百日咳の治療では、体内にいる百日咳菌を、死滅させない限りは、存在し続けます。
咳が続くだけではなく、家庭・会社・学校 等、周囲の人に感染させてしまいます。
ここでは、百日咳の治療に、用いられる治療薬ついて、詳しく見ていきます。

 
★★ 百日咳には、抗生物質を、治療薬として用います。

百日咳に用いる、抗生物質の治療薬は、マクロライド系が有効であり、
「エリスロマイシン」「クラリスロマイシン」などが百日咳に良く効きます。

カタル期に、服用開始すれば、痙咳期まで進行せず、軽快できるのですが、
然しながら、カタル期に百日咳の、診断を確定することは、現状では極めて難しく、
痙咳期からの治療開始になることが殆どです。

この時期から飲んでも「発作性痙攣性咳嗽」は、治まりませんが、
2週間程度の内服で、菌を体外に排出する、除菌効果は、十分に期待できます。

学校は、「発作性痙攣性咳嗽」が取れるまでは、休ませる事になっていますが、
百日咳菌自体は、内服5日間で除菌できますので、それを考慮します。

その他の治療薬について
・ジスロマック
この抗生物質は、他の薬よりも、早期に治すことができる、特徴があります。
子供の百日咳の治療にも、用いることができるのです。

・ミノマイシン
咳を抑える鎮咳薬として、症状を緩和させていきます。
症状が悪化して、咳により体力がかなり奪われるのを防止します。

・ジェニナック
この抗生物質は、2週間を目安に服用するのが大事ですので、
服用の期間が短いと、耐性菌が増殖して、治りにくくなるので注意が必要です。
以上、どちらの治療薬についても、医師の指示に従って、服用する事が大切です。

一般的な、咳止めは、百日咳の治療としては、まず効果は有りません。
強い咳止めの中には、呼吸抑制作用がある薬品もあり、乳幼児に使用すると、
呼吸停止することがありますので、絶対使用すべきではありません。

リン酸コデインなどが、このような市販薬です。
百日咳に限らず、普通の咳止めとして、この薬は内服しない方が良い様です。

抗生物質  抗生物質

 

★★ 百日咳は、治療法を云々するよりも、定期的なワクチン接種が大切です。

接種しても、10年ほどで効果がなくなってしまう、ワクチンであるために、
大人は、それ以降も、定期的にワクチン接種を受ける事、も必要と思います。

長期間、ずっと出続けるのが、百日咳の咳でありますから、
その間に、他人に、菌をうつしてしまう可能性が、十分にあり得ますので、
マスク着用し、菌が、空気中に飛び散ってしまうのを、防ぐことができるのです。

体内に、細菌増殖するのを抑えるためにも、きちんと薬を飲むことが大切です。

咳が出始め、何日も続き、一向に治らない場合は、早急に、病院で診断しましょう。
若しかして、百日咳にかかっている可能性が、あるかも知れないのです。

素人判断で悩んでいるよりも、百日咳の診断は病院へ行き、 検査を受けることで、
確定診断をしてもらえるのです。