重篤な病気は予防接種によって、罹らないようにすることがとても重要です。
百日咳のワクチンは、1950年から予防接種法によるワクチンに定められ、
接種が開始されました。
ここでは、百日咳に対しての、予防接種の現状について、詳しく見ていきます。

 
★★ 初めに、百日咳の予防接種の歴史を、学びましょう。

日本における、百日咳予防接種は、
1950年~ 単味ワクチンによって接種が開始されました。
1958年~ 法改正で、ジフテリア(D)と、百日咳(P)混合の、
二種混合ワクチン(DP)が使われ、
1968年~ 破傷風(T)を含めた、三種混合ワクチン(DPT)が、
定期接種として広く使われるようになりました。
2012年~ ポリオを加えた、四種混合(DPT-IPV)の
ワクチンをを接種しております。

現在では、百日咳・ジフテリア・破傷風は予防接種を確実に受ることで、
殆どの場合、感染しても発症事は有りません。

逆に言えば、、予防接種を受けていない人が、感染した場合は、非常に重篤な、
症状を呈する疾患となってしまいます。
だからこそ、早期に予防ワクチンの、定期接種を済ませることが肝要です。

四種混合ワクチンは、生後3ヶ月になると、接種ができますので、。
生後12ヶ月までには、このワクチンの接種を、3回実施しておくことが、
望ましいとされています。

以上の様に、百日咳ワクチンの普及とともに、患者の報告数は減少し、
日本は、世界で最も百日咳罹患率の低い、国のひとつとなったのです。

 
★★ 現在、百日咳には、四種混合ワクチンを、接種しております。

百日咳・ジフテリア・破傷風・ポリオの、四種類の病気に対して、
予防するワクチンが、四種混合ワクチンです。

平成24年11月より、三種混合ワクチンに、新たに不活化ポリオを加えて、
四種混合ワクチンとなりました。

上記、四種類の病気は、いずれも、死亡したり、後遺症を残したりする、
重篤な病気でありますので、国が法律の基づき、予防接種する様定めております。

・接種方法について
1期初回接種・・・生後3ヶ月過ぎたら、3~8週間の、間隔をあけて、
3回接種します。。
1期追加接種・・・1期初回の3回目の接種から、1~1年半後に、
1回接種します。。
2期接種・・・・・11~13歳未満で、百日咳・ポリオを除いた、
二種混合ワクチンを、1回接種します。

・接種対象者について
生後3ヶ月~7歳6ヶ月(90ヶ月)なる日の前日迄です。

・注意点について
①ワクチン接種後は、アナフィラキシーなどの、重篤な副反応に対応するため、
直ぐには帰宅しないで、接種した医療機関で、30分以上は、安静待機です。
②三種混合ワクチンで開始された方であっても、
ポリオワクチンが、同回数残っている場合は、四種混合ワクチンを受けます。

 
★★ 4種の病気の症状について、簡単に見てみましょう

1.百日咳
・風邪に似た症状が、1~2週間続いた後、連続性の激しい咳発作が出始めます、
息を吸う間もないほどの激しい咳になりますす。
・咳発作の後に、息を吸ったときに、笛の鳴るような音が聞かれます。

2.ジフテリア
・咽頭ジフテリアは、発熱・嘔吐・頭痛・咳 等の症状があり、
扁桃に偽膜がみられます。
・鼻ジフテリアは、鼻炎・鼻汁に血液が混じり、
鼻孔周囲にびらんが、みられます。

3.破傷風
・破傷風菌が、怪我や火傷などの傷口から人間の体内に侵入します。
・潜伏期は、4~12日で、潜伏期が短いもの程、予後が悪く、中枢神経を、
侵していきます。
・口が開きにくくなる・顔の筋肉の痙攣・体幹の痙攣 等の症状があり、
日光や騒音などの刺激で、全身性の硬直が発症し、死に至ることもあります。

4.ポリオ
・ポリオウイルスに触れることによって、口や咽頭を経て、感染します。
・殆どは、感染しても軽症で済みますが、感染者の千人~2千人に1人は、
マヒが生じることが有り、一部の人は永久的にマヒが残ります。
・潜伏期間は、4~35日程度で、呼吸不全を起こし、死に至ることもあります。