花粉症は、眼のかゆみ・くしゃみ・鼻水・鼻づまりの症状が知られていますが、
この他にも、のどの異和感・咳・頭痛・喘鳴・顔のほてり・皮膚のかゆみ 等々、
多くの症状があらわれてきます。

手足の表面は、角質層という厚い組織に覆われていて、異物の侵入は難しいですが表面が粘膜である鼻や眼は、花粉が接触・侵入し易い構造になっています。

口の中も、粘膜で覆われておりますが、唾液で洗い流されてしまうために、症状が出にくくなりますが、花粉が大量に喉にまで侵入してしまうと、喉の違和感や、
咳のような症状が現れる様ようになります。

ここでは、喉での、花粉症の症状について、詳しく説明しております。

 

 
☆★ 風邪の症状と、花粉症の症状には、違いが有ります。

花粉症の現れ方は、短時間の間に以下の順番で、症状が見られるのが多いです。

【 頻回のくしゃみ、→ 水様性の鼻水、→ 頑固な鼻閉 】

花粉シーズンにこの様な形で、症状がよく見られるときは、間違いなく花粉症と、考えても良いと思います。
それに、朝起床時に、くしゃみ・鼻水が連発する様なことも、花粉症の特徴です。

普通の風邪と花粉症との鑑別点は、必ずしも全ての患さんに当てはまるわけではありませんが、以下の様なものですので参考にしてください。。

・目のかゆみ 花粉症には良く見られるが、風邪は、少なく継続性は無い。
・下痢・発熱 花粉症には少ないが、風邪には良く見られる。
・咳・咽頭通

それでも、個々人の患者さんについては、詳しい診察の必要があります。

 

 

☆★ 花粉症の咳と、風邪の咳にも、違いが有ります。

前記しました通り、咳は花粉症にも、風邪にも良く見られますが、
花粉症の咳(アレルギー性の咳)と、風邪の咳とをどの様に区別するのでしょう。

この両者の厳密な区別は、とても難しいのですが、幾つかの鑑別点があります。

■ 花粉症(アレルギー性)の咳は、
咳払いや空咳と言った、乾いた席で、夜間などに多く見られ、鎮咳剤は無効で、 運動や冷気で、咳が誘発されることが多いです。

■ 風邪の咳は、
咳の種類は多様で、時間帯も不定であります、鎮咳剤は個人差はありますが、
有効です。

然し、常にこのようにわかりやすく診断できるわけではありませんが、ある程度の目安にはなると思います。

病・咳2 ☆★ 咳をする女性、花粉症?

 
☆★ 花粉症の診断方法について。

参考までに、花粉症で有るか否かの、診断方法について、簡単に紹介します。

■ 問 診
花粉症は、正確に問診をおこなえば、大体診断ができます。

■ 鼻鏡検査
鼻の粘膜検査す、通年性アレルギー性鼻炎では、白っぽくみえますが、
花粉症では、赤く腫れていることが多いです。

■ 鼻汁好酸球検査
アレルギー性の炎症(花粉症)が起きているかの検査です。
好酸球が鼻粘膜から検出されるとアレルギー性鼻炎がかなり疑わしいのですが、 検出されないからといっても、アレルギーを否定はできません。

■ 特異的IgE抗体
花粉症をおこすには、その原因になる抗原(花粉)があります。
原因を調べる検査は、血液検査や皮膚試験によって特異的IgE抗体を調べます。

■ 鼻粘膜誘発テスト
鼻の粘膜に花粉のエキスを付け、くしゃみ・鼻水 等の、症状が出るかを見る
検査ですが、実際に症状が出てしまいますので、今は殆ど行われていません。