顔面神経痛の原因を知る前に、まず顔面神経痛とはどんな病気なのかを知る必要があります。

★ まず、顔面神経痛という病名はありません。

坐骨神経痛や肋間神経痛なども「〇〇神経痛」という病名ではなく、あくまでも痛みの症状に対する名称であり、具体的には顔面神経の支配域が痛むこと事を言っております。

すなわち、顔面神経痛を起こすのは、他の病気があるということで、「○〇病や□□症が原因で顔面神経痛が起こった」と言うのが正確な言い方でしょう。

顔面には、「顔面神経」以外に「三叉神経」が通っており三叉神経痛と言ってはおりますが、これも顔面神経痛と同様に「顔面痛」というカテゴリーの中で、神経痛を引き起こす他の原因があるということになります。

目の周りがピクピクする・顔が引きつる・頬がピクピク動く・顔の表情が何となくぎこちない、これらの症状は顔面神経痛の症状かもしれませんが原因が他にあるのです。

顔面神経痛とは、名称で表す通り顔面に走る神経に異常があって痛みや痙攣を引き起こす症状です。坐骨神経痛や肋間神経痛と並んで、日本でも発症例の多い神経痛の一つと言えます。

皆さんが「これは顔面神経痛でしょうか」とよく言われますが、この世に「顔面神経痛」という病気はないのです。

「顔面神経」という神経は、脳から顔面の筋肉に向かっております、その筋肉を動かすための命令を伝える運動神経です。

だから「顔面神経が傷害されても」顔に痛みを起こすことはありません。この病気は顔面筋の麻痺を生じ顔の筋肉の動きが悪くなる「顔面神経麻痺」という病気です。

★ 参考までに「顔面神経」とはどんな神経なのか、もう少し詳しく説明します。

脳神経の末梢神経は12本あり、「顔面神経」は脳神経の末梢神経の一つで顔面神経は7番目の神経です。

「顔面神経」は主に「笑顔」などの表情を作り出す筋肉、表情筋の運動をつかさどっています。この筋肉が顔の表情を作っているのですから、異常が生ずれば思うような顔の表情は作れなくなってしまいます。

★ それでは顔面神経痛の原因について、詳しく説明しましょう。

顔面神経痛は「顔面神経」の圧迫が原因です、神経を圧迫することで痛みや麻痺などの機能傷害を引き起こしているのです。

神経の圧迫要因は様々です、一つはウイルス感染による炎症が要因となる場合があります。このウイルスとは主にヘルペスウイルスのことです、ヘルペスウイルスが神経節に潜伏感染して各末梢神経へと運ばれます。

通常は自己免疫によりウイルスの活動が活発になることは少ないのですけれでも、演繹力が低下しているとウイルスの活動が活発になり炎症を起こします。これが神経を圧迫し痛みに繋がてくるのです。
次に脳腫瘍や動脈瘤が要因となる場合があります。脳の腫瘍や動脈瘤が神経を圧迫し、神経痛を引き起こすことが考えられます。脳以外にも髄膜などの腫瘍もあり、髄膜腫によって脳神経が圧迫される場合もあるようです。
★ 他にもストレスも原因となる場合もあります。

ストレスで緊張状態が長く続くと、血行が悪くなり血流が滞ります。この血流が滞ることで細胞に溜まった老廃物や有害物質が排泄されなくなり、神経を刺激して神経痛を引き起こすと考えられます。