肺気腫と肺がんは、性質・特性ともに、全く違う病気ですが、発症する原因が、
喫煙習慣であるという、の大きな部分に共通点があります。

肺ガンには、喫煙習慣に大きな関連性が有ることは、よく知られるところですし、
肺気腫や慢性気管支炎 等の、COPD(慢性閉塞性肺疾患)患者の9割が喫煙者で、
逆に、喫煙者の約2割は、慢性閉塞性疾患になるといわれております。
大きく関連しております。

ここでは、喫煙習慣が共通して、要因となる疾患の、肺がんと肺気腫について、
詳しく見てみましょう。

 

 

■□ 肺気腫の、症状と治療について

慢性疾患である肺気腫は、肺胞が潰れて機能しなくなり、酷くなると呼吸が出来ず、
酸素タンクを、抱えながらの生活を、余儀なくされる、怖い病気です。
こうなると、常時、鼻に中部を入れ、酸素を吸引しての生活になってしまいます。

細菌や煤塵により、肺機能が低下する病状は、肺炎と同様でありまして、
酸素交換が上手くできなくなり、呼吸困難な状態に陥ってしまいます。

胸部X線検査により、肺の病気は診断しますが、
肺が黒く映っていれば、肺内の空気が多いと言うことで、肺気腫・胸水・気胸・
気管支拡張症 等の病気を疑います。

呼吸困難・体重減少・気胸・肺性心(右心室不全)・呼吸不全・呼吸性アシドーシス・
などが、肺気腫の症状となります。

肺気腫で、呼吸困難になる理由は、
肺胞の機能(酸素・二酸化炭素の交換)が低下し、最悪は、機能消失することです。

当然のことですが、酸素・二酸化炭素の交換機能が、働かなくなれば、
二酸化炭素が血液中に過剰に溜まり、呼吸困難を起こし、窒息して死亡します。

肺気腫の治療にあたっては、
肺気腫そのものが、罹ってしまうと、完治不可能な病気なのですので、
何よりも先に、禁煙することから始まります。

肺気腫は、良くなることはありませんが、
禁煙することにより、肺気腫が悪化する進行を、遅らせることができます。

症状によっては、気管支拡張薬の投与・呼吸器リハビリテーション・在宅酸素療法・
外科手術 等の治療が、行われる場合もあります。

 

 

■□ 肺がんの、症状と治療について

肺ガンは、肺気腫と違うのは、肺の細胞が癌化するものです。

原因は、肺気腫と同じで、喫煙習慣が最たるものと、なっておるのですが、
肺気腫と著しく違うのは、喫煙による肺胞の汚染と、その影響での細胞の癌化です。
発症する症状は、肺気腫と同じで、呼吸困難が有ります。

肺ガンによる死因は、窒息よりは、癌細胞の増殖や転移によるものが、多数です。

肺がんの、他覚的所見としては、
口すぼめ呼吸や、ばち状指が見られた場合は「肺がん」が疑われることがあります。

肺には、全身に酸素を行き巡らせるという役割がありますが、
その役割が、「がん細胞」を全身に送ってしまうことになるために、
転移しやすい環境とも言えます。

肺がんの治療方法としては、
主に、外科療法(手術)・放射線療法・薬物療法がありますが、
治療中や治療後には、副作用や合併症が現れることを、理解する必要があります。

何時、どんな症状が、現れるかについては、個人差がありますので、
いずれの場合も、早めに気づき、適切な対処を行うことが、とても重要です。

さらに、予防可能な症状については、当然、予防をすることが大切です。
今、実施されている治療では、どのような副作用が起こる、可能性があるのかを
良く理解し、そのような症状が見られた場合は、すぐに担当医に相談して下さい。

肺がんが、末期の症状になると、体中の痛みと呼吸困難といった、重篤な症状が、
現われます。肺がんの末期がんと診断されます。

痛みや苦しみの緩和治療が行われることになるのですが、どんな治療を行い、
どんな最期を迎えるのか、を決めるのは、患者さん本人と、家族の選択です。