百日咳と言う病気は、百日咳菌という細菌に感染して起こる、呼吸器感染症です。
感染力がとても強く、患者の家族で、百日咳に免疫がない人がいた場合には、
7割以上の確率で、感染します。

さらに、新生児や乳幼児に感染してしまうと、咳に続いて嘔吐や無呼吸発作が生じ、
重症化する恐れが、十分に考えられますので、その予防が大切であります。
予防には、ワクチンの予防接種によって、対処することがとても重要です。

ここでは、百日咳の、大人に対しての予防接種の現状を、詳しく見ていきます。

 
★★ まず、百日咳の予防接種の歴史から、見ていきます。

日本における、百日咳の予防接種は以下の通りです。

・1950年~ 単味ワクチンによって接種が開始されました。
・1958年~ 法改正で、ジフテリア(D)と、百日咳(P)混合の、
二種混合ワクチン(DP)が使われ、
・1968年~ 破傷風(T)を含めた、三種混合ワクチン(DPT)が、
定期接種として広く使われるようになりました。
・2012年~ ポリオを加えた、四種混合(DPT-IPV)の
ワクチンをを接種しております。

百日咳・ジフテリア・破傷風は、現在では、この予防接種を確実に受けることで、
感染しても発症する事は、殆どの場合、まず有りません。

裏を返せば、予防接種を受けていない人は、感染した場合、非常に重篤な症状の、
怖い病気となってしまウのです。
だからこそ、早期の、予防ワクチン定期接種を、済ませることが大切です。

定期接種については、生後3ヶ月になると、四種混合ワクチン接種ができますので、。
生後12ヶ月までには、このワクチンの定期接種を、3回実施しておくことが、
必要とされています。

この様なことで、百日咳ワクチンの普及とともに、百日咳患者の報告数は減少し、
今では日本は、世界で最も百日咳罹患率の低い、国の一つとなりました。

然し問題が無い訳ではありません、それは大人の罹患者が増えていることです、
このことは、後で述べますので、ここでの記載は控えます。

 
★★ 四種混合ワクチン接種が、現在の百日咳の予防接種です。

ジフテリア・破傷風・ポリオ・百日咳の、4種類の疾患に対して、予防するのが、
四種混合ワクチンです。

三種混合ワクチンに、新たに不活化ポリオを加えて、平成24年11月より、
四種混合ワクチンとなりました。

この、4種類の疾患は、いずれも、死亡したり、後遺症を残したりする、
重篤な症状を呈する疾患なので、国が法律のより、予防接種する様定めております。

・接種の方法と回数
1期初回接種・・・生後3ヶ月過ぎたら、
3~8週間の、間隔をあけて、3回接種します。
1期追加接種・・・1期初回の3回目の接種から、1~1年半後に、
生後90ヵ月までの間に1回接種します。
2期接種・・・・・11~13歳未満で、
百日咳・ポリオを除いた、二種混合を、1回接種します。

・接種対象者
1期の、4回接種は、生後3ヶ月~7歳6ヶ月(90ヶ月)なる日の前日迄です。

・注意点
①ワクチン接種後は、アナフィラキシーなどの、重篤な副反応に対応するため、
直ぐには帰宅しないで、接種した医療機関で、30分以上は、安静待機です。
②三種混合ワクチンで開始された方であっても、
ポリオワクチンが、同回数残っている場合は、四種混合ワクチンを受けます。

 
★★ 大人の予防接種の問題点について

現在の日本では、思春期以降を対象とした大人向けの百日咳ワクチンは、
認可されていません。

百日咳の免疫強化のため、2期接種と定めた、11歳中に1回接種する、
二種混合ワクチン(無料)から、三種混合ワクチンを有料から無料に、
変更することが検討されておりまして、今、その有効性が確認されています。

現在では、百日咳は、ワクチンの接種によって、未然に感染を防ぐことが出来る、
病気ですが、ワクチン接種後の、予防効果は10~12年と言われています。

ワクチン接種したとしても、接種後、3~5年経てば、徐々に百日咳の抗体が、
減少していく、そんな現象があるから、大人の罹患者が増えています。

この様な状況を見れは、早急に、2期接種での、三種混合ワクチンの無料化に、
早急な改善を期待したいものです。