歩行中でも、軽運動、息苦しくなり、呼吸困難に至ると言われる、「肺気腫」は、
「慢性閉塞性肺疾患(COPD)」とも呼ばれております。

それに、この病気は、完全に治癒する手立てのない、大変厄介な病気であります。
肺気腫になったら、治療する薬は無いと言うことなのでしょうか?
いいえ、完治は不可能でも、進行を遅らせることが、可能な薬は存在します。

ここでは、肺気腫患者に対する、薬物療法について、詳しく見ていきます。

 

 
■□ 「禁煙」することが、肺気腫にとって、薬以上の治療です。

肺気腫は、別名 “肺の生活習慣病” とも、呼ばれております。
喫煙者や、喫煙歴のある人に、多く発症する病気であり、即ち「タバコ」が、
肺気腫を発症させる、原因の最たるものなのです。

約4千種にも及ぶ、化学物質が、タバコの煙の中には、含まれており、
勿論、有害な物質も、数多く含まれているので、決して良くはありません。
にも係わらず、厚生労働省は、製造販売を認可している事も、おかしな気がします。

取り立てて、人体に悪影響を及ぼすのは、ニコチン・タール・一酸化炭素であって、
これらの、有害物質が、気管支や肺を傷つけ、肺胞の崩壊・気管支の炎症を、
起こして、肺気腫や気管支炎の「COPD」の発症源となっているのです。

「受動喫煙」による発症も、決して見逃せることは出来ないし、
一刻でも早く、この世からタバコを無くして欲しいと、願っている自分です。

 

 
■□ 完治は不可能な、肺気腫ですが、早めの治療は重要です。 

完治が望めない、肺気腫ではあっても、早めの各種治療を施すことによって、、
病気の進行鈍化・息切れ等の軽減・運動能力の低下防止 等々は、充分可能です。

早めの治療の実施で、病気の進行を遅らせれば、同年代の健康な人と同じような、
生活を送ることも可能となるのです。

肺気腫の治療には、薬物療法・呼吸リハビリテーション・理学療法・運動療法・
食事療法・在宅酸素療法・ワクチン接種・ 等々があります。
医師は、これらの治療法を、組み合わせて、多方面からの治療を行います。

禁煙も、肺気腫にとって、重要な治療法の、一つと言っても、過言ではありません。

 

 

 

■□  肺気腫の治療での、薬物療法について説明します。

肺気腫の薬物療法としては、気管支を広げる作用の働きを持つ「気管支拡張薬」
を吸入する治療が基本になります。
気管支を広げ、空気の通りを良くするので、息切れの症状は、緩和・改善されます。

強い息切れの症状の時には、体を動かしたりする前に、使用すると大変効果的です。
息切れが常時出る様な患者には、長時間にわたって、持続効果のある「吸入薬」も、
有るようですので、医師に相談してみることも良いと思います。。

気管支拡張薬」には、
①定期的に毎日服用する、長時間作用型
②息苦しいときだけに服用する、短時間作用型
の2種類があって、患者個々人の症状によって、これらを組み合わせて使用します。

飲み薬と比べて、高濃度で少ない分量で、気管支にゆきわたる、「吸入薬」は、
最近、多く使用され、直接気管支に到達するために、即効性もあり有効です。

それに「吸入薬」は、全身への副作用は、飲み薬より軽減できる、
メリットもありますので、医師や薬剤師の指導のもと、正しく吸入しましょう