ペースメーカーとは、手術して胸に埋め込む医療機械のことです。
心臓の脈拍を監視し、異常が起きた場合に、電気ショックを流すことで、
脈拍のリズムを、正常に戻す役割をするものです。

ここでは、この「ペースメーカー」を、埋込む必要のある「不整脈」について、
詳しく説明しております。

 

◆◇ ペースメーカーと不整脈(心房細動)との関係

一般的には、
心房細動に対しては、ペースメーカー治療を行うことは有りません。

心房部の異常である「心房細動」と言う、不整脈の基本的な治療は、
「投薬治療」と「カテーテル療法」があげられます。

「投薬治療」は、脈拍を下げる効果のある薬を服用、症状改善を狙います。
「カテーテル療法」は、心臓の原因箇所を直接治療するという方法です。

然しながら、「心房細動」の症状が進行し、慢性化してくると、
疲労状態の心臓になり、脈が遅くなるという状態になることがあります。
これが、「徐脈性心房細動」という不整脈です。

この徐脈状態では、発作時に、脈拍の一時的停止・めまい・たちくらみ、
最悪、失神ということもあり、特別に注意が必要な状態といえます。

ペースメーカーは、胸に埋め込まれ、常に心臓の動きを監視していますが、
異常が出た時には、心臓に直接電気を流して、ショックを与えることで、
脈拍を正常に戻すことを、役割としておるのです。

「心房細動」が慢性化してくると、徐脈症状が出る事が多くなり、この際は、
投薬治療やカテーテル療法ではなく、ペースメーカーを身体に埋め込み、
発作時の症状を緩和していく、治療方法が主流となるのです。

 
◆◇ ペースメーカーの、埋め込み手術について

ペースメーカーを使用しての、治療となった場合は、
外科的手術により、胸に、ペースメーカー埋め込む手術を行います。
手術に要する時間は、一般的には、1~2時間程度で終わるようです。
手術後は、1週間程度で退院はできます。

但し、ペースメーカーの電池交換のために、再手術の必要もあるのです。
電池交換の時期は、作動頻度により消耗が違うで、個々によって異なります。

 

◆◇ ペースメーカー埋め込みのための費用と寿命

ペースメーカーは、高額な器具ですが、

費用は健康保険にて、負担されますので、余り心配は要らない様です。
特に、病院の中でも『更正医療認定施設』で手術を受けますと、
費用は安くなりますので、良く医者と相談されて手術を受けて下さい。

ペースメーカーの電池の寿命

現在使われているペースメーカーの寿命は最低6年はあります。
このため電池交換は、特に異常がない限り、手術後6年目となりります。

ペースメーカー植え込み後の日常生活

一般的に、特別な日常生活での制限はありません。
このため、飛行機での旅行、スポーツ等も問題はありません。
ただし、空港の金属探知器で探知される可能性がありますので、
あらかじめ、空港係員にお知らせしていたほうがよろしいと思います。

但し、ペースメーカーを必要とする元の病気の種類により、
日常生活の内容は異なりますので、あくまでも主治医にご相談された上で、
日常生活の制限の範囲を決めてください。