心不全が悪化すると、不整脈の一種「洞性頻脈」が発症する場合があります。

実は「洞性頻脈」は、身体の起きる生理現象の一つで、全ての人の身体に備わっている、普通の反応と思ってください。
緊張したり、酒を飲んだり、こんな時には、脈拍が上がりドキドキしますね、運動をすると、心臓がバクバクしますね、これらは全て、身体の反応なので病気ではありません。

ここでは、そんな「洞性頻脈」と「心不全」の関係について、説明しております。

 
◆◇ はじめに、不整脈の原因について説明します。

不整脈になる原因で、もっとも多いと言われるのが「加齢」なのです。
「加齢」で現れてくるのが、心肺機能の衰えです、この心肺機能の衰えが「不整脈」の主な原因となっており、誰もが年齢とともに、少しずつ「不整脈」の症状が出てくると言えるのです。

次に多い不整脈になる原因が、日常生活における「ストレス」となのです。

不整脈の症状が出た方の半数以上は、心不全などの、心臓に何らかの障害をお持ちですが、残りの半数の方は、日常生活の「ストレス」が原因となっているそうです。

 
◆◇ つぎに、不整脈の症状について説明します。

一般人には良く知られていない、不整脈の症状にですが、主に次の3タイプに分けられます。

「頻脈性不整脈」・・・脈拍が速くなる症状で、100回/分以上を「頻脈」と言います。

この症状は、脈拍が早くなって動悸がします。めまいなどの脳貧血症状をともなうこともあります。
重い場合は1分間に240回から250回も脈拍を打つこともあり、血圧が低下し、失神してしまうこともあります。

「徐脈性不整脈」・・・脈拍がゆっくりになる症状で、60回/分以以下を「徐脈」と言います。

この症状は、、脈拍が1分間に40回、または40回より少ない状態になります。
重い場合は、数秒間、心臓が停止する状態が起こることもあり、脈拍が5秒以上もとぎれると、目の前が真っ暗になりめまいを起こし、7秒~10秒も停止状態では失神や痙攣を引き起こします。

期外収縮・・・脈拍が不規則になる症状です

この症状は脈拍が飛ぶ状態のことで、不整脈のなかで最も多い症状です。、
喉が詰まった感じ・胸がぎゅっとなる・胸に不快感を感じる・胸にチクリとした痛みを感じる、というのが主な症状です。

心不全などの、心臓に何の異常もない方にも、不整脈は起こります。
これは、ストレスによる「自律神経の乱れ」が原因ですが、一過性のものであり、一瞬または数十秒以内でおさまるのが特徴です。

 

 

◆◇ 洞性不整脈二は2つの種類がある

洞性不整脈には「洞性徐脈」と「洞性頻脈」の、2つの種類がありますが、どちらも日常生活で見られる不整脈です。

洞性徐脈(心拍が遅くなる状態)

洞性徐脈の原因には、様々なものがあり、高齢者の多くに、この不整脈が見られますが、これは、加齢によって心拍が低下しているためです。
また、遺伝的要素も関係している場合があり、成人でなく幼児などに、この不整脈が見られることもあります。

洞性頻脈(心拍が早くなる状態)

洞性頻脈の原因は、生理的な現象と、飲食に起因とするもの、心臓以外の臓器の異常があります。
生理現象とは、緊張や外部のストレスが上げられます。飲食が起因とするものとは、飲酒、薬などの副作用もあげられます。
「洞性頻脈」は、心不全が悪化すると発症する場合があります。

 

◆◇ 「心不全」と「洞性不整脈」との関係を知ろう。

心不全は、色々な原因で発症しますが、併発症として不整脈を発生させることがあります。

洞性不整脈の一種である「洞性頻脈」のほとんどは、心臓以外の身体の調子を反映した、機能的なものであり、治療の必要は基本的にはありません。
原因は、運動・精神的緊張・酒、発熱 等々で、健康な人にも普通に見られる症状ですが、「心不全」や「甲状腺機能亢進症」に併発して、発症することがあります。

心不全とは、心臓の血液拍出が不十分で、身体の各部位が必要とする血液の循環量を保てない、病態の総称です。
その原因は、まちまちで、心臓の収縮力が低下した状態ならば、結果としてそれを「心不全」と呼んでおります。

心不全には、左心と右心、どちらかに異常があるケースが多く、これによって体循環系と肺循環系のどちらに鬱血が発症するのかが決まります。
ただし、病態が進行すると両心に異常が広がり、両心不全となることもあります。

「心不全」は、心臓の動きが悪くなることで発症するため、不整脈を招きやすいと考えられますが、実際にはあまり問題視されません。
何故かと言うと、心不全が発症すると、それが治療の最優先になってしまい、不整脈は後回しになるのが殆どです。

不整脈は余程の悪化でない限りは、生命の危険はまずありませんが、心不全は悪化すると、「死」という最悪の事態にまで至る場合があるのです。