狭心症の記事一覧

心臓

身体に大切な、血液の循環をコントロールしているのが、心臓です。
血液は、全身をくまなく巡り廻り、新鮮な酸素と栄養分を動脈を通って運び込み、
身体に必要のない二酸化炭素 等を静脈を通って回収してきます。

心臓から押し出された血液が、血管の壁を内側から押す力を「血圧」と言います。

心臓と言うのは、おおよそ10万回/日も、収縮と拡張を繰り返しており、
心臓が、ギュッと縮んで血液を送り出すときの、血圧が「収縮期血圧」であり、
最高血圧・最大血圧・上の血圧、等ともいわれます。

一方、収縮した心臓が元に戻り、一番膨らんだときの血圧が「拡張期血圧」であり
最低血圧・最小血圧・下の血圧、等ともいわれます。

ここでは、狭心症と血圧との関係について、詳しく説明しております。

 
◆&◆ 血圧の一定でなく変化する理由について。

血圧は、絶えず変化しているもので有ることを認識して置いてください。

例えば、血圧を1日という長さで変化を見てみますと、朝になると、起床前から
今日一日の活動に備える様に、徐々に上がり始め、動いている日中の時間帯では、高くなり、夕方から夜にかけて、活動しなくなると下がりだし、睡眠中はさらに
低くなるという基本的な曲線をを示します。

これを血圧の「日内変動」といい、日毎にそれが繰り返されることになります。

また、動いている間であっても、運動やストレスなどに応じて変化しますので、
「日内変動」の曲線は人によって異なりますし、同じ人でも日により異なります。

基本的に、昼が高く、夜に低い、というリズムを毎日繰り返している血圧ですが、
それでも、身体の状態を敏感に反映して、細かく上下しているのです。

例えば、運動したり、身体を動かして作業している時には血圧は上がりますし、
歩行・食事・性交などでも上昇します。
逆に、睡眠中や休息中 等では、血圧は下がりますし、肉体的活動だけではなく、
精神的な興奮・悲しみ・ストレス・不安 等でも、血圧は変化るものです。

寒さや暑さ、身体の外側のいろいろな環境も血圧を変動させる要因となります。

 
◆&◆ 高血圧とは、140/90㎜Hg以上を指します。

血圧が高いと言うことは、血管の壁に内側からの加わる圧力が、通常よりも強い
いうことであり、血管の壁に悪い影響を与えて、色々な疾患の引き金になります。
収縮期血圧が140㎜Hg以上、あるいは拡張期血圧が90㎜Hg以上が高血圧ですが
どちらか一方でも、この数値を超えれば「高血圧」と診断されます。

拡張期血圧は正常であっても、収縮期血圧だけ高い人もおり、このような高血圧を「収縮期高血圧」いいます。
また正常範囲内であっても、望ましい血圧は120/80㎜Hg未満とされており、
これを、「至適血圧」と呼んでおります。

高血圧の原因には、明確であるものと、そうでないものがあります。
高血圧患者の、約90%は原因が分からない高血圧で、「本態性高血圧」
呼ばれており、残りの10%は、原因となる疾患が有る「二次性高血圧」
呼ばれています。

二次性高血圧の原因となる疾患には、腎臓の病気や内分泌の異常などがあります。
二次性高血圧の場合には、原因となる病気の治療を先に行う事が大切です。

頑張る「心臓」☆☆ 心臓

 

 

◆&◆ 狭心症は、血管が細くなったり、痙攣によって起こる。

狭心症の要因としては、高血圧により血管に負担がかかり続けると、血管壁が
損傷し、その血管壁にコレステロールが溜まってきて「動脈硬化」が起こります。

動脈硬化が進んでくると、血管の壁が厚くなる分、血液の通り道が狭くなります。このようにして血流れが悪くなると、心臓の筋肉に必要な酸素や栄養がいきわたりにくくなります。

そうなると、心臓は激しい胸痛や圧迫感などの、警告サインを出します。
これが狭心症であって、狭心症は上記の血管の狭窄によって起こるものの他に、
冠動脈の一時的な痙攣によって起こるものもあります。

この狭心症の他に、高血圧と関係のある心臓病には、心肥大・心不全・心筋梗塞などがあります。

高血圧状態が長く続くと、全身に血流を送り出す心臓はより強い力が必要となり、心臓の壁が厚くなるという「心肥大」が起こってきます。
「心肥大」進展すると、心機能の低下や「心不全」につながります。

他には、心臓に養分と酸素を送り込む、冠動脈に動脈硬化が生じるため、

狭心症

手術

狭心症になり易いタイプは、中性脂肪の多い人と言われております。
中性脂肪が、狭心症の原因とされる背景には、動物性たんぱく質が多く、高カロリーな食事、即ち、欧米型への偏向にあります、特に外食が多い人は、狭心症になり易い環境にあると言ってもいいでしょう。
ここでは、狭心症の手術内容について、詳しく説明しております。

 

 

◆&◆ 狭心症とは冠動脈の動脈硬化に因る起こる疾病です。

狭心症とは、心臓に直結する冠動脈の、内腔の一部が狭くなって、血液の流れが、
悪くなり、心臓が必要する量の、酸素・栄養が供給できなくなる病気です。

冠動脈の内腔が、狭くなる原因は、「動脈硬化」です。

「動脈硬化」とは、血管内に、コレステロール・中性脂肪 等が、沈着する病気で、
沈着した、コレステロール・中性脂肪 等が、しだいに大きくなってきて、血流が
悪くなると、狭心症を発症します。

さらに大きくなり、血管を塞いでしまい、血流が止まると、さらに症状が悪化して
「心筋梗塞」という病気を発症します。

 

 
◆&◆ 狭心症の症状が現れた時の、治療方法について。

狭心症の治療方法には、3つの代表的なものがあります。
「薬物治療」と「経皮的冠動脈形成術 」そして「冠動脈バイパス手術」です。

患者さんの病状や、他に持病があるかどうか等々により、どの治療を行うかを、
総合的に判断し決定されます。

■ 薬物治療
この治療は、身体への負担が少ないため、短期間の入院で、血流の改善効果の、
高い治療法と言えます。

発作を抑える薬には、「硝酸薬」「β遮断薬」「カルシウム拮抗薬」等々で、
血栓の発症を抑制する薬は、「抗血小板薬」「抗凝固薬」等々があります。

採血の時「血液をサラサラにする、薬を飲んでますか」と、看護師に聞かれた、
経験がある方もおられると思います、まさにそのお薬のことです。

■ 経皮的冠動脈形成術
経皮的冠動脈形成術とは,冠動脈の狭窄部分を、拡張する治療のことで、
冠動脈カテーテル治療とも言います。

冠動脈の血流が増え,症状の改善や、心筋を助けることが出来るのです、
この治療は、身体への負担が少ないため、短期間の入院で、血流の改善効果の、
高い治療法と言えます。

標準的な、治療時間は2時間程度で、入院期間は3~4日間と凄く短期間です。

経皮的冠動脈形成術の治療方法を簡単に説明しますと、

①カテーテルを挿入する手首に局所麻酔を行い、手首の動脈からカテーテルを
挿入し心臓まで送り込み、冠動脈の入り口にカテーテルを挿入します。
②カテーテルから、造影剤を注入して撮影をし、造影を見ながら、血管の狭くな
っている部位を特定します
③病変部を、バルーン(風船)で膨らませて、金属製の網目状の筒(ステント)
を留置して、バルーンを萎ませて引き抜きます。

この治療法は局所麻酔ですみ、身体へのダメージが少なく良い方法ですが、
急性の閉塞や、また同じところが狭くなる再狭窄が問題で、場合によっては、
何回も繰り返し行い、最終的に手術が必要になる場合も少なくありません。

比較的軽い病変に向いている方法です。

■ 冠動脈バイパス手術
経皮的冠動脈形成術では、治療が不可能ない患者に対して行われるのが、
冠動脈バイパス手術です。

胸を開いて直接冠状動脈に新たな血管をを縫いつけて迂回路(バイパス)をつく
るのが「冠状動脈バイパス術」です。

「冠状動脈バイパス術」は、確実で且つ効果が長持ちする治療法であり、
一度手術を受けると、一生涯に渡り狭心症から解放される可能性が高いです。

然し、全身麻酔を行い、心臓に直接触れる、とても大掛かりな手術であり、
現在での、手術の危険度は1~3%程度といわれており、自ずと、ご高齢の方・
血液透析の方・心臓機能が落下の方・緊急手術の方 等は、手術の危険度が高
なってしまいます。

バイパスとして使用する、血管(グラフト)はいくつかあります。
左右の鎖骨下動脈から胸の前を走っている「内胸動脈」が、もっとも信頼できる
とされる血管であり、10年たっても90%以上は良好に開存しています。

残念ながら、以前多く使われていた、「大伏在静脈(足の静脈)」については、
10年経つと、3割が詰まってくることが解ってきました。
他に腕首から肘までの「橈骨動脈」や、胃の下側に走っている「胃大網動脈」等
動脈グラフトが長持ちすると言われ使われています。

狭心症の手術 ☆☆  手術

 
◆&◆ 狭心症の手術治療後の生活の仕方について。

経皮的冠動脈形成術・冠動脈バイパス手術は、心臓への血流を正常に確保する
ためには、非常に有効な手術治療と言えます。

然し、再び血流障害が起こるリスクも無い訳ではありませんので、
治療後は、心臓に良い生活を送る心掛けが、非常に重要なこととなります。

健康的で規則正しい生活習慣に改善をしなければ、狭心症や心筋梗塞を再発する、
リスクは高いままであり、一度、狭心症にかかった患者さんの、再発率は、100倍近くに上昇すると言われていますので、十二分の注意が必要でしょう。

狭心症

ウォーキング

運動する事は、人間の身体に対して良好な効果をもたらすことになります。
然し、病気の種類にもよりますが、運動は心臓の負荷となって病気の悪化を招き、
逆効果を生じることもあるのです。

従って運動が必要か、運動を禁止すべきか等は、病気によって違ってきます。
ここでは、狭心症の疾患に対しての運動の是非を、詳しく説明しております。

 

 
◆&◆ 運動が身体に対して、必要な理由とは。

人間の身体は、運動することによって、「副交感神経」と呼ばれている、身体全体
のバランスを調節する神経は補強され、「交感神経」と呼ばれる、身体全体を高揚
させ頑張らせる神経を鎮静させます。

その結果として、心拍数は減少し、血圧は低下して、突然死の原因となる、不整脈
の発生が防止されるのです。

心臓病のなかでも、運動を必要とする疾患については、心臓病で最も多くみられる
「狭心症」や「心筋梗塞」の「虚血性心疾患」です。
この病気の原因は、「動脈硬化」であり、命の危険にかかわる「心筋梗塞」を招く
とされる「動脈硬化」の進展予防のためには、運動は必要不可欠であります。

「喫煙」や「高血圧」と伴に、「高脂血症」や「糖尿病は、「動脈硬化」を、
進行させる重大な疾患 等ですが、この「高脂血症」や「糖尿病」の治療には、
運動療法は欠かせないものです。

「高脂血症」では、運動は善玉コレステロールを上昇させる唯一の方法であり、
「糖尿病」では、運動はインスリンの必要量を減らす、重要な作用をしております

一方、運動が必要とされる「虚血性心疾患」であっても、
①狭心症が完全に治療されておらず、狭心症症状がときどきみられる人。
②運動にともない危険な不整脈がみられる人。
③運動をすると心不全がみられる人。     は、運動を控えるべきです。

十分な治療を受けた後に、医師の指導に従って運動を始めるべきです。

 

 
◆&◆ 医師の指導に従って、適切な「運動療法」を行う。

「虚血性心疾患」を除く、他の心臓病には、積極的な運動は勧められませんが、
どこまで運動してよいかは、病気の種類と程度で異なります。

逆に心臓病であることを過剰に意識して、動くことを極端に避けてしまったら、
足腰が弱り、生活の質を低下させてしまう場合もありますので、医者の認める
許容範囲で運動を続けることも大事です。

また、心筋がしだいにおかされてくる「拡張型心筋症」では、決められた範囲内で「運動療法」を行なうこと、活動能力が上昇して、生活の質が向上することが、
証明されています。

専門医と、納得のいくまで十分相談して行なって下さい。

必要な運動 ☆☆ ウォーキング

 
◆&◆ 「運動療法」を行なう際の、注意点としては。

「運動療法」を行なうにあたって、幾つか注意すべきことがあります。

■ 早朝の運動は避けること。
昔から、起床から約4時間が「心筋梗塞」や突然死が多いことがわかっており、
朝は運動を控えるだけではなく、遊びや仕事の場合であっても、スロースタート
とし、ゆっくりと始めて軌道に乗せるようにしましょう。

■ 食後2時間以内の運動は避けること。
食後2時間以内も運動に適当な時期では無く、この時間帯は、食べたものの
消化・吸収に専念すべきです。

■ 運動は、心臓にある程度負荷をかけること。
ある程度は、心臓に負荷をかける必要があります、脈拍数が殆ど増えないような
運動ではあまり効果はありません。
運動時間は通常は30分、長くても60分程度行なったら、一担休みましょう。

運動の種類は、ウエイトトレーニングの様な、その場で力を出すようなものより
ウォーキングやジョギングの様な、身体を移動させる運動をすべきです。

■ 週休一日を維持すること。
可能なら毎日、最低でも1日おきの運動とし、週に一度は休日として下さい。
運動を続けことで、心拍数などが変わってきますので、変化に合わせて運動処方
を変更してもらえばさらに良いと思います。。

狭心症

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狭心症の症状が現れた方は、冠動脈に動脈硬化が起きている方です。
狭心症や動脈硬化と言う疾患は、放って置くと「心筋梗塞」にまで発展し、命にかかわる危険な状態になることが有ります。

このことから、患者は勿論のこと、患者に関わる家族や周りの人たちは、どの様に看護し、どの様な注意が必要かについて、詳しく説明しています。

 

 
◆&◆ 狭心症の症状には、どの様なものですか。

狭心症における典型的な症状は、胸が「痛い」「圧迫される」「締め付けられる」等の、胸周辺に関する違和感です。
他の症状には、胃痛・吐き気・喉の圧迫感・背中の痛み・左肩の痛み・歯の痛み 等が出るばあいもあります。

発作が持続時間は、5~10分程度でありますが、これ以上続き30分を超える
ような場合ですと「心筋梗塞」の疑いが高くなります。

狭心症は、生活習慣が大きく関わってくる疾患ですので、以下の様な方は、
狭心症に罹り易い方ですので、十分な注意をしてください。

・高血圧の方
・糖尿病の方 インシュリン注射を必要とする方は、特に注意が必要です。
・高脂血症の方
・肥満の方  BMIが25以上は肥満です。
BMI=体重(kg)÷( 身長(m) × 身長(m))
・喫煙する方 20本/日 以上喫煙の場合、5~6割も発症率が高くなります。
・血縁に狭心症や心筋梗塞の方がいる

上記に該当する方で「狭心症かな?」と思う方は、一度病院を受診してください。

 

 
◆&◆ 「狭心症かな?」と思うのは、どんな症状ですか。

「循環器内科」の備えている病院が一番良いのですが、近くに無い場合は「内科」
でもよろしいと思います。

以下の症状が有る場合は、狭心症かも知れ無いので、早めに受診してください。

・最近、足が浮腫んできた
・夜咳が、酷く眠れないことがある
・急に胸が、ドキドキすることがある
・時々フラッとして、気を失いそうになる
・階段を昇ったりすると、胸が苦しくなる事がある
・夜寝ていて、急に胸が苦しくなって目が覚めてしまう

 

 
◆&◆ 狭心症の発作時看護の中心は疼痛緩和です。

狭心症発作が起こった場合、直ぐに「ニトログリセリン錠」の舌下するか、
「スプレー」の口腔内噴霧を行い疼痛を緩和してください。

ニトログリセリンには、冠動脈を拡張させる作用がありますが、
同時に末梢の動脈も拡張させて血圧を下げ、また静脈を拡張し、心臓への静脈還流量を減らすことによって心臓の負担を軽減し、心筋酸素消費量を減少させます。

使用した場合は、血圧低下もきたすため、座るか横になってもたれかかるなどし、
安静を保つ体位で舌下使用してください。

発作の誘因・時間帯・痛みの部位・絞扼感の部位・持続時間・強さ・痛みの種類・他の症状の有無・バイタルサインの変動に注意して良く観察してください。

ニトログリセリンの舌下後、3分以内で効果が出現しますが、効果のない場合は、
4~5分の間隔を空け、再度舌下を行ってください。
10分以上経過し、それでも効果がない場合は、4~5分の間隔を空けもう一度
行い、10分以上経過しても効果がない場合は無効と判定します。

30分以上経過しても症状の改善がない場合は、心筋梗塞も疑われるので、
効果の有無を観察することは非常に重要な意義をもつことを認識してください。

ニトログリセリンは、衣類に装着するなど常に患者の手元におく工夫をして、
発作時にはすぐに服用できるようにしておく事が重要な看護と言えます。

やさしく指導する医師と看護師 ☆☆ temptation_pi-08063

 
◆&◆ 狭心症の、治療の援助と予防の、看護について。

狭心症の治療は、
薬物療法・PTCA・心臓カテーテル治療・冠動脈バイパス手術が行われます。

薬物療法には、硝酸薬・β遮断薬・カルシウム拮抗薬・アスピリンがあげられ、
また、排便時の怒責を軽減するために緩下剤も投与されることが多いです。

これらの薬物療法ででの看護としては、
中止をすると、過剰な薬物作用を引きおこしたり、十分な効果が得られないため、正しく継続して服用するように、患者にはよく指導する事です。

発作予防の看護には、
狭心症発作の誘因を除去する、正しい生活習慣を獲得できるように教育を行い、
心臓の負荷量を下げる日常生活行動やストレスの調整を行う指導をすることです。

喫煙習慣・寒暖の差・急激な運動・過食・食事直後の運動や入浴 等の、心臓に負担
のかかる行動は避けるように指導する事です。

また、高脂血症・高血圧症・糖尿病などの危険因子を除去するよう、塩分・脂質・アルコールの過剰摂取をさけ、バランスのよい食習慣を行い、適正体重の維持が
出来る様に教育にかかわっていくことです。

狭心症

心電図

心筋梗塞や狭心症は『 心臓の血管の病気 』であり、一方の不整脈は、『 電気系統の“故障”』ですから、基本的には別の病気です。

ここでは、狭心症と不整脈について、詳しく説明しております。

 
◆&◆ 不整脈とはどのような疾患でしょうか。

生命維持のためには、無くてはならない「心臓」は、心筋と言う筋肉の塊りで構成
されており、毎日10万回もの収縮を繰り返し、休むことなく力強く全身へ血液を送り込むことで酸素や栄養素を供給しています。

私たちの心臓内部は、左右の心室、左右の心房、の、4部屋から成っていますが、これらの部屋は、常に規則正しく収縮を行いながら、各部屋から部屋に血液が流れております。

心臓の収縮機能は、右心房にある洞結節で発生する電気刺激が、刺激伝導系を伝わり、心室や心房の筋肉を収縮させて、ポンプ機能が規則正しく行われております。

洞結節が規則正しい電気信号を発信し続けていれば、60~100回/分の標準的な
脈拍数が認められ、この一連の流れが正常に機能していることになります。

しかし、電気の発信間隔に乱れが生じてくると、異常な脈拍数が認められることと
なり、これを不整脈と呼んでいます。
手首や頸動脈に指を当てると、規則正しいリズムで、脈を打っているのが確認できますが、不整脈がある場合には、不規則なリズムで脈打つのを確認できます。

一般的には、あまり良く知られていない不整脈ですが、症状により次の3タイプに

分けられます。

 ■ 頻脈性不整脈とは、
脈拍が速くなる症状で、100回/分以上を「頻脈」と言います。
この症状は、脈拍が早くなって動悸が生じ、めまいなどの脳貧血症状をともな
うこともあります。
重症の場合は、1分間に240回~250回も脈拍を打つこともあり、
血圧が低下し、失神してしまうこともあります。

さらに、症状や起こる部位によって、心房細動・心室細動・心室頻拍・
上室性頻拍、があります。

■ 徐脈性不整脈とは、
脈拍がゆっくりになる症状で、60回/分以以下を「徐脈」と言います。
この症状は、脈拍が1分間に40回、または40回より少ない状態です。
重症の場合は、数秒間、心臓が停止する状態が起こることもあり、
脈拍が5秒以上も途切れてしまうと、目の前が真っ暗になりめまいを起こし、
7秒~10秒も停止状態では失神や痙攣を引き起こします。

さらに症状や起こる部位により、洞不全症候群・房室ブロック があります。

■ 期外収縮とは、
脈拍が不規則になる症状です
この症状は脈拍が飛ぶ状態のことで、不整脈のなかで最も多い症状です。
喉が詰まった感じ・胸がぎゅっとなる・胸に不快感を感じる・胸にチクリとし
た痛みを感じる、というのが主な症状です。
心不全などの、心臓に何の異常もない方にも、不整脈は起こります。
ストレスによる「自律神経の乱れ」が原因ですが、これは一過性のものであり
一瞬または数十秒以内でおさまるのが特徴です。

不整脈といっても、治療を必要とするものと、必要としないものが有りますので、
普段から動悸や息切れなどの自覚症状のある方は、検査を受けて治療の必要があるのであれば不整脈の改善に努めることが大切です。

 
◆&◆ 次に、狭心症という疾患について説明します。

心臓の表面を覆っている「冠動脈」の血管壁(内腔)は、高齢になるにつれて、
コレステロールが溜まってきて「動脈硬化」が起こります、この「動脈硬化」が
だんだん進行して血管の内腔が次第に狭くなって来るのが老化現象でもあります。

冠動脈の内腔が狭くなるばなるほど血流が不十分となり、当然に心臓を動かす血液
が不足し「心筋虚血」になってしまいます。

心筋虚血状態になると、心臓からの異常信号が発信され、「胸痛」「胸の圧迫感」

が起こり、これが「狭心症」と言う病気なのです。
この症状は、長くても15分位で消滅するので、この繰返しが、さらに怖い結果と
なってしまうことが有ります。

それは、冠動脈が段々に狭くなり、最後に「完全に塞がって血液が流れない状態」
になることです、その様な状態になると「急性心筋梗塞症」と言う、心筋細胞が壊死して長時間症状が続くと言う、さらに怖い病気に進行してしまいます。

よく「虚血性心臓疾患」ともいいますが、これは「狭心症」と「心筋梗塞症」を総

称した呼び名のことです。

狭心症は、大別すると「労作狭心症」と「安静狭心症」の2つに分けられます。

■ 労作狭心症とは、
身体を動かしたり、精神的に興奮した時に、心筋の仕事が増えて発作が起き
る狭心症です。
■ 安静狭心症とは、
深夜から明け方の、安静にしているときに、発作がおきる狭心症です。

心電図 ☆☆ 心電図

 

◆&◆ 「狭心症」と「不整脈」の関係について

不整脈は、心臓疾患が有るから起こるかと言うと、必ずしもそうでは有りません。

心筋梗塞や狭心症は、心臓を養っている冠動脈が詰まってしまう疾患なのですが、不整脈も、血管が詰まるから起きるのだと、勘違いされている方が多い様です。

実際は、心筋梗塞や狭心症は『 心臓の血管の病気 』であり、
一方の不整脈は、『 電気系統の“故障”』ですから、基本的には別の病気です。

不整脈の原因として、最も多いのは、年齢に伴うものや、体質的なものです、
つまり狭心症と不整脈には、関係性が全く有りません。

狭心症

救急車

狭心症・心筋梗塞は、伴に心臓疾患であり、生命にまで関わる重大な病気です。
狭心症と心筋梗塞の違いは、原因・症状・治療・検査・予防もそれぞれに微妙に有ります、これを知っておくことも、予防の一つと考えます。

ここでは症状に視点を置き、狭心症と心筋梗塞の違いを、詳しく説明しています。

 

 

◆&◆ 狭心症には、どのような症状が現れるか。

狭心症を、一口に行ってしまうと、「冠動脈の血流不足」のことです。

冠動脈の役割は、心筋に酸素と栄養素を送込むことですが、この冠動脈の内腔が、部分的に細くなると、心筋への血流が悪くなるために、胸の痛みを一時的に感じる様になってしまいます。

この状態が起こる疾患を「狭心症」といい、それに伴う胸の痛みを「狭心症発作」
と言っております。

血液中のコレステロールが、冠動脈に沈着してしまうことが、冠動脈の内腔を狭くする最大の原因で有り、この病状を「動脈硬化」と言います。

動脈硬化が進行すると、粥腫と呼ばれるコレステロールの塊が血管壁内にでき、
これが大きくなることで、血管内腔が狭くなってきます。
冠動脈の内腔が75%ほど塞がると、胸の痛み等の自覚症状を感じてきます。

それでは以下に、狭心症の症状をもう少し詳しく、説明したいと思います。

■ 胸の痛みは、徐々に圧迫されるが特徴です。
狭心症発作の殆どが、胸の中央からみぞおちにかけての広い範囲での胸痛です、
この痛みは、指で差せるような部分的なものではなく胸全体に現れる痛みです。
例えば、  ・胸が息苦しくなる痛み
・息が詰まるような痛み
・胸が圧迫されるような痛み
・胸が締めつけられるような痛み      等です。

身体の表面に、チクチクやズキンズキンと感じる様な、表面的な痛みではなく、
体の深層部から現れるような重苦しい感じの痛みです。
また、狭心症発作の程度には個人差があって、我慢できる痛みから、我慢できな
い痛みまでさまざまです。

さらに、胸以外のいろんな所が痛むこともあります。
狭心症発作の原因は、心臓で起きているのですが、痛みの発作は胸とは限らず、
上半身のいたる所『 みぞおち・肩・腕・首・喉・顎・歯 』等々に、感じること
があり、この痛みを「放散痛」と言います。

一般的に狭心症の症状は、胸以外に現れるとは思っていない方が多いため、
肩こり・腹痛・虫歯 等と勘違いしてしまいがちです。
さらに、胸の痛みと一緒に、必ず放散痛は起きるわけではなく、この放散痛だけ
が起きる事もあるために、注意する必要が有ります。

■ 決まった時に、起きるとは限らない。
「労作時狭心症」であれば、普通に歩いている限りは問題は無いのですが、
階段を上ったり・坂を上ったり・駆足をしたりする際に、身体の負荷が何時も
よりも多くかかり、心臓への血流が不足することで、決まって症状が現れるよう
になります。

一方、「安静時狭心症」は、就寝中や安静中に冠動脈の一部が痙攣を起こして、
冠動脈が狭くなり、心臓への血流不足が起こり、狭心症発作を起こします。
こちらはの発作は、就寝中の明け方にかけて起こることが多いですが、急に身体
を冷やした時やお酒の飲んだ後に起こることも良くあります。

■ 発作の症状は、長くは続かない特徴がある。
狭心症発作の多くな特徴は長くは続かないこと事で、数十秒から数分間程度が、
ほとんどです。長くても15分程度であり、強い胸痛が30分も続く様な場合は 「心筋梗塞」が疑われます。

狭心症発作は、冠動脈の血流が回復すればは治まり、発作時以外に症状が現れる
事はありません、ここが狭心症と心筋梗塞の違いです。

心筋梗塞は即救急車 ☆☆ 救急車

 
◆&◆ 心筋梗塞には、どのような症状が現れるか。

心筋梗塞とは、一口で言うと、「冠動脈が塞がること」で起きる疾患です。

冠動脈が、動脈硬化となり極端に狭くなって、その狭窄部位で血液が固まって
血栓ができ、血流が完全に途絶えてしまう状態となる方がおります。

冠動脈が詰まってしまうと、その先の心筋には血液が流れないために、酸素欠乏や栄養不足になった心筋細胞が次々と壊死していきます。このように心臓への血流が途絶え、心筋が壊死していく状態を心筋梗塞といいます。

心筋梗塞の症状を、以下にもう少し詳しく、説明したいと思います。

■ 強烈な痛みが、心筋梗塞の症状です。
心筋梗塞の症状は、前ぶれも何もなく突然起こるのが特徴です。
痛みは、狭心症とほゞ同じような場所に現れますが、特に胸の真ん中や、左胸部
に締めつけられるような強烈な痛みを感じます。

程度や感じは人により様々ですが、強烈な痛みは、次の様に例えられてます。

・火箸で刺されたような痛みで、死の恐怖を感じる。
・石で胸が潰されたような痛みで、死の恐怖を感じる。
・胸の中をえぐられるような痛みで、死の恐怖を感じる。

ここが、狭心症と心筋梗塞の違いであります。

「死の恐怖を感じる」とは、全身に血液を送っている心臓の発作であるために、
この様な事が感じるのでしょう、実際に心筋梗塞の程度によっては、突然死を
招くこともありまし、冷や汗が出たり・呼吸困難になったり、場合によっては
意識を喪失する事も良くあり、十分な注意が必要であります。

■ 胸の痛みが、30分以上も続きます。
心筋梗塞の発作は、持続時間が長いのも特徴です。
狭心症発作は安静にしていると長くても15分程度で治まりますが、心筋梗塞の
多くは、30分以上の強烈な痛みが続きます。

ここが、狭心症と心筋梗塞の違いであり、痛みが15分以上続くようであれば
心筋梗塞を疑う必要があるのです。

■ 時間が経つほど、心臓は壊死していきます。
心筋梗塞は冠動脈が詰まって状態のため、狭心症の様に、冠動脈拡張薬である、
「ニトログリセリン」を使用しても効果がありません。

発作が起こり始まると、直ぐに心筋の壊死が進み始まります。
胸痛は発症から数時間経過すると、次第に治まって来るものですが、心筋梗塞が
治まる訳ではなく、心筋や神経が壊死してしまい、痛みが分からないためです。

心筋の壊死範囲が拡がってくると、心臓のポンプ機能も低下するので「心不全」
になり、強い息切れや呼吸困難、血圧低下が起こり、死に至る事もあります。

心筋梗塞は時間との闘です、対処の遅れが、予後にも大きな影響を及ぼします。
心筋梗塞の発作が起きたら、一刻一秒の争いとなりますので、何よりも先行し、
救急車を呼び専門医の治療を受けることが必要です。

狭心症

めまい

めまい を大きく分けると、「耳から生じるめまい」と「脳から生じるめまい」、
さらに「特に老人に多いめまい」の3つに分けることができます。

仕事の最中や育児に集中している時に、突然のめまいに襲われる方がおりますが、これは狭心症の症状により起こった めまい かも知りません。

ここでは、狭心症の症状の一つの、めまい について、詳しく説明しています。

 

 

◆&◆ 狭心症の症状と、めまいとの関係について

めまいと、一口には言っても多くく分けて3つの種類があります、
  ①周囲がグルグル見えるタイプ
  ②立ちくらみの症状があるもの
  ③フワフワして見えるタイプ  

もし、狭心症の症状が原因のめまいであれば、めまい以外に胸の痛みが出ます、
この状態になってしまうと、姿勢を正す事が出来ず、歩く事も困難となります、
狭心症が発症する方に起こるめまいは、高血圧や肥満の方に多く見られますので、
これに該当する方は、十分に気を付ける必要があると思います。

ちなみに、
①の、周囲がグルグル見えるタイプのめまいは、生活習慣の乱れが原因と考えれ、
②の、立ちくらみがあるめまいは貧血が関係しています。

狭心症の症状は、主に胸の痛みなどを伴うますが、その他に、冷や汗・動悸・咳・呼吸困難・肩こり・胃痛などの症状が現れることも有ります、狭心症の胸の痛みは数分で治まることもあれば、30分以上も続く時など、様々です。

また、③の、フワフワするタイプのめまいでも狭心症の症状と限りません。
それは、脳梗塞などでも同様のめまいが出ますので、狭心症の症状に多く該当する場合や胸の痛みなどで、良く見極める事が大切です。

安静時と興奮時 等に出る症状には、個人差があるり事も認識しておいてください。

めまい ☆☆ めまい
◆&◆ めまいの改善方法・・・生活習慣の改善に限ります。

以下に紹介する、めまいを治す方法を試しても治らない場合は、狭心症の症状が
原因である可能性がある様です。

【 めまいの治療方法 】

■ ココアを飲む
ココアは睡眠の質を上げて寝る事が出来るため、めまい改善に役立ちます。
さらに、貧血でめまいが出ている時もココアの鉄分で解消する事が出来ます。

■   納豆や豆腐を食べる
納豆や豆腐は、生理の際にめまいが起こる女性が食べると、ホルモンバランスが 整ってきます、めまいは改善されていくのでお勧めです。

■ 睡眠をしっかり取る
睡眠不足は、めまいが起こる事が多いので、寝る時間は十分にとる事です。

■ コーヒーをを飲まない
コーヒーには、睡眠の質を落とす効果があるので控えるべきです。、

■ 栄養のある食事を摂取する
栄養が足りていない時も、めまいの原因になりますので、どうしても不足がちな
野菜や魚もしっかり取る事が、改善に近づける方法となります。

以上のことを試しても、治らない様な場合は、狭心症の症状かもしれません、
早めに、医者の診察を受けることをお勧めします。

狭心症が原因のめまいで有っても無くても、血圧や糖分を改善し規則正しい生活を送りますと、基本的にはこのめまい症状は治す事は出来ます。

狭心症

心臓に血液を送る役割の冠動脈の血流が悪くなり、一時的に心臓へ流れる血液が
不足する疾患を狭心症と言います。
狭心症の発作は主に胸周辺の痛みですが、一般的にこの痛みは、5~10分程度の
安静で症状は消失し、何もなかったようになります。

ここは、不安定型狭心症(不安定狭心症)について、詳しく説明しております。

 

 
◆&◆ 狭心症症状の発症の仕方について。

狭心症とは、冠動脈の流れが悪くなってしまうことで、心臓に流れる血液が一時的に不足する病気で、「動脈硬化」と「冠攣縮」が原因と言われております。

■「動脈硬化」が原因で起こる狭心症の場合、
冠動脈の一部分に血液の流れを妨げる狭窄部ができてしまって、一生懸命働かく
必要のある運動時や興奮時の心臓に、充分な血液が流れない状態になります。

そのために、心臓の要求する血液が不足状態となって、胸全体が締め付ける様な
痛みや圧迫感が発症し、一般的には5~10分の安静でこの狭心痛の症状は、
徐々に良くくなってきます。
このような起こり方から「労作性狭心症」と呼んでおります。

■「冠攣縮」が原因で起こる狭心症の場合、
冠動脈の一部が、普段は正常に流れているのに、急に縮んでしまう病気で、
そのために、心臓への血流が急に悪くなってしまい、狭心痛が現れます。

典型的なものは、夜間就寝中に胸が苦しくて目が覚めることです、このように、
朝方から午前中の時間帯に症状が出やすい場合には、狭心症を疑ってください。

この種の狭心症は「労作性狭心症」とは起こり方が異なり、安静状態でも起こる
ので、「安静時狭心症」と言います。

狭心症が起こる原因として、以上の2つが挙げられますが、どの原因が多く関わ
るのか、あるいはどのような治療が有効であるかは、患者個々により異なるので
明確な診断・治療は専門医の診察を行って下さい。

 

 
◆&◆ 不安定型狭心症(不安定狭心症)について詳しく説明。

不安定型狭心症とは、動脈硬化などによって、心臓への血流が不足して起こる、
「労作性狭心症」の一種で、胸や胸辺りの痛みが不定期もしくは突発的に起こり、
胸部の鈍痛度合もその度に変わり規則性が無い事から、不安定と呼称されてます。

「労作性狭心症」の種類には、3種類の狭心症が有ります。
「不安定型狭心症」のほかに、「安定狭心症」と「増悪性狭心症」です。

不安定型狭心症は、専門医の間でも「心筋梗塞」の前触れと見る意見もあって、
安定狭心症より症状が進行したものと考えられています。

初期の動脈硬化には、本来、自覚症状が無いもので、心筋を覆っている冠動脈に、
コレステロールが徐々に蓄積されて、粥腫と呼ばれるコレステロールの塊が出来
ると症状を悪化させてしまいます。

重篤な動脈硬化症になると、チョットした心臓への負荷増が、引き金となって、
狭心症が発症します。

不安定型狭心症の状態では、症状が何時・どの程度で・どの位長く起こるか、
さらに、症状が軽快するのかどうかも、明確には予想できず最悪の場合には、
「心筋梗塞」になってしまう可能性も十分にありますので、入院による治療が
必要になります。

狭心症

攣縮性狭心症は冠攣縮性狭心症とも言い、日本人に多い狭心症で有ります。
冠攣縮は、男性に起こり易いと言われ、特に喫煙は大きな危険因子であることが、
以前から分かっていますので、禁煙に努める様にすべきです。

ここでは、攣縮性狭心症(冠攣縮性狭心症)について、詳しく説明しております。

 

 
◆&◆ 狭心症とは、どの様な疾病なのでしょうか。

坂道や階段を昇ったりすると、心臓に負担がかかり‟トカトカ”と早鳴りし、
この様な状態の際、静かにしている時に比べ、何倍もの血液を心臓は要求します。

然し、心臓へ血液を送り込む冠動脈に、プラークが溜まってしまい、血管内が狭く
なり血流が悪くしてしまうと、心臓に負担がかかった際は、それに見合う十分な
血液を送り込むことができず、血液不足の状態となり、心臓は苦しくなります。
この状態を狭心症と言っております。

こんな時に、胸の締め付けられるような痛みが出れば、典型的な狭心症症状です、他には、喉・肩・腕などの痛みや、息切れの症状の場合もあります。

肩こりと勘違いをすることもありますし、冷や汗を伴うこともあります様なので、
良く、注意して観察してください。

狭心症の痛み症状は、安静にしていると15分程度で治まるのが特徴ですので、
この時点に、適切な診断と治療が行なわれれば、心臓へのダメージは殆ど無いので早期に専門医の診察を受けて置くことが大切です。

症状が出るということは‟危険状態である”と言う、心臓からの警告の様なもので、
この警告を放って置くか置かないかが「心筋梗塞」予防に繋がることになります。

なかには全く症状がでない様な狭心症もあります、この様なケースは、特に糖尿病
や高齢者の方に多い様ですので、結果的には心臓からの警告を無視した状況と
なってしまい、危険な状況に陥ることが心配されます。

 

 
◆&◆ 攣縮性狭心症と、他の狭心症を整理してみる。

狭心症は症状により、様々に分類されておりますが、狭心症の種類としては、
以下の体系付けが出来ます。

・狭心症 ・労作性狭心症
・安定狭心症
・不安定狭心症
・増悪性狭心症
・安静時狭心症
攣縮性狭心症(冠攣縮性狭心症)
・器質型狭心症
・異型狭心症
・神経性狭心症
攣縮性狭心症とは、冠動脈そのものが、痙攣を起こしたようになり細く縮み、心臓
に十分血液を送れなくなって起こる狭心症のことです。

攣縮性狭心症は、プラークがたまって起こる狭心症とは異なり、早朝や夜間の安静
時に発症しやすいのが特徴で、寒さの刺激やタバコがその誘因となることも多く、一般的には冠動脈を拡張する内服薬にて治療ができます

 

 
◆&◆ 日本人に多い、攣縮性狭心症(冠攣縮性狭心症)について。

攣縮性狭心症は、動脈硬化との関連は無く、睡眠時や安静時にも起こる狭心症で、未だに明確な原因は、分かっておらず、安静時狭心症の一種と見なされています。

小康状態ではあっても、自覚症状として、立ちくらみや耳鳴りがする場合があり、

このような場合は、医師の診察を受けることが必要です。

冠攣縮は男性に起こりやすく、特に喫煙は大きな危険因子でありますので、
まずは禁煙する事から発症の予防を心がけてください。

他に、不眠・過労・ストレス・アルコールの飲み過ぎ 等々も発作の誘因であり、
これらは、動脈硬化を進行させる原因にもなりますので、生活習慣を見直して、
改善するように努力しましょう。

日本人に患者が多いとされる攣縮性狭心症は、数値で診ますと欧米人と比べて、
4~5割も多いとされております。

 

 

◆&◆ 冠攣縮(かんれんしゅく)の予防することについて。

かんれんしゅくせい狭心症(冠攣縮性狭心症)の症状は、さまざまあります、
次の症状が見られましたら、直ぐに医者を訪ね、診察を受けてください。

①安静にしていても、動悸・息切れがする。
②夜間や早朝、朝方に発作がおこる。
③圧迫癌がある。
④冷汗が出る。
⑤失神する。

攣縮性狭心症(冠攣縮性狭心症)と診断されましたら、硝酸薬やカルシウム拮抗薬
等の薬により、冠攣縮(かんれんしゅく)を予防しながら薬物治療を行います。

薬物治療の際は、薬の飲み忘れや、自己判断で中止することが無い様に、医師の指
示を守って、正しく服用することが大切です。

狭心症

狭心症は、心臓の血管が詰まっていく「動脈硬化」がもたらす病気です。
血液中の脂肪過多が、血管の詰まる原因でありますが、家族の中に「高脂血症」の
人がいると、これが遺伝すると言われており、心臓病のリスクが高くなる様です。

狭心症・心筋梗塞自体そのものが、遺伝するとは言えないにしても、「高脂血症」
であれば、同じように心臓の血管が詰まり易い体質と、考えるべきと思います。

ここでは、狭心症の遺伝について、詳しく説明しています。

 

 

◆&◆ 狭心症発作の、症状と原因について。

狭心症発作は、胸の中央からみぞおちにかけ、広い範囲で胸痛が起こす症状です。

圧迫されるような・息が詰まるような・締め付けられるような、痛みを感じ、
表面的なチクチク感の様にではなく、深く、広く、身体にの感じる痛みです。

首・背中・左右の腕・肩・顎・歯・上腹部にも痛みが生じることもあります。
冷や汗・吐き気・おう吐・呼吸困難 等をを伴うこともあり、「ここが痛い」と
具体的に指でさせるような狭い範囲の胸痛は、狭心症でないことが多いです。

発作の持続時間は長くても、15分間程度であり、30分以上も続く事は稀で、
逆に1分にも満たない短いものは狭心症でないことが多いです。

強い胸痛が、30分以上も続く場合は「心筋梗塞」が疑われますので、速やかに
救急車を要請し病院の診察を受けてください。

狭心症の原因としては、一般的には心臓の冠動脈にプラークという固まりができ、血液の通り道を狭くすることによって起こるものであり、高血圧・高脂血症・
肥満・高尿酸血症・ストレス・性格などが誘因としては考えられます。

 

 
◆&◆ 狭心症そのものには遺伝が有りません・・・然し。

狭心症は、心筋梗塞と同じように心臓の血管が詰まっていく病気であり、
血管の詰まる原因としては、血液中の脂肪過多に大きな要因が有ります。

狭心症の様な、心臓疾患それ自体が遺伝する病気では有りません。
然し心臓疾患には、喫煙・ストレス・食生活といった生活環境の他に、高血圧症・
糖尿病・高脂血症・高尿酸血症・肥満、等々の危険因子が存在します。

これらの危険因子は「体質が親に似る」様に、親から子には、多少なりとも引き継がれる部分がありますので、狭心症の病気そのものが遺伝するとは言えなくても、
家族に、高血圧症・糖尿病・高脂血症の方が居れば、同じように心臓の血管が詰まりやすい可能性が高いと考えられた方がよろしいかと思います。

このような危険因子は、一つ一つ減らしていくことが極めて重要で、自分がどの様な体質であるかを正しく知って置くことも、心臓病と上手につきあう第一歩です。

 

 
◆&◆ 狭心症の治療法は、大きく分けて3種類です。

狭心症の治療の基本は、「薬物療法」です。
然し「薬物療法」を行ったとしても、日常生活で簡単に狭心痛が起こる場合には、
冠動脈造影検査を行い、「冠動脈形成術」や「冠動脈バイパス術」を検討します。

■ 薬物療法
狭心症の薬には「血管拡張薬」と「ベータ遮断薬」があります。
「血管拡張薬」には、狭くなっている冠動脈を広げて、血流を良くする働きと、
同時に全身の血管も広げて、心臓の負担を軽くする働きがあります。

「ベータ遮断薬」には、交感神経(興奮する神経)の活動を抑え、血圧を低くし、

脈拍数も少なくして、心臓の負担を軽減する働きが有ります。

■ 冠動脈形成術(PTCA)
冠動脈形成術とは、動脈硬化で狭窄した冠動脈を風船を用いて広げる手術で、

先端に風船のついたカテーテルを使って、冠動脈の狭窄部まで風船を運び、
そこでふくらませ、動脈狭窄部を広げるのです。

風船での広がりが不十分な場合は、特殊合金の金属を網の目状にした筒を血管の
内部に入れ、内側から補強する方法があります、この筒のことを「ステント」と
言います。

■ 冠動脈バイパス術
冠動脈の狭窄部が難しい場所にあったりして、冠動脈形成術では危険を伴う時、
また複数の個所が狭くなっている時は「冠動脈バイパス術」が必要になります。
バイパスに使用する血管は、足の静脈か、胸・腕・胃の動脈の何れかです。

狭心症