・上腹部にも痛みが生じることもあります。
冷や汗・吐き気・おう吐・呼吸困難 等をを伴うこともあり、「ここが痛い」と
具体的に指でさせるような狭い範囲の胸痛は、狭心症でないことが多いです。

発作の持続時間は長くても、15分間程度であり、30分以上も続く事は稀で、
逆に1分にも満たない短いものは狭心症でないことが多いです。

強い胸痛が、30分以上も続く場合は「心筋梗塞」が疑われますので、速やかに
救急車を要請し病院の診察を受けてください。

狭心症の原因としては、一般的には心臓の冠動脈にプラークという固まりができ、血液の通り道を狭くすることによって起こるものであり、高血圧・高脂血症・
肥満・高尿酸血症・ストレス・性格などが誘因としては考えられます。

 

 
◆&◆ 狭心症そのものには遺伝が有りません・・・然し。

狭心症は、心筋梗塞と同じように心臓の血管が詰まっていく病気であり、
血管の詰まる原因としては、血液中の脂肪過多に大きな要因が有ります。

狭心症の様な、心臓疾患それ自体が遺伝する病気では有りません。
然し心臓疾患には、喫煙・ストレス・食生活といった生活環境の他に、高血圧症・
糖尿病・高脂血症・高尿酸血症・肥満、等々の危険因子が存在します。

これらの危険因子は「体質が親に似る」様に、親から子には、多少なりとも引き継がれる部分がありますので、狭心症の病気そのものが遺伝するとは言えなくても、
家族に、高血圧症・糖尿病・高脂血症の方が居れば、同じように心臓の血管が詰まりやすい可能性が高いと考えられた方がよろしいかと思います。

このような危険因子は、一つ一つ減らしていくことが極めて重要で、自分がどの様な体質であるかを正しく知って置くことも、心臓病と上手につきあう第一歩です。

 

 
◆&◆ 狭心症の治療法は、大きく分けて3種類です。

狭心症の治療の基本は、「薬物療法」です。
然し「薬物療法」を行ったとしても、日常生活で簡単に狭心痛が起こる場合には、
冠動脈造影検査を行い、「冠動脈形成術」や「冠動脈バイパス術」を検討します。

■ 薬物療法
狭心症の薬には「血管拡張薬」と「ベータ遮断薬」があります。
「血管拡張薬」には、狭くなっている冠動脈を広げて、血流を良くする働きと、
同時に全身の血管も広げて、心臓の負担を軽くする働きがあります。

「ベータ遮断薬」には、交感神経(興奮する神経)の活動を抑え、血圧を低くし、

脈拍数も少なくして、心臓の負担を軽減する働きが有ります。

■ 冠動脈形成術(PTCA)
冠動脈形成術とは、動脈硬化で狭窄した冠動脈を風船を用いて広げる手術で、

先端に風船のついたカテーテルを使って、冠動脈の狭窄部まで風船を運び、
そこでふくらませ、動脈狭窄部を広げるのです。

風船での広がりが不十分な場合は、特殊合金の金属を網の目状にした筒を血管の
内部に入れ、内側から補強する方法があります、この筒のことを「ステント」と
言います。

■ 冠動脈バイパス術
冠動脈の狭窄部が難しい場所にあったりして、冠動脈形成術では危険を伴う時、
また複数の個所が狭くなっている時は「冠動脈バイパス術」が必要になります。
バイパスに使用する血管は、足の静脈か、胸・腕・胃の動脈の何れかです。