無呼吸症候群の記事一覧

寝る女

 

家族から、夜 寝ている時に「いびき」や「息をしてない」ことが有る様だと、
指摘されたら、無呼吸症候群(SAS)ではと疑ってみてください。
就寝中のことであり、全くと言っていいほど自覚症状が有りませんので、専門の
医師に診断をゆだねる以外はありません。

ここでは、無呼吸症候群の症状の特徴について、詳しく説明しております。

 

 
&◆& 無呼吸症候群(SAS)の、症状には要注意です。

本来、睡眠とは日中活動した脳と身体の疲れを、十分に休息させ翌日の英気を養うためのもので、生活には欠かせない大切な時間です。

この大切な時間に、呼吸停止が繰り返されてしまうと、睡眠中の酸素不足により、
脳や身体へのダメージが生じて来る様になります。
こうなると、その酸素不足を補おうとして、心拍数を上げ酸素を呼び込みます。

本人は寝ているので、自覚は殆どありませんが、寝ている間にも中脳や身体には、
大きな負担がかかっているのです。
脳も身体も断続的に覚醒した状態になるので、休息どころではありません。

その結果、強い眠気・倦怠感・集中力低下 等々が引き起こされて、日中の様々な活動に影響が生じてきます。

 

 
&◆& 「いびき」だけが、無呼吸症候群(SAS)の症状ではない。

「いびき」だけが、無呼吸症候群(SAS)の症状ではありません、以下に代表的な症状をご紹介します。
自覚症状の感じ方や程度には個人差がありますので、可能でならば寝ている間のことについては、是非ご家族やパートナーに聞いてみてください。

■ 夜、寝ている間の、無呼吸症候群(SAS)の症状
・むせる
・寝汗をかく
・いびきをかく
・呼吸が止まる
・呼吸が乱れる
・何度もお手洗いに起きる
・息苦しさを感じ目が覚める
・いびきが止まり、大きな呼吸とともに再びいびきをかきはじめる

■ 朝、起きたときの、無呼吸症候群(SAS)の症状
・熟睡感がない
・口が渇いている
・身体が重いと感じる
・すっきり起きられない
・頭が痛い、ズキズキする

■ 昼、起きているときの、無呼吸症候群(SAS)の症状
・強い眠気がある
・性欲がなくなる
・性格が変化する
・いつも疲労感がある
・だるさ、倦怠感がある
・記憶力・集中力が低下する
・体を動かすときに息切れする

「ちょっと疲れているだけ」「いつものこと」等と軽視してしまわず、日常生活を振り返ってみて下さい。。
ひとつでも心当たりがある場合は、眠気の評価『ESS』にてセルフチェックし、細かく確認して下さい。

良く眠る女性 ☆☆ 寝る女

 

 

&◆& 無呼吸症候群(SAS)の、セルフチェック『眠気の評価』

医療機関で無呼吸症候群(SAS)を調べるには、まずは、問診で生活習慣や症状に
ついて聞き取りを行います。
そして睡眠の状態について、主ににつぎの『眠気の評価』と言う調査表を用いて
調べます。
『眠気の評価』とは、英語では『Epworth sleepiness scale』と書き、略称では
『ESS』と言っております。

8つの状況での眠気を、0~3の4段階で評価し合計します。
合計点が、24点満点のうち、11点を超えると『眠気は強い』と判断されます。

①. 座って読書しているとき (選択してください)
0=決して眠くならない
1=ときに眠くなる
2=しばしば眠くなる
3=眠くなることが多い

②. テレビを見ているとき
③. 公の場で座って何もしないとき(観劇や会議など)
④. 1時間続けて車に乗せてもらっているとき
⑤. 状況が許す場合で、午後に横になって休息するとき
⑥. 座って人と話しているとき
⑦. アルコールを飲まずに昼食をとった後、静かに座っているとき
⑧. 車を運転中、交通渋滞で2~3分停止しているとき

無呼吸症候群

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睡眠時無呼吸症候群には、2つの種類があります。

一つは「閉塞性」と呼ばれるタイプの、閉塞性睡眠時無呼吸症候群で、OSA
と略し、喉や気道が塞がってしまって、呼吸が止まる種類のものです。

もう一つは「中枢性」と呼ばれるタイプの、中枢性睡眠時無呼吸症候群で、CSAと略し、脳からの呼吸指令が出なくなり、呼吸が止まる種類のものです。

ここでは、閉塞性睡眠時無呼吸症候群について、分かり易く説明しております。

 

 
&◆& 閉塞性睡眠時無呼吸症候群であると判別するには。

2種類の睡眠時無呼吸症候群について、もう少し詳しく説明してみます。

■ 中枢性睡眠時無呼吸症候群(CSA)については、
脳からの呼吸指令が出なくなる、呼吸中枢異常の持ち主で、睡眠時無呼吸症候群
の中でもこの種類は、ほんの数%程度の患者数です。

閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)と違い、肺・胸郭・呼吸筋・末梢神経に異常が
ないにも関わらず、呼吸指令が出ないことによって無呼吸の症状が生じます。
気道は開存したままで、 呼吸しようとする努力がみられません。

■ 閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)については、
上気道に、空気の通る十分な空間がなく、呼吸が止まってしまう種類のもので、
睡眠時無呼吸症候群患者の、9割程度がこのOSAタイプに該当します。

首・喉廻りの脂肪沈着・扁桃肥大の他に、舌根・口蓋垂・軟口蓋 等による、
喉・上気道の狭窄が上気道の空間が狭くなる事が、要因と考えられます。

これには、骨格とその中におさまる解剖学的な組織の量が関係しております。
大きい骨格の場合は、多少太ったとしても、上気道を狭める可能性は低く、
小さい骨格の場合は、上気道の空間が圧迫されて狭くなり、元から上気道の

空間が少ない場合には、さらに閉塞しやすい状況になります。

無呼吸状態のときは、「中枢性」「閉塞性」でも変わりはなく、鼻周辺の気流が
なくなりますが、胸部の動きには大きな違いが現れます。

「中枢性」の場合は、呼吸をするための活動そのものが、止まってしまい、当然、胸部の動きも無くなり、呼吸運動の測定データも平坦なものになります。

「閉塞性」の場合、気道が塞がっていて、空気の出入りはできませんが、呼吸中枢からの指令は停止していませんので、呼吸をしようとすると胸部が動きます。

上記のような違いで、「中枢性」「閉塞性」の判別できる訳です。

説明する、医師と看護師 ☆☆ temptation_pi-08063

 
&◆& 「中枢性」「閉塞性」睡眠時無呼吸症候群の正確な判断。

もっと正確に2種類を判断するためには「終夜睡眠ポリグラフ検査」を、実施する必要があります。

「終夜睡眠ポリグラフ検査」とは、センサーや電極を全身に取りつけたままで、
8時間程度眠った状態で、脳波・眼球運動・筋肉の動きなどを測定する検査です。
「睡眠時無呼吸症候群」や「ナルコレプシー」などの睡眠障害を診断するために、
実施される検査です。

この検査で、眠っているときの「鼻の気流」や「胸の動き」を記録することにより
正確に「中枢性」「閉塞性」の判断が可能となります。

この検査で次のどちらかの結果が出たら、中枢性睡眠時無呼吸症候群と診断され、

これに該当しない場合は、閉塞性睡眠時無呼吸症候群となりことになります。

・睡眠1時間につき「中枢性」の無呼吸が、5回以上ある。
・一晩(7時間)の睡眠中に「中枢性」の無呼吸が、30回以上ある。

無呼吸症候群

子供の睡眠

基本的には、健康な子供は「いびき」をかかないものです。
もし、貴方のお子さんが「いびき」をかいていたとしたら「酸素が、足りない」
「息が、苦しい」という警告音と思って下さい、子供の「いびき」は、ある意味、大人よりも深刻で、軽視はできません。
ここでは、無呼吸症候群の子供の「いびき」ついて、詳しく説明しております。

 

 
&◆& 子供の「いびき」の原因は、大概、2種類に限定されます。

大概、子供の「いびき」は、扁桃腺とアデノイドの肥大が原因になって起こります
扁桃腺もアデノイドもリンパ組織のひとつで、体を病原体から守っています。
「いびき」とは、これらがが肥大することで、鼻から肺までの気道が狭くなってし
まい、呼吸にともなって空気の移動で発生する雑音です。

3~6歳位の子供の場合は、これらが大きいのはごく自然なことですが、上気道を
塞ぐ程に大きくなりすぎると問題です。
子供は、元来上気道が狭いのが当たり前ですので、呼吸が苦しくなってしまって、
睡眠中は「いびき」「無呼吸」がみられるようになります。

もう少し年齢が高くなると、アレルギー性鼻炎・副鼻腔炎・鼻中隔湾曲症 等の、鼻呼吸の障害を持っており、良く鼻づまりをする子供、小児肥満の子供にも「いび
き」が多くみられます。

睡眠時呼吸障害の合併は、小さい乳幼児や子供にとって、重篤な障害となって、
突然死の原因となることがあります。

 

 
&◆& 子供の無呼吸症候群の、症状と診断について。

子供が無呼吸症候群になると、いびき・喉の渇き・倦怠感・頭痛・遅寝・遅起き

・悪い寝起き・長時間の昼寝・夜間の体動・覚醒・集中力の欠如・学力低下 等々

が起こってくるものです。

睡眠のリズムが崩れたりすることで、昼と夜が逆転し不登校を引き起こしたり
落ち着きがなくなったり、人格の変化 等の異常行動を引き起こしてしまうことも
良くあるものです。

睡眠中の呼吸障害が、長期間続いた重症の例としては、

睡眠時の胸腔陰圧増大による、肺性心・胸郭の変形(漏斗胸・鳩胸)等が生じ、
・乳幼児突然死症候群での死亡
・慢性的な低酸素に伴う精神遅滞
・睡眠中に分泌される成長ホルモンの分泌障害に伴う、
低身長・肥満・抗利尿ホルモン分泌障害による夜尿    等々の
子供の成長・発達に大きな影響を及ぼします。

貴方のお子さんの、睡眠状況をよく観察して、このような症状が思い当たる様でし
たら、耳鼻科咽喉科や睡眠障害の専門医での相談・検査をおすすめします。

子供の無呼吸症候群の、正確な診断の為には、睡眠脳波・眼球運動・鼻口の気流量・心電図・ 胸腹運動 等々を記録できる、終夜睡眠検査が必要です。

簡易的な検査としては、睡眠中の呼吸状況をビデオ記録するのも良いと思います。

子供は胸壁が柔らかいので、上気道狭窄による換気障害は、陥没呼吸として観察

され呼吸障害の酷い時期に、前胸壁をはだけた状態で5~10分間程、ビデオでの
撮影記録をしてもらうと、保護者や耳鼻科医の理解を得るのにも有効です。

すやすや眠る子供 ☆☆ 子供の睡眠

 
&◆& 子供の無呼吸症候群の治療について。

子供の無呼吸症候群の治療は、主として、扁桃線やアデノイドの、切除・摘出・
縮小手術になります。

かつては、日帰りでこれらの治療を行われておりましたが、現在では全身麻酔が
一般的になっており、1週間程度の入院が必要となります。

全身麻酔に加え、扁桃線やアデノイドは体を守るリンパ組織でもありために、また
10歳頃になると、これらは自然と小さくなっていくことも多いため、手術をため
らう親御さんもいらっしゃいますが、子どもの成長に様々な悪影響を及ぼしている
場合は、ぜひとも手術を受けて置いた方が良いと思います。

無呼吸症候群

無呼吸症候群(SAS)とは、睡眠中に何度も「無呼吸」が繰り返される病気で、
いびき・不眠・夜間睡眠中に目が覚めたり・起床時の頭痛・日中の眠気 等の症状が起こる疾病を総称して言っています。

また、高血圧・整脈 等の循環器系の障害・呼吸器系の障害等々の、合併症をも
引き起こすこともあり、日中の眠気のため、居眠り運転で交通事故を起こし易く、治療をせずに放置しておくと、生命に関わる危険が及ぶ場合もあります。

ここでは、無呼吸症候群(SAS)の外科手術治療について、説明しております。

 

 
&◆& 無呼吸症候群の、代表的な治療方法を紹介します。

「対症療法」の代表的治療方法としては「CPAP治療」「マウスピース」と
「根治療法」の「外科手術」の、3つの概略をご紹介します。

■ CPAP治療
「閉塞性睡眠時無呼吸タイプ」に有効な治療方法として、現在欧米や日本国内で
最も普及している治療法で、「シーパップ」と呼んでおり日本語では「経鼻的持
続陽圧呼吸療法」と呼ばれます。

■ マウスピース
軽度な症状に適した治療法で、「スリープスプリント」とも言われています。
下顎を上顎よりも前方に出すように、固定させることで上気道を広く保ち、
いびきや無呼吸の発生を防ぐ治療方法です。

■ 外科手術
気道を塞ぐ部位を取り除いてしまう「根治療法」です。
多くの小児や成人の一部で、無呼吸症候群(SAS)の原因が、アデノイド・
扁桃肥大などの場合は、この摘出手術が有効な場合がありますが、効果や副作用
について、実施には慎重な判断が必要です。

 

 
&◆& 外科手術治療が適用となる、無呼吸症候群のケース。

外科手術が選択される、無呼吸症候群(SAS)とは、原因となる症状が明らかな
場合です、気道が閉塞する原因となる部位の切除、咽頭部を拡大しスムーズな呼吸を促すことを目的としています。

外科手術が適用される、無呼吸症候群(SAS)のケースとしては以下の通りです。

■ アデノイド肥大
咽頭扁桃増殖症と呼ばれる症状で、喉の奥・鼻の後部にある咽頭扁桃と呼ばれる アデノイド(リンパ組織)が肥大して気道を塞いでしまいます。
この症状は、子供に多く見られます、成長と共に落ち着く傾向にあるのですが、 大人になっても、肥大が見られるケースもあります。

■ 扁桃肥大
扁桃肥大と言う症状は、喉入口にある口蓋扁桃が大きく肥大してしまいます、
呼吸がし難いだけでなく、食物を嚥下し難いという問題が生じてきます。

無呼吸症候群(SAS)が起きている原因が、以上の様な症状と診断された場合は、外科手術が治療の第一選択肢となります。
外科手術で無呼吸症候群(SAS)状態が改善されれば、CPAPの治療に頼らずに日常の生活できる可能性も高まる上に、合併症の予防にも多いに有効です。

 

 
&◆& 無呼吸症候群に行われる、外科手術の種類とは。

無呼吸症候群(SAS)の治療で行われる外科手術には、以下の種類があります。

■ 口蓋垂軟口蓋咽頭形成術(UPPP)
最も代表的な外科手術の術式です。
口蓋扁桃・口蓋垂・軟口蓋を外科的に切除して、口腔・鼻腔側の粘膜を縫合し、
咽頭を広げて気道を確保していきます。
入院期間には、数日~1週間程度が必要です。

■ レーザー手術(LAUP)
近年行われるのが増えて来た外科治療法で、UPPPを簡略化した術式です。
レーザーを用いて、口蓋垂の一部を切除した両サイドに切り込みを入れて気道を
拡大します。
UPPPよりも切除範囲が少なくて済み、日帰りでの手術が可能です。

 

 
&◆& 外科手術を行う際の、デメリット・副作用は。

無呼吸症候群(SAS)の治療で、口蓋垂軟口蓋咽頭形成術(UPPP)での効果が見られたのは、約5割程度の患者であるという報告がなされています。
改善された様に見えても一時的で、無呼吸が再発してしまう事もあるようです。

入院期間が、数日~1週間程度必要となることや、術後の出血・喉の痛み・変声・水を飲むと鼻に逆流する等の、副作用も見られることがあります。

レーザー手術(LAUP)は、入院不要でUPPPよりも切除範囲が狭いために、
患者負担が少ない治療法とは言えますが、この手術で治療効果が認められているのは「いびき」の改善であって、無呼吸症候群(SAS)に対しての明確な効果が、
あるとは言えません。

「いびき」は少なくなった反面に「無呼吸」が悪化してしまったというケースも、報告されているため、慎重な判断が必要です。

無呼吸症候群

口にマウスピースをはめるだけで、無呼吸症候群(SAS)の改善効果が得られる、
マウスピース治療ですが、残念ながら、実歯が少ない方や18歳未満の方には、
使用できないという、デメリットもあるのです。
さらに、重症の患者の場合には、マウスピース治療は不可能となります。

ここは、無呼吸症候群(SAS)治療のひとつである、マウスピース治療について
詳しくご紹介しています。

 

 
&◆& マウスピースでの治療とは、どの様な治療か。

マウスピースでの治療とは、口腔内装具であるマウスピースを睡眠中に装着し、
「無呼吸」の回数を減らしていく治療方法であり、無呼吸症候群(SAS)には、
大変有効で効果のある治療です。

この治療が適用されるのは、軽度~中軽度の無呼吸症候群(SAS)の方に限られ、残念ですが、重症患者の場合には、基本的に適用されません。

様々なマウスピースの種類がありますが、一般的には、下顎を前方に数ミリほど
移動させて固定するタイプで『下顎前方整位型マウスピース』と呼んでいます。

これを装着することにより気道が拡大されて、睡眠中に起こる、気道狭窄・閉塞・いびき・無呼吸 の発生を防ぐことができるのです。

マウスピースを使用することの副次効果として、血圧の低下・日中の眠気 等々の

症状を軽減出来る効果も期待する事ができます。

当然のことですが、無呼吸症候群(SAS)の治療に使用されてるマウスピースは、
スポーツ用や歯ぎしり防止用のものとは異なります。
効果のあるマウスピース治療を行うためには、個々人に合った適切な噛み合わせの
マウスピースを製作して装着することが肝要です。

専門の歯科医院で、歯の噛合わせなどを考慮して、製作してもらってください。

 

 
&◆& マウスピース治療を行う、メリットとデメリット。

■ マウスピース治療を行う「メリット」
・口に装着するだけで効果が得られる。
・無呼吸症候群(SAS)治療の主流となっている「CPAP]とは異なり、               不快感や身体への負担が少ない。
・簡単に製作できて、金額も安価で健康保険が適用される。
・定期的に通院する必要が無い。
・小型であり、旅行・出張・外出先への持ち運びにも便利。

■ マウスピース治療を行う「デメリット」
下記の無呼吸症候群(SAS)患者には、基本的に適用されません。
・重症の無呼吸症候群患者
・実歯が少ない患者(上下で20本以下)
・歯周病・虫歯が酷く、歯がぐらついている患者
・強い顎関節症がある患者
・鼻づまりや扁桃肥大が著しい患者
・年齢が18歳未満の患者
・神経質で寝つきの悪い患者
・下顎を前方へ移動させる程度が不十分な患者

マウスピース治療は、以上の様に安価で手軽など、多くのメリットが有りますが、
自分の症状と程度を把握し、専門医で適切な治療法を選んで欲しいものです。

無呼吸症候群

無呼吸症候群(SAS)の治療の一つであるCPAPとは、装着した鼻マスクから、空気を送り込み、ある一定の圧力を気道にかける治療方法です。

『 Continuous Positive Airway Pressure 』と英語で書き、その頭文字をとり、
CPAP(シーパップ)と呼んでおります。
今では、無呼吸症候群(SAS)のもっとも重要な治療法となっています。

ここは、無呼吸症候群の治療法、CPAPについて、詳しく説明しております。

 

 
&◆& 無呼吸症候群(SAS)には、こんな症状が有ります。

無呼吸症候群(SAS)の代表的な症状を、以下にご紹介してみたいと思いますが、
就寝中のことについては、自覚症状がありませんので、出来るだけ家族からも、
詳しく聞いてみることが必要です。

■ 就寝中に現れる症状
・むせる
・寝汗をかく
・いびきをかく
・呼吸が止まる
・呼吸が乱れ、息苦しさを感じる
・何度も目が覚め、手洗いに起きる
・いびきが止まり、大きな呼吸とともに再びいびきをかきだす

■ 朝、起きた時に現れる症状
・熟睡感がない
・口が渇いている
・身体が重いと感じる
・すっきり起きられない
・頭が痛く、ズキズキする

■ 昼間起きている時に現れる症状
・強い眠気が襲う
・いつも疲労感がある
・集中力が継続しない
・だるさ、倦怠感がある

上記の様な症状があるならば、無呼吸症候群(SAS)の可能性が強いですので、
早めに専門医に行き、診察を受けておく事をお勧めします。

 

 
&◆& CPAP治療法は無呼吸症候群(SAS)にとり最重要。

無呼吸症候群(SAS)に対しては、つぎのような治療を行います。

無呼吸症候群(SAS)が、軽症である場合は、減量や生活習慣の見直しだけでも、
症状が改善することもあります。

■ 軽症の場合
・減量の指導
・生活習慣の指導

然し、ある程度症状が進んでしまった患者は、酷い眠気のために気力が低下し、
減量や生活習慣改善でも、なかなか前向きに取り組むことは難しいです。

この様な患者には、CPAPと呼ばれる装置を使った治療が適しています。

■ 症状が進んでいる場合
・CPAP
・口腔内装置
・手術治療

無呼吸低呼吸指数(AHI)が、
・スクリーニング検査で、40以上、
・確定診断で、20以上

であれば、保険診療でのCPAP治療が適用されます。

CPAP(シーパップ)とは、日本語では「持続式陽圧呼吸療法」と言っており、
鼻に装着したマスクから、空気を送りこむことによって、ある一定の圧力を気道に
かける方法です。

健康な方であるならば、息を吸うことで、横隔膜が収縮して胸腔が広がって、
胸腔の中が陰圧になります。
この陰圧によって空気が、鼻の穴から喉を通り、気管から肺に流れこみます。

然し、無呼吸症候群(SAS)患者の場合は、陰圧により、喉のやわらかい組織が、

内側に引き込まれて、気道が狭くしてしまうのです。

狭くなった気道を空気が通ると、まわりの組織が振動します、これが「いびき」で
あり、気道が完全に狭くなってしまうと、「無呼吸」となってしまいます。

CPAPを使うことで、その風圧によって、喉の中にスペースが確保され、やわら
かい組織を強制的に押し開きことで、患者は鼻でスムースに呼吸をすることが
出来るようになるのです。

CPAPを使うと、殆どの患者は、使ったその日から「いびき」をかかなくなり、

朝もすっきりして、昼間の眠気も軽くなり、消えることさえもあります。

重症の無呼吸症候群(SAS)の患者は、CPAPを使わなかった患者よりも、
長生きをすることが分かっています。

 
&◆& CPAPを継続使用する事が、重要です。

COAP療法は「根治療法」ではありません、毎日継続して使用することにより、

効果を維持することができるのです。

CPAP使用中に限ってだけ、無呼吸症候群(SAS)は、改善されていまので、
使用しないときは、元の無呼吸症候群(SAS)のままの状態です。

現在処方されているCPAPの圧は、患者の症状にあった適切な圧力なのですが、
症状や体重の変化により、CPAP圧を変更しなくてはならない場合もあります。

設定された圧で不快感などが有る様な場合は早めに医師に相談してください。

無呼吸症候群

人間は、1日大凡8時間を眠るサイクルで生活しています。詰まり一生の約1/3は眠っていることになるのです。

睡眠と言うものは、昼間の活動で疲れた身体と脳を休息させるために、欠くことの
できない、とても重要な時間であります。

睡眠が、十分に摂れない状態が続きますと、「眠い」「疲れた」「だるい」だけで
はなく、様々な悪影響を及ぼすようになってしまいます。

特に、睡眠中に呼吸が止まるような「無呼吸」事態が繰り返される様になりますと
身体に摂り込む酸素の量が少なくなって、さまざまな臓器に障害をもたらす上に、
日中に眠くなり活動が低下するなど、社会生活にも影響を及ぼすようになります。

 

 

&◆& 無呼吸症候群の、呼吸パターンとは、何を意味する。

無呼吸症候群(SAS)を簡単に言いますと、夜の睡眠中に呼吸が停止する疾病、及びそれにより発症する様々な症状の総称のことです。

医学的な「無呼吸」の定義は、「10秒以上の気流停止」での、無呼吸状態が
①30回以上/一晩(約7時間の睡眠中)
②5回以上/1時間、
あれば、無呼吸症候群(SAS)であるとされています。

無呼吸症候群(SAS)は、睡眠中に呼吸が止まるだけが、問題なのではなく、
それによる睡眠不足と疲労によって、仕事中や活動中に無自覚のままに、居眠りを
してしまうという症状が出ることも問題なのです。

また、睡眠中の「無呼吸」によって、血液中の酸素濃度が低下して、脳や身体に
ダメージを与え、それが蓄積することでさまざまな悪影響がでてきます。

当然のことですが、無呼吸症候群(SAS)は、睡眠時に発症するものです。
さすがに起きている間は、呼吸が止まることは無い訳なので、つまり無呼吸症候群(SAS)の呼吸パターンとは、睡眠時のそれを意味することになります。

 

 
&◆& 無呼吸症候群(SAS)の睡眠中の症状に、何が有る。

無呼吸症候群(SAS)の睡眠中の症状は、「いびき」をかいたり「呼吸停止」
したりし、他にも、「呼吸の乱れ」「息苦しさ」「むせかえる」「夜中に何度も目が覚め、トイレに起きる」「寝汗をかく」等々があります。

それ以外の症状としての、呼吸パターンは、「いびき」をかいて寝ている間に、
突然「いびき」が停止し、それから大きく呼吸してから「いびき」が再開するというものです。

つまり、「いびき」が止まった段階では、呼吸が停止しており、苦しくなって、
無意識に深呼吸してから、また「いびき」をかく呼吸パターンです。

「いびき」は、呼吸パターンとは、直接関係は無いのですが、なぜ「いびき」を
かくのかというと、気道が閉じかけていることで空気が音を立てて気道を通過するためと言われています。

無呼吸症候群

熟睡2

2つの種類がある、無呼吸症候群(SAS)ですが。

一つは「閉塞性」と呼ばれるタイプの、閉塞性無呼吸症候群で(OSA)、
喉や気道が塞がってしまい、呼吸が止まるタイプです。

一つは「中枢性」と呼ばれるタイプの、中枢性無呼吸症候群(CSA)で、
脳から呼吸指令が出なくなり、呼吸が止まるタイプです。

ここは、中枢性無呼吸症候群(CSA)について、説明しております。

 

 

&◆& 中枢性無呼吸症候群(CSA)と、どの様にして判定するか。

2種類の無呼吸症候群(SAS)について、もう少し詳しく説明したいと思います。

■ 閉塞性無呼吸症候群(OSA)については、
上気道に、空気が通る十分な空間がないために、呼吸が止まる型式のことで、
無呼吸症候群(SAS)患者の、9割程度がこのOSAに該当します。

上気道の空間が狭くなる要因は、首廻り・喉廻りの脂肪沈着・扁桃肥大・舌根・
口蓋垂・軟口蓋 等による、喉・上気道の狭窄が考えられます。

骨格と、その中におさまる組織の量が、関係しており、元々大きい骨格ならば、
多少太っていたとしても、上気道を狭める可能性は高くはなく。
小さい骨格の場合は、上気道の空間が圧迫されて狭くなり、元から上気道の空間 が少ない場合には、さらに閉塞しやすい状況になります。

■ 中枢性無呼吸症候群(CSA)については、
呼吸指令が脳から出なくなってしまう、呼吸中枢の異常の持ち主で、この型式の 患者数は、無呼吸症候群(SAS)の中でも、ほんの数%程度に留まります。

肺・胸郭・呼吸筋・末梢神経が、異常無しにも関わらず、呼吸指令が出ないこと
によって「無呼吸」の症状が生じてしまいます。
OSAと違い、気道は開存したままで、呼吸しようとする努力がみられません。
無呼吸状態のときは、「OSA」でも「CSA」でも変わりはなく、鼻周辺の
気流が無くなくなります。しかし胸部の動きには大きな違いが現れます。

「OSA」の場合は、
気道がふさがっていて空気の出入りはできませんが、呼吸中枢からの指令は停止し
ていませんので、息をしようとすると胸部が動きます。

「CSA」の場合は、
呼吸をする活動そのものが止まってしまいますので、胸部の動きもなくなり、
呼吸運動の測定データも平坦なものになります。

上記のような違いを確認して、「OSA」「CSA」が判別できる訳です。

熟睡 ☆☆ 熟睡2

 

&◆& 「閉塞性OSA」「中枢性CSA」の正確な判断には。

2種類の無呼吸症候群(SAS)を、正確に判断するためには、専門検査機器の、
「終夜睡眠ポリグラフ検査」を実施する必要があります。

「終夜睡眠ポリグラフ検査」とは、センサーや電極を全身に取り付けた状態で、
8時間程度眠りながら、脳波・眼球運動・筋肉の動きなどを測定する検査です。
「無呼吸症候群(SAS)」や「ナルコレプシー」などの睡眠障害を診断するために実施される検査です。

この検査で、眠っているときの「鼻の気流」や「胸の動き」を記録することにより
「閉塞性」「中枢性」の判断をすることが可能となります。

尚、この検査で次のような結果が出たら、中枢性無呼吸症候群CSAと、診断され

ることになります。
ひとつは、
・睡眠1時間につき「中枢性」「無呼吸」が、5回以上あること。
または、
・一晩(7時間)の睡眠中に「中枢性」「無呼吸」が、30回以上あること。

無呼吸症候群

子供の睡眠3

「新生児無呼吸症候群」という疾病名を耳にしたことがありますか??
スヤスヤと眠っていると思っていた赤ちゃんが、息をしていない状態に気付き、
焦った経験はありませんか?

ここでは、無呼吸の赤ちゃんを見て、お母さんが慌てないために、新生児無呼吸症候群について分かり易く説明してみたいと思います。

 

 
&◆& 注意が必要な「いびき」・・・赤ちゃんの呼吸の観察。

赤ちゃんの頃は、鼻腔も小さく空気の通る部分が柔らかいために、鼻が詰まって
いたりすると「いびき」をかくこともあります。

遠出をして疲れた時、風邪を引いている時などは赤、ちゃんでも「いびき」を
かくことが多いものですが、これは一時的なものなので、夜もぐっすり眠れて
いれば、多少の「いびき」は心配の必要がありません。

赤ちゃんの「いびき」で注意したいは、以下の場合です。
・呼吸が止まって、苦しそうな時がある。
・夜の眠りが浅くて、何度も起きて夜泣きをする。
・昼間も眠そうで不機嫌で、昼寝する時間が長すぎる。

特に、呼吸が止まって苦しそうに見え、何秒か後に慌てて息を吸うような動作が、

繰り返される場合は、新生児無呼吸症候群の可能性があります。

睡眠中に時々呼吸が出来ずぐっすり眠れない様なことが有ると、落着きが無く、
不機嫌でイライラしている様子が見られ、昼寝が長くなり夜間は眠れなくなる
という悪循環が起こることもあります。

 

 

&◆& まだまだ未熟です・・・赤ちゃんの「呼吸中枢」

赤ちゃんの「呼吸中枢」はまだまだ未熟であるために、不規則な呼吸になることが
多々あり、呼吸のリズムが一定でなく、「無呼吸」になるときもあります。

10秒程度の「無呼吸」になることもありますが、二酸化炭素が溜まってきたのを
呼吸中枢が感知し、脳が指令を出すのでまた呼吸をし始めます。
呼吸が止まっている間も、心拍の変化やチアノーゼがなければ心配は無いです。

前述の様に、「呼吸中枢」の未熟さが原因として起こる、数秒間の「無呼吸」は、「周期性呼吸」と呼ばれ、成長とともに呼吸のリズムが整ってきますので、
日が経つにつれ呼吸が安定してくると、自然と無くなってくるもので、大体、
生後2~3カ月以内に落ち着いてくるようです。

「無呼吸」が、それ以降も続く様な場合には、感染症や呼吸循環系疾患などの、
潜在化された病気がないかを、病院で検査する必要が出てきます。

良く眠る赤ちゃん ☆☆ 子供の睡眠3

 
&◆& 新生児無呼吸症候群・・・自然に回復しないので怖い。

「新生児無呼吸症候群」で、問題のあるものを「無呼吸発作」と呼びます。

「無呼吸発作」の目安としては、以下のとおりです。
①20秒以上、「無呼吸」の状態が続く場合。
②20秒以下の「無呼吸」であっても、
脈が遅くなったり、チアノーゼが現れたりする場合。

次に「無呼吸発作」の原因には、以下の様なものがあります。

■ 未熟児で生まれた場合。
早産、低出生体重などの、未熟児で生まれた場合は、呼吸が上手にできない
子供が多く「無呼吸」になる確率は高くなります。
お腹の中にいた期間が、短いほど発症率が高くなります。

■ 気道が狭い場合。
早産児などで、首が前に曲がったりして、一時的に喉が塞がってしまうなどの
結果、「無呼吸」になる場合があります。
「呼吸中枢」が発達すると、徐々にこの症状は減っていきます。
生まれるはずだった予定日頃に、落ち着くと言われています。

■ その他の病気
脳の病気でも「無呼吸」の発作を起こすことがあります。
低血糖・カルシウム不足・敗血症 等が考えられますので、早急に医療機関を
受診して下さい。

無呼吸症候群

無呼吸症候群(SAS)とは、睡眠中に何度も、「無呼吸」が繰り返される病気で、

いびき・不眠・起床時の頭痛・日中の眠気 等の症状が起こります。
日中の眠気のため、居眠り運転の交通事故を起こし易く、軽視はできません。

さらに、高血圧・整脈 等の循環器系の障害・呼吸器系の障害 等々の合併症をも、
引き起こすこともあり、放置しておくと、生命に関わる場合もあります。

ここでは、無呼吸症候群のCPAP療法の機械に関して説明しております。

&◆& 無呼吸症候群に使われる、CPAP療法とは。

中度から重度の無呼吸症候群(SAS)の治療に対しては、第一選択のほとんどが、
CPAP療法のになる様です。
CPAP療法は、主に欧米で使われてきましたが、日本でも健康保険が適用されるようになったことから、多くの人の治療に役立てられるようになりました。

「CPAP」は、英語で『 Continuous Positive Airway Pressure 』と書き、
その頭文字をとっった略語で、「シーパップ」読みます。
日本語では「経鼻的持続陽圧呼吸療法」と呼ばれます。

このCPAP療法とは一体どんなものなのでしょうか、機械の使用感、費用 等をご紹介します。

 

 
&◆& CPAP療法とは、どんな治療法、その効果は?

閉塞型の無呼吸症候群(SAS)は、何らかの要因により気道がふさがり生します。そのために、外部から強制的に空気を送りみ、その圧力で気道を広げてしまうのがCPAP療法の考え方です。

具体的には、眠るときに酸素マスクのような「鼻マスク」を鼻にに当てて、
小型の機械装置から送り込まれる「空気の圧力」によって気道を広げるものです。

「鼻マスク」を付けたままでは、眠りづらのではと思う方も多いかもしれません、
然し、数週間も経ってしまうと、ほとんどの方は慣れる様です。
なお、マスクから送られる空気は、部屋のそのまま空気で、違和感は有りません。

CPAP療法の優れている点は、さほど違和感なく「鼻マスク」の装着ができ、
眠った初日から「無呼吸」が軽減されることです。

実際、CPAP療法を行った初日から『ぐっすり眠れた』という声が、良く挙がる様で、今までにない深い眠りが得られるようになった証拠です。
「無呼吸」の症状があると、酸素不足のせいで脳が覚醒してしまい、深い睡眠がとれなくなっていたのです。

このように、CPAP療法をすれば、気道が広がるため「無呼吸」が少なくなり、
その結果、呼吸が途切れなくなって、深い睡眠に入っていけるようになるのです。
深い眠りが確保できれば、そのぶんスムーズに疲労回復できるようになり、
日中の強い眠気や、集中力欠如といった症状も消えていきます。

 

 
&◆& 気になるCPAP療法の治療費について。

CPAP療法の治療費について調べてみました、健康保険の適用も可能です。

CPAP療法に用いる機械は、一般的にはレンタルし、国民健保3割負担で
約5,000円前後、1割負担で1,600円前後になります。

注意しなければならない事は、これは継続的治療が前提となっておりますので、
必ず月に一度医師の診察を受けることが保険適用の条件となります。

もしも、長く受診をしていない場合は、保険がきかずに全額負担になってしまい
ますので気をつけ下さい、どうしても都合の悪い場合は、受診できないことを
病院に伝え、相談するのが良いでしょう。

でも、レンタル期間中は、機械の故障やマスクの交換、オプション追加 等は
無料で行ってくれますので、故障や調子の悪い時はすぐに言った方が良いです。

参考に、レンタルせずに、機械装置を自費購入するという選択肢もありますが、
200~30万という大きな金額が必要になります。

無呼吸症候群