ミスタージャイアンツと呼ばれた、長嶋さんの脳梗塞は、不整脈がが起因していると言うことですが、心臓の病気と「脳梗塞」とどんな関わりがあるのですしょうか?

ここでは、そんな「脳梗塞」と「不整脈」との、関係について、少し詳しく見ていきたいと思います。

 
◆◇ 「脳梗塞」は「脳卒中」と言う病気の、一種です。

脳に関係する病気に、『脳卒中』『脳梗塞』『脳塞栓』等々、いろいろ聞きますが、整理すると次のようになります。

・・・『脳卒中』 ・・・『梗塞脳』・・・『脳梗塞』
・・・『脳塞栓』

・・・『脳出血(脳溢血)』

・・・『くも膜下出血』

「脳梗塞」とは、『脳卒中』の『梗塞脳』の一種とすることが出来ます。

脳の動脈が詰まり、血液が脳に流れ無くなる病気ですが、脳梗塞にはいくつかの種類があります。

「心原性脳塞栓症」では、心臓の中で血栓(血の固まり)ができ、これが何かの拍子に、脳に流れ出して、脳の動脈が詰まる事でおきます。

不整脈にも色々種類がありますが、「心房細動」という不整脈が、心臓の中に血栓が出来易くするといわれています。

「心房細動」があれば、血栓が必ずできる、訳ではなく。
「心房細動」が有る人のなかでも、高血圧・糖尿病・心不全などの持病があったり、脳梗塞・一過性脳虚血発作を起こした経験者、75歳以上のご高齢の方、などの幾つかの要素が重なるとことで、血栓ができる危険性が増すことなのです。

心房細動に対する治療には、外科手術や、カテーテル治療などが行われています。

心房細動が治れば、脳梗塞は発症しにくくなりますが、心房細動が治らなくても、血をサラサラにするお薬を飲む「抗凝固療法」でも脳梗塞は発症しにくくすることはできます。

 

 

◆◇ 「心房細動」と「脳梗塞」の関係をもう少し詳しく

前項では、『 心原性脳塞栓症が、不整脈が原因して起きるもので、

全体の3割弱程度を占めます 』と、説明しました。

ここのところを、もう少し詳しく説明します。

心房細動は、比較的軽度な不整脈と判断されがちですが、心房細動が持続すると心房内に血液の流れがよどみ、血液の塊(血栓)ができ、特に左房で形成された血栓が、脳にとびこみ、脳の主要な血管(脳動脈)が閉塞されると心原性脳梗塞を引き起こすことになるのです。

これ以外の脳梗塞は、生活習慣が原因して、動脈硬化が起き、脳動脈が徐々に狭くなるもので、ラクナ梗塞・アテローム血栓脳梗塞 と呼んでいます。

「心原性脳梗塞」は、何の前触れも無く、突然脳動脈を塞いでしまい、主要な血管が詰まることが多いので、重い症状の場合が多くなります。

この場合、発生後5時間前後で、死に至る事がが多々ありますので、すぐに救急車を呼び、病院で処置する必要があります。

心房細動そのものは、致死的な不整脈ではありませんが、脳梗塞になると非常にリスクが高くなり、死に至るケースも多くなりますので、心房細動の治療、未然の予防が必要です。