靭帯とは、関節の骨と骨が離れない様、骨同士を繋ぐ役割を担い、また一方では、
関節の動きを制限する役目も担っているものです。
靭帯も、外から無理な圧力が加わることにより、切れたり・剥がれたりもします。

良くスポーツで「靭帯損傷した」と言う声を耳にします、靭帯損傷の意味としては、外圧で何本かの靭帯が「切れた」若しくは「傷ついた」状態、と思われる様ですが、
実際は「切れた」「傷ついた」だけでは無く「伸びた」状態も含めて「靭帯損傷」
と言っており「捻挫」も狭義の靭帯損傷に分類されます。

ここでは、靭帯損傷したときの、治療法について、詳しく説明していきます。

 

 
◆◆ 靭帯損傷した時の治療法は、損傷程度によって様々あります。

靭帯を損傷の際の治療法は、損傷の程度によって様々ありますが、特に大切な事は、
どの様な状況下においても、RICE処置は欠かしてはいけません。

RICEとは、Rest=安静・Ice=冷却・Compression=圧迫・Elevation=挙上
の4つの頭文字を取って名付けられた治療法で、それぞれに大きな効果があり、
受傷後の患者は、緊張と共に脈拍が上がり、血流が速くなるので、これらを抑制する
ためには、最適で有効な治療法と言えます。

■ 損傷の程度が、軽いの場合の治療法(捻挫)
早急に患部を冷やし、テーピング等で固定し安静にします。
注意点として大切なことは、後々患部が腫れてきた時に、圧迫される事の無い程度
にして、余りきつくは巻かないようにすることです。
もし、内出血の疑いがあれば、患部を心臓よりも上に挙げて、血の巡りを遅くし、
それ以上の内出血を抑える様にして下さい。

■ 部分的に切れてしまった、靭帯の場合の治療法(部分断裂)
捻挫の治療法だけでも自然治癒は見込めますが、場合によってはギプスを使用し、
長期間固定をしなくてはならない事もあります。
特に、腫れや痛みのある内は、歩く事も立つ事も出来るだけ避け、安静にして
おく事が大切です。

■ 完全に断裂している場合の治療法(完全断裂)
この場合、完治を見込むには適切な「靭帯再建手術治療」が必要となります。

応急処置後には、どのような場合においても、極力医療機関で診療してもらい、
適切な治療を受けるようにして下さい。

スキー3◆◆ 靭帯損傷の多い、サッカー競技

 
◆◆ 足首の靭帯損傷の症状と治療。

足首の靭帯の構造は、足首の外側にある「前距腓靭帯」「後距腓靭帯」「踵腓靭帯」の3本と、内側の「三角靭帯」が機能し合い、関節を安定させています。

それぞれの靭帯の役割としては、以下の通りで有ります。
「前距腓靭帯」は、距骨が前方にズレないように制限しています。
「後距腓靭帯」は、距骨が後方にズレないよう制限しています。
「踵腓靭帯」は、距骨が内側に傾きすぎないよう制限しています。

上手く機能し合っている、これらの靭帯だからこそ、不安定な場所を歩いたり、
急なスピードで方向転換をしたりする事が可能となるのです。

尚、この中で最も損傷しやすいのは「前距腓靭帯」次いで「踵腓靭帯」となります、
「後距腓靭帯」に至っては、損傷することは極めて稀なことです。

基本的に、足の裏を身体の外側に対しては、足の構造上、向けるのは難しいため、
必然的に捻る時は、大半が内側に捻ってしまいます、稀に外側に向けて捻ったと
しても、酷い程度のものにはなりません。

治療については、捻った時は即刻「RICE処置法」で応急処置を施して下さい。
これは、症状悪化を防ぐだけでなく、早い段階での回復目的とした処置法ですので、RICE処置法は捻挫だけではなく、ほぼすべての外傷に対して行える応急です。

出血を伴う怪我や打撲から、骨折などにも当然効果的ですので、医師に診断を、
受ける迄はこれに則った手当てを行うよう心掛けて下さい。