一流と言われるサッカー選手の、殆どは丁寧にしかもゆっくりと時間をかけて、
激しい試合で酷使した身体をストレッチ等で、クールダウンをしているもので、
優秀な選手で有るほど、このクールダウンは入念で余念が有りません。

クールダウンの重要性を、痛いほど解っているのが、一流のサッカー選手です、
サッカー競技は、瞬発力・持久力共に要求される激しいスポーツでありますので、選手生命の鍵を握っているのが、クールダウンと言っても過言では有りません。

現実に50歳に近い、三浦カズ・中山ゴン選手のように、長く活躍できる選手は、
確りとしたクールダウンをしてきてますし、最盛期は怪我も少なかった様です。

 

 
◆◇ サッカー競技の、クールダウンの意義と目的を確り理解しましょう。

クールダウンという言葉を知っていても、実際はあまりやっていないというのが、
現実ではありませんか、あなたのチームはどうですか?

確りとやっている、選手・チームもあれば、ただ何となくやっていたり、
殆どやらなかったりと、その差が有る様です。

ここで改めて、クールダウンの意義・目的を理解し、病気や怪我の少ない選手を、
目指してほしいと思っています。

クールダウンには 2つの意義が有り、それは、運動後の

【 心臓臓の活動の負担を軽減すること 】
【 乳酸の蓄積を抑えること 】  の、2つです。

そして、その目的は、次の3点で、これを確りと理解して戴きたいと思います。

①疲労回復の促進
②心身の緊張緩和
③血中の遊離脂肪酸の早期適正化
【 心臓臓の活動の負担を軽減すること 】と言うのは、

運動(競技)中は、身体中の筋肉に心臓から多くの血液が送られます、
使われた筋肉は、筋肉の収縮(ポンプ作用)によって心臓に戻っていきます。

ここで、急に運動を止めてしまうと、筋肉のポンプ作用が少なくなってしまい、
血液を心臓に戻す動きが急激に減少し、結果として心臓の負担が大きくなります。

そのため、急な負担が掛からないように、筋肉を動かしながら最低でも5分以上の
時間をかけて、徐々に運動量を下げていくことが良いのです。

クールダウン
◆◇ サッカー競技、Jリーガーのクールダウンの実態

一度は、スタジアムに足を運び、Jリーグをご覧になった方は多いと思います。

出場した選手が、試合終了後すぐに、相手選手・審判団と握手を交わして、
健闘を湛え合って挨拶している姿を、ご覧になったことも有ると思います。

これは、スポーツの清々しい光景として、サポーターや観客に感動を与えます。

ところが、観客への挨拶の後、入念なクールダウンをしている選手たちの姿を、
見たことがある方は、とても少ないと思います。

今度、Jリーグ観戦でスタジアムに出かけられた時は、直ぐに帰らずに
ピッチ周りを是非見ていて欲しいと思います。

丁寧に時間をかけて、試合で酷使した身体を、ストレッチ等でクールダウン
している姿を見ることが出来るはずです。

優秀な選手ほど入念なクールダウンをしており、プロ意識なのだと思います。

私も、Jリーグの某チームにおりましたが、これを軽く流してしまう選手ほど、
攣ったり・怪我をしたりで、試合に出る機会が少なかった様に記憶しております。

練習後のクールダウンも同然同じことがいえるのです、人が見てようがいまいが、
他の選手以上の工夫と苦労が、一流選手の条件の様な気がしてなりません。

高校時代に騒がれた選手が、いつの間にかJクラブから姿を消した実態を、
何度も目にしてきました。

選手生命を長く維持していけるか否かも、指導するのも指導者の役割なのです、
練習が終わった後は、翌日まで疲労を残さないようにするためにも、
軽いジョギング・ウォーキング・ストレッチングなど必ず実施して欲しいです。

 

 

 

◆◇ 運動直後の筋肉の変化について、知って置きたいこと。

運動後は、多くの血液が筋肉に流れ、身体の筋肉の隅々まで血が運ばれます。

血液で豊富になった筋肉は、細胞一つ一つがパンパンに細胞液で満たされて、
一時的に大きく太くなります、同時に筋肉には疲労物質である乳酸が溜まります。

この乳酸を速やかに、分散させること消費することが、疲労回復に重要なのです。

この筋疲労、筋肉痛から早く解放される事を考えなければいけません、
筋肉の疲労を回復するのに、有効な方法は「軽い運動をする」ことだと言われ、
ストレッチ・ジョギングなどのクールダウンが有効なのです。
サッカー

 

◆◇ 運動直後の心臓の変化について、知って置きたいこと。

サッカー競技は試合中の心臓の鼓動は、150~180回/分にもなります。
これは、大人の安静時の2倍以上も心臓は早く動いている事になります。

マラソンの様な常に走る競技とは違い、サッカー競技は、短い距離のダッシュの、
繰り返しで、歩いている時はあっても、心拍数はつねに激しい個づを維持します。

試合が終了して、心拍数が戻るまでの所要時間は、約20~30分掛かります、
身体は楽になっても、心臓は早く打ち続けているのは、この交換神経から
副交感神経への、スイッチの切り替えに時間がかかるからです。

心拍数が100~120回/分の、軽めの運動は、副交感神経を活発にするので、じっとしているよりも、心拍数を速やかに下げる効果があります。

運動後は、軽めの運動でクールダウンをするのは、そのためなのです。

指導者は、この理屈を確りと選手に解らせることも、大切な指導の一つです。