健康診断で不整脈と言われたことがありますか?
不整脈にも様々な種類のものがあり、全てが危険なものではないですが、
死に至る危険な不整脈も存在します。
今回は、放っておくと危ない不整脈についてお話しします。
ここでは、「めまい」「動悸」「危険な不整脈」について説明しております。

 
◆◇ 放っておくと怖い不整脈とは、「めまい」などの症状がある。

心臓の役割は、身体全体に血液を送り出すポンプの機能を担っています。
この役割を担うには、心臓内に存在する“刺激伝導系”と呼ばれる電気信号を伝える、経路が必要不可欠です。

この経路に大きな異常を生じさせる、「不整脈」も中には存在するのです。
この様な「不整脈」があると、心臓が十分に血液を送り出せなくなって、
身体全体に血流や酸素が行き渡らず、「めまい」などの症状が出てきます。

「十分な血液を、送り出せなくなる、心臓の状態」を作り出す、
または「作り出す可能性のあるもの」が、放っておくと怖い不整脈なのです。、

次項から、怖い不整脈を具体的に見ていきましょう。

 

◆◇ 具体的な、放置できない「めまい」がある、怖い不整脈

①心室細動
心室細動と言う不整脈は、突然死につながるので、緊急な治療が必要です。
心室筋が無秩序に興奮して、心臓のポンプ機能が破綻した状態です。
めまい・失神があり、脈をふれません。
急性心筋梗塞・心筋症・QT延長症候群などは、
基礎疾患がある人にみられやすいので、十分な注意が必要です。

②心室頻拍
心室頻拍は、心室細動に移行することもあり、突然死にもつながります。
心室から、規則的な、速いペースの興奮が発生して、脈が速くなります、
動悸や息切れ、めまいなどを生じます。
緊急治療が必要な、不整脈の一つでもあります。

③心房細動
心房細動は、心臓の上側(心房という)のいろいろなところが無秩序に興奮し、
この興奮が、正常に心筋全体に、伝わらない状態での不整脈です。
加齢とともに増加するといわれており、動悸・胸痛・胸の違和感 などの、
症状が見られることもありますが、無症状の場合が多くあります。

この不整脈が、怖いとされろのは、心房内に血栓が生じ易くなって、
この血栓が、脳などの血管に飛んで塞栓症をきたす可能性があることです。
心疾患がない人でも、高齢者や高血圧、糖尿病などの人は塞栓症の頻度が高くなります。

④QT延長症候群
これは、他の不整脈と比べると異質な不整脈と言えます。
脈拍が正常なために、症状がなければ通常は気づかれません。
心電図で、QTと呼ばれる部分が、通常より長くなっているのが特徴です。
無症状の場合は、健康診断でもないと、指摘されることがありません。

症状がある場合は、失神発作を繰り返すことで気づかれます。
この不整脈は、心室細動に移行して突然死する可能性があります。

⑤その他の怖い不整脈
脈の、早い遅いにかかわらず、心臓が十分に血液を体内に、送れなくなると、
脳などの組織に、酸素を供給できず、めまいなどの症状が生じます。
脳は、酸素欠乏に陥ると、大きなダメージを受けてしまいますので、
症状がある不整脈の場合は、早急に治療が必要です

 

◆◇ 病院に行くべき人はどんな人?

心臓に持病のある人
狭心症・心筋梗塞・心筋症 などの持病の方は、めまい・動悸などの症状が、
少しでも見られる様なら、病院へ行きましょう。

高齢者の方、
動悸が長引く、胸になんとなく違和感がある、という方は、
心房細動の可能性があるため、病院に行って精査を受けましょう。

大きな病気をしたことのない人
脈が1回飛んだ、一瞬動悸がした、程度であるならば
この程度は、生理的にも見られる現象ですから、心配はありません。

問題は、動悸が長引いたり、目の前が真っ暗になったりする場合です。
この場合はすぐに病院に行きましょう。

また、健康診断で心電図異常を指摘された人は、無症状であっても
大きな病気が隠れている可能性がありますので、必ず精査を受けましょう。

以上の様な不整脈は、発見し治療するまでの時間が、生死を分けるのです。
不安に感じる症状、健康診断で心電図異常などがあれば、
時間が勝負の危険な不整脈です、ためらわずに病院で診察をうけましょう。