ヒノキ花粉の飛散時期は、スギの2~4月より少し遅れて、3~5月となります。
飛散する距離はスギと同様に、長くて広範囲で発症します。

鼻アレルギー・目・のど・皮膚の症状がでるのもスギ花粉と同じです。
スギ花粉症と一緒に、ヒノキ花粉症を持っている人も多く居られまして、その様な場合は重症化しやすい傾向にあります。

ここでは、ヒノキ花粉の症状や対策について、詳しく説明しております。

 

 
☆★ スギ花粉症の人は、ヒノキ花粉症にもなりやすい。

先に、花粉症の起こる原理を説明します。

スギ花粉が、初めて人体に侵入したときに、身体の免疫機構がそれを異物と、
認識して、これと結合する「IgE」と呼ばれる抗体を作ります。

花粉症の起こり易い体質の人の体内では、スギ花粉症に対する「IgE抗体」が、
アレルギー反応の主役である「マスト細胞」と結合して、異物反応への準備状態を
整えてます。

そこに再びスギ花粉が入ってくることで、「IgE抗体」とスギ花粉との間に、
抗原抗体反応が起き、「スギ花粉」「IgE抗体」「抗原であるスギ花粉」の、
3者が一体となって、異物であるスギ花粉を追い出そうとして、アレルギー反応を
起こし、鼻水や鼻詰まり・くしゃみ 等々の症状が出てきます。

このアレルギー反応が、花粉症と呼ばれるものなのです。

抗原と認識される原因物質は、スギ花粉の中の「糖蛋白」なのですが、スギ花粉と
ヒノキ花粉は、この「糖蛋白」の構造が良く似て居ります。

だから、スギ花粉に反応する人は、ヒノキ花粉にも反応する事が多いのです。
これを「共通抗原性」といいます。

飛散量は、スギ花粉に比べれば、ヒノキ花粉は少ない量ではありますすが、
スギ花粉の反応に上積みして、アレルギー反応がの出る人が多いのです。

ヒノキ林2  ☆★ 花粉の飛散するヒノキ林

 

 
☆★ ヒノキ花粉症は、今後増える見込みです。

花粉飛散量については、植林の多少に影響します。
昭和25年の、第1回植樹祭を契機として、スギの植林が5~6年間に集中的に、
行われました。

この時に植林したスギが、樹齢60年ほどを迎え、現在壮年期になっていますが、ヒノキは、スギ植林の後の昭和30年代に集中的に植林されました。

昭和40年代の頃の、ヒノキ花粉の飛散量はわずかでしたが、その後の20年程
して、3倍以上に増えたと言う報告です。

ここの時のヒノキが、現在青壮年期にさしかかっているものであり、比較では、
ヒノキの植生数がスギの植生数に匹敵しつつありますので、今後はヒノキ花粉に、
アレルギー反応を来す方が増えてくるものと予想されます。