靭帯損傷の記事一覧

ラグビー・五郎丸

膝に、関節の内側に膝内側靭帯、外側に膝外側靭帯、中心に前十字靭帯と後十字靭帯の2本がクロスして存在し、合計4本の靭帯があり、関節が不安定にならないよう、制動作用を果たしております。

これらの靭帯に大きな外力がかかってしまい、部分的にまたは完全に切れてしまうこ

とがあります、これを膝靭帯損傷といいます。
ここでは、膝内側靭帯損傷に関することについて、詳しく紹介しております。

 
◆◆ 膝内側靭帯損傷(膝内側側副靭帯損傷)の発症に関して。 

膝内側側副靭帯は、大腿骨と脛骨を結んで、膝の左右へのブレを、防止する役割を
担っている靭帯です。

膝の外側から内側方向へ強い力が加わり、内側側副靭帯が伸びて強く引っぱられることで損傷を起こします。

膝のスポーツ障害の中でも発生件数が多い傷害で、特に球技系のスポーツにで多く、前十字靭帯損傷や半月板損傷と合併してに起こることもあります。

損傷を起こし易いス球技系ポーツとしては、サッカー・ラグビー・バレーボール・
バスケットボール・・野球 等があり、球技系以外では、スキーに損傷が多いです。

内側側副靭帯が、強く引っぱられる要因としては、膝が外側から内側に外反したり、
膝から下を外側に外旋した時で、サッカー・ラグビーのスポーツで、横からタックルやスライディングを受けた時によく損傷します。

ジャンプでの着地時や、急激に方向転換を行った時 等でも、同様の動作が加わることが有るので、良く起こります。

 

 
◆◆ 膝内側靭帯損傷(膝内側側副靭帯損傷)の発症時の症状と治療。

■ 膝内側側副靭帯損傷の、発症時の特徴的な症状としては、
損傷を受けた時には、膝関節の内側に、痛みと腫れが起こります。
怪我の程度が思い程、痛みも強く、膝を外側に捻った時に不安定感を感じます。

■ 膝内側側副靭帯損傷の治療としては、
発症時には「RICE処置」にて、何はともあれ、応急処置を行った上で、専門医
の診察で、膝関節をギプスやサポーターで固定する「保存療法」が基本です。
痛みや不安定感の症状が重い・靭帯が完全に切れている・複数靭帯の損傷 等の
様な場合には「手術療法」も検討されます。
ラグビー 五郎丸犬 ◆◆ ラグビー・五郎丸

 
◆◆ 膝内側靭帯損傷した時の、程度によって治療方法は様々です。

膝内側側副靭帯損傷した時の治療方法は、損傷の程度によって様々ですが、
特に大切な事は、どの様な状況下においても、「RICE処置」は欠かせません。

RICEとは、Rest=安静・Ice=冷却・Compression=圧迫・Elevation=挙上
の4つの頭文字を取って名付けられた治療法で、R・I・C・E、それぞれに大きな
効果があり、受傷後の患者は、緊張と共に脈拍が上がり血流が速くなることなので、これらを抑えるためには、最適で有効な応急処置であります。

■ 軽い程度(捻挫)の損傷の場合の治療
早急な患部の冷却を実施して、テーピング等で固定し安静にします。
テーピングの注意点としては、後々、患部が腫れてきた時に、圧迫される事が、
無い様に考慮して、余りきつくは巻かないようにすることです。
内出血の疑いがあれば、患部を心臓よりも上に挙げて、血の巡りを遅くし、
それ以上の内出血を抑える様にして下さい。

■ 靭帯が部分的に切れてしまった(部分断裂)場合の治療
捻挫の治療法ででも、自然治癒が見込めますが、場合によってはギプスを使用し
長期間固定をする事もあります。
特に、痛み・腫れのあるうちは、歩く事・立つ事も出来るだけ避け安静にして
おく事が特に大切です。

■ 完全に断裂している(完全断裂)場合の治療
完全断裂で完治を見込むには、適切な「靭帯再建手術治療」が必要となります。
こちらに関しては、別記事にて詳しく説明しています。

どんな場合においても、応急処置後には極力医療機関で診療してもらい、適切な治療
を受けるようにして下さい。

さらに、膝の靭帯損傷には合併症にも、気を付ける必要があります。

■新鮮例では、「半月板損傷」「骨軟骨損傷」の合併症が、起こることがあります。
■陳旧例では、膝が不安定なまま放置して、スポーツを続けていると、
膝に水がたまる「関節水腫」、二次的に「半月板損傷」や「変形性膝関節症」に、
移行したりしますので、完治するまでは安静にして置くことがとても重要です。

靭帯損傷

バスケ1

右膝前十字靭帯損傷は、以下のスポーツをしている人には、よく起こる傷害です。

ラグビー・アメリカンフットボール・格闘技などの、コンタクトの多いスポーツ
サッカー・スキー・バスケットボール などの、急激な方向転換を伴うスポーツに、
自分の意思とは違った方向に、関節が強制的に持っていかれたり、地面着地の際
体重で大きく曲がってしまったときに起こり易いです。

ここでは、右膝前十字靭帯損傷に関する事について、詳しく説明してます。

 

 
◆◆ 右膝前十字靭帯損傷の、痛みや症状について。

右膝前十字靭帯の損傷時は、大抵は体内で「ブチッ」と音がします、多少の困難さ
は有ものの、多くの場合、歩行する事は可能です。
但し、損傷した翌日には、膝に血液が溜まって、多くの患者は歩行困難となります。

右膝前十字靭帯は、単独で損傷することは少なく、殆どは、半月板・内側側副靭帯 等の、他の器官にも損傷を伴うことが多いです。

男性に比べ、女性に好発することが報告されてますが、報告によって、その頻度は
まちまちであり、女性に好発する要因も明確には、まだ分かっておりません。

右膝前十字靭帯は、自然治癒することは殆どありませんが、損傷・断裂した場合でも
膝周りの筋肉を鍛えることで、保存療法でも日常生活やレクリエーション程度なら、問題なく回復する事ができる場合もあります。

然し逆に言えば、競技レベルのスポーツが出来る迄に復帰するには、保存療法では、
難しいことがわかっており、手術療法によって治す方法しか有りません。

 

 
◆◆ 右膝前十字靭帯損傷で行われる、手術療法について。

右膝前十字靭帯は、再生することがないために、膝蓋腱や半腱様筋腱 等の他の器官
を切除して、靭帯の再建手術が行わうか、人工靭帯を使用することになります。

然し、人工靭帯は再断裂のリスクが非常に高いということで、最近では、殆ど行われ
てないのが現状です。

右膝前十字靭帯損傷の外科的治療では、「移植片」を使用した再建術を行います、
これは、靱帯挿入部位の、脛骨と大腿骨にドリルで穴を開け、そのトンネル穴から、
患者自身から採取した「移植片」を通して固定するものです。

最新の主となるのは「二重束再建術」と言う術式です。
簡単に説明しますと、「二重束再建術」は、「一重束再建術」に比べて膝の安定性が
良好ですが、技術的に難しく身体に対する影響も大きくなります。

バスケも靭帯損傷が多い ◆◆ バスケ1

 
◆◆ 右膝前十字の靭帯損傷に対しての、とりあえずの対処法は。

靭帯損傷には、RICE(安静・冷却・圧迫・挙上)での応急処置が大切です。
(安静・R)・怪我の部位を動かさない。
(冷却・I)・怪我の部位を冷やす。
(圧迫・C)・怪我の部位を圧迫する。
(挙上・E)・怪我した方の足を心臓より高く上げる。

靭帯損傷などの、怪我での腫れの原因のほとんどが、内出血です。
医者に到着するまでは、RICEで少しでも内出血を抑える事によって、完治する迄
の早さが変わってきます。

■捻挫をした部位の冷却と圧迫は、怪我をしてすぐに行うと効果的です。
冷却は袋に詰めた氷水を当てたり、バケツに冷水を入れたりして冷やします。
併せて、タオルや包帯で圧迫も行うと、内出血を抑える事が出来ます。
スポーツ選手であれば、常に「氷嚢」を1・2個携帯しておくことが必須です。

■怪我をした部位の、血溜まりを無くす為に、足を心臓より高い位置おくこと。
寝る際にも高く挙げておくと、治りが早くなります。

靭帯損傷は、例え痛み少なくても、時間経過と伴に腫れて痛み出す事もあるので、
一旦落ち着いたら病院へ行き、診察してもらうことが大切です。

医者の治療時には、RICE処置が大きな効果として現れてきます。

靭帯損傷

バレー1

スポーツ活動において、靭帯損傷を起こす事は、珍しくはありません.
然し、骨折・脱臼・肉離れ 等と比べると 靭帯損傷はなかなか理解しにくくて、
それに、治療方法も様々あって、素人には厄介な障害ともいえます。

ここでは、靭帯損傷の、完治するまでの期間について、説明しております。

 

 
◆◆ 靭帯損傷の症状と原因について。

靭帯損傷を理解するには、重度の捻挫と解釈すると判り易いかも知れません。

捻挫したと思った時、関節から異音が聞こえたり、関節が受傷直後に腫れていれば、
靭帯損傷と、疑う必要が出てきます.

知覚神経がある訳はない靭帯ですので、周囲組織が修復してくると、痛みは無くなり
ますが,靭帯が切れていると運動時,抜ける感じや力が入らないなどの運動機能障害
がずっと続きます。

腱と靭帯との大きな違いを簡単に説明しますと、
「腱」は、筋肉の両端を骨に繋ぐ組織であるのに対して、「靭帯」は骨と骨を繋ぐ、
硬いひものような組織です、び縮みは殆どしません.

関節が動くべきところには、筋肉と腱があって、関節が動いてはいけない方向には、
靭帯があり関節を動きを制動したり,回旋運動の軸を作ったりしています.

動いてはいけない方向に、強い力が関節に加わることで、靭帯損傷が起こります。

部分断裂の場合は、靭帯が伸びたように見えますが、実際は靭帯自体が色々な場所で
断裂しているのです、全体として伸びたように見えても、ゴムの様にすぐに縮むこと
はありません.
◆◆ 靭帯損傷の診断と治療について。

靭帯損傷を診断するには、受傷時の詳しい問診と、関節不安定性の徒手検査です、
これで、ある程度の重傷度が判断する事はできます。

レントゲン撮影での検査は、骨折を除外診断するためには、る検査ですが、ですが,整形外科専門医以外の医院ですと、『 骨は大丈夫ですので、捻挫でしょう 』等と
診断され、初期治療の機会を逃している患者も、数多くいらっしゃる様です。

患者の方も、骨折では無いと安心してしまう様ですが、骨折よりも治療の難しい、
靭帯損傷の正確な診断は、整形外科専門医を受診してMRI検査などを受ける必要があります。

バレーボールも靭帯損傷の多いスポーツ ◆◆ バレー1

 
◆◆ 靭帯損傷から、手術後の完治までの治療期間について。

最も損傷しやすい「前距腓靭帯」の3度の完全断裂の場合は、手術治療を行います。
手術後の入院期間は病院により異なる様です。

回復期間の目安は、一般的な患者の場合、以下のとおりです。
・日常生活復帰までには、約2ヶ月程度。
・スポーツに復帰するまでには、約6~9ヶ月。
・競技レベルのスポーツの復帰であれば、1年以上かかります。

プロ選手でさえ、リハビリを行って、1年以上も掛かるされる靭帯損傷ですので、
一般の患者が、そこまで機能を回復させるとなると、相当な時間がかかるでしょう。
それだけ、「前十字靭帯損傷は、選手生命を左右する」とまで言われています。

リハビリで十分な筋力回復の無いままの状態で、スポーツを行うという事は、多いに再発の可能性を持っていますので、決して焦らずに完治を待つことが重要です。

靭帯損傷

剣道5

足の甲部のやや内側を斜めに走る、細い靭帯がリスフラン靭帯です。
この、リスフラン靭帯は、強く足を踏ん張った際に、靭帯損傷を起こします。

リスフラン靭帯損傷は、通常の足関節捻挫とは異なり、明確な受傷機転がないため、軽い捻挫だろうと、誤解されて放置されやすく、治療が遅れたりする事があります。

難治性であるために、半年以上も痛みが続くこともあり、場合によっては手術療法を
選択されることもあります。

ここでは、リスフラン靭帯損傷について、詳しく説明しております。

 

 
◆◆ リスフラン靭帯損傷の症状について。

人間の足の甲は、爪先から踵にかけ、橋の様に半円を描きアーチ状になっており、
力を上手く吸収し分散するという、役割をするためには、この形が重要なのです。

リスフラン靭帯とは、足の親指と人差し指の付け根の、骨同士を繋げる靭帯であり、安定した動作や力の分散を、効率よく行ウ要するのが役割です。

足の甲にある、このリスフラン靭帯に強い衝撃が加わり、傷ついてしまっている状態を、リスフラン靭帯損傷と言っております。

■ リスフラン靭帯が損傷した際の症状について。

リスフラン靭帯損傷は、レントゲンで撮影すると、その状態をよく観察できます。

足の親指・人差し指の付け根の骨の距離が、著しく離れていることが分かります、
そのため、怪我をしてしまうと力の分散が上手くいかず、足の甲に痛みを感じることがあり、特に足に力を入れたとき、歩行や運動時に次の痛みの症状がみられます。
・足関節周辺部に痛み・腫れが生じる。
・足部のほぼ中央に、痛みが生じる。
・体重をかけたり、足を動かすと痛い。

■ リスフラン靭帯損傷の原因について

損傷を引き起こす多くの原因は、爪先立ちの状態で強い力が加わることで、具体的な例で言えば、剣道の際の踏み込みなどがあります。

力を上手く分散することができず、また瞬間的に強い力が加わるため、怪我を起こしてしまうのです、剣道をしている人は普段から注意が必要です。

リスフラン靭帯損傷は剣道に多い ◆◆  剣道5

 

◆◆ リスフラン靭帯損傷の治療方法。

リスフラン靭帯損傷の診断には、まず最初は、レントゲン写真撮影により、受傷した
際の骨折の有無を検査を行います、次に超音波検査を行い、患部の損傷状態を詳しく検査して診断します。

その後、捻挫の度合いにより、患部の固定や松葉杖歩行などの処置を行います。

安静にしていて、初期の炎症が治まってくれば、次には、足の筋力をつけることや、足関節の柔軟性をあげる運動療法を徐々に行います。

スポーツ活動での運動が必要な方の場合には、再発する事の無いようにテーピング、装具などを利用することがあります。

治療方法は目的毎に整理しますと、以下のようになります。
・患部の炎症を抑えるために・・・・・・・・・投薬・固定・免荷・物理療法
・患部の負担を減らすために・・・・・・・・・装具療法・テーピング
・再発予防や足部全体の筋機能向上のために・・運動療法

 

靭帯損傷

バレー1

二分靭帯損傷とは、外側くるぶしから内側へ伸びる二分靭帯が、外力によって
伸びてしまい、靭帯の役割を果たせなくなってしまう怪我です。
二分靭帯は足の骨を繋ぎとめる役割を持っています。

ここでは、二分靭帯損傷の後遺障害について、説明しております。

 

 
◆◆ 二分靭帯損傷の症状と治療について。

通常、腓骨と距骨が接する部分で、足関節捻挫は発生していますが、直近の別の部位でも足関節捻挫をすることがあります、それが二分靱帯の損傷です。

二分靭帯は、かかとを構成する踵骨・立方骨・舟状骨を、固く締結する役目を
になっており、爪先立ちのような無理な姿勢で、内返しで捻ってしまったときに
二分靱帯が損傷や断裂することがあります。

バレーボールのジャンプで着地して、内返し捻挫になってしまうと、ほぼ確実に二分靱帯は損傷を受けてしまいます。

たかが捻挫と安易に考えていたら、二分靭帯が付着部分の骨・踵骨・立方骨・
舟状骨で、立方骨毎剥がれる事もあり、「○○骨剥離骨折」の傷病となります。

XP検査が中心の診断になりますが、小さな剥離骨折では、CTが効果的です。

二分靱帯損傷は、損傷部が腫れ上がっていると、足関節捻挫と見分け不明ですが
二分靱帯は部位が違うので、専門医が丁寧に触診すると簡単に鑑別ができます。

治療としては、当初はギプス固定し、その後に包帯固定に切り替え、2~3週間もすれば、腫れや痛みは緩和されて、後遺障害を残すことなく治癒します。

 

 
◆◆ 二分靱帯損傷で起こる、裂離骨折の症状と治療。

靱帯や腱の張力による、踵骨前方突起骨折のような裂離骨折は、足関節を捻挫したときに、合併して発症することが多い骨折でもあります。

足関節の強い内返し捻挫により、二分靱帯に強力な力が加わり、踵骨前方突起が引き剥がされるように裂離骨折となるのです。

■ 裂離骨折の症状は、
踵骨前方と舟状骨との間に圧痛や腫脹、皮下出血・荷重歩行時の疼痛 等が現
れ、足関節の内反や底屈動作を行うと疼痛が誘発されます。

■ 裂離骨折の治療は
4~6週間のギプス固定が行われ、予後は良好であり、後遺障害を残すことも 殆どありません。

 

 

◆◆ 足関節捻挫と診断され、剥離骨折を見逃された場合。

もしも、単なる足関節捻挫と診断されて、剥離骨折を見逃されてしまって、
陳旧化すると、当然に疼痛が長期化します。

専門医であれば、陳旧例に対して、ステロイド剤や局所麻酔剤などの注射による「保存療法」が選択され、それでも疼痛が改善しないときは、裂離した骨片の
摘出術が施行されます。

靭帯損傷の多いバレーボール ◆◆ バレー1

 
◆◆ 二分靱帯損傷における、後遺障害の手続きで大切なこと。   
 
問題は、足関節捻挫と診断され、パップ剤のみで放置された時のことです。
この場合、MRI検査で、二分靱帯損傷や断裂が確認された時は、歩行時の疼痛
が後遺障害の対象になります。

ここでは、交通事故等で二分靱帯損傷となり、もしも後遺障害が出る場合の、
保険会社との交渉時に、大切で、且つ肝心なことを説明しています

本来であれば、治癒させることが、当然の目標ですので、受傷から2カ月以内 であれば、整形外科・スポーツ外来の専門医を紹介して、治療に専念します。

然し、受傷から6カ月が経過しているときには、疼痛が有る場合は、後遺障害の
申請手続きが可能となります。

靭帯損傷

バレー2

スポーツでの足首の捻挫は非常に多く、捻挫をしたといえば「足首を捻った」と
思われるほどで、捻挫全体の70%以上が実に足首の捻挫になります。

足首の捻挫は、単に足を捻っただけではなく、靭帯が部分的に切れた状態と、
なっているのが実態ですが、一般的には捻挫と呼ばれることが多いです。

ここでは、足首の捻挫、前距腓靭帯損傷関節について、説明しております。

 

 
◆◆ 前距腓靭帯損傷は、単なる足首の捻挫ではない。

歩いている途中で、道路の凸凹や段差などで、受傷する足首の捻挫もありますが
圧倒的に多いのは、スポーツ活動での受傷です。

競技種目では、バスケットボール・バレーボール・サッカー・テニス・スキー 等に、多くみられ、その9割以上が、足首を内側にひねる捻挫であり、特に足首
の外側にある「前距腓靭帯」「踵腓靭帯」を損傷することが多いです。

捻挫を起こす殆どが着地の場面であり、捻挫時に加わる力や方向によっては、
関節の中の、軟骨や筋肉を傷めることもあります。

正式には『足首の靭帯損傷』が、足首の捻挫の呼称であり、その靭帯は筋肉と
異なり、血行が豊富ではないので、修復するには時間を要します。

以上のことから、単に捻っただけと安易に考え、治療を怠ってしまうと、痛みや
腫れが何時までも続いたり、関節の不安定感を残すことになってしまいます。
その上に、頻繁に足首の捻挫を繰り返し、関節に変形も出ることにもなります。

バレーボールも靭帯損傷が多い ◆◆ バレー2

 
◆◆ 前距腓靭帯損傷の治療は、炎症を抑えて保護すること。  

前距腓靭帯損傷の場合、炎症を軽減することは、損傷した靭帯の修復を早めて、
痛みを軽減させることになります。

炎症のために腫れが長引くと、関節周りに癒着が起こって、関節を動きにくく
するため、早めに炎症を軽減していくことが、とても重要な治療です。

足首の捻挫が起きてしまった場合は、24~48Hの間は、出血やはれを最小限に抑えるために、RICE処置を行います。
リハビリとして関節運動や筋力トレーニングを行った後にも、炎症を抑えるためにRICE処置を継続して下さい。

RICEとは、Rest=安静・Ice=冷却・Compression=圧迫・Elevation=挙上
の4つの頭文字を取って名付けられた治療法で、それぞれに大きな効果があり
受傷後の患者は、緊張と共に脈拍が上がり血流が速くなるので、これらを抑えるためには最適で有効な応急処置と言えます。

靭帯が修復している治療中には、足首を捻る様な動作は、絶対に回避する必要が
あります、それは、足首を内側にひねる動作です。

正座する行為も足首を内側に捻ることになるため、痛みの確認のためであっても
絶対に行ってはいけません。
靭帯へのストレスは炎症を持続させ、腫れも長引いて治癒を遅らせます。

足関節捻挫の初期治療は、損傷靭帯の修復を妨害しない様、保護することです。

靭帯の保護には、装具、サポーター、テーピング、ギプス固定 等ありますが、最近は、靭帯や腱などの修復過程で、通常の関節の動きが、その治癒を促進させると確認されています。

このため、足関節捻挫後の損傷靭帯の修復過程においても、関節の動きがその治癒を促し、靭帯の強度を高くすることが証明されています。

靭帯損傷

1バスケ

球技のバスケ・バレーで、ジャンプで着地の際に、誤って他人の足の上にのったり、サッカー・ラグビーで、窪みや芝生に足をとられ捻ったりして、足首を痛めてしまう
ことがあります。
この様な、足首の外側靭帯損傷は、スポーツで最も多く起こる怪我の一つです。

靭帯とは、骨と骨とを繋いで、離れないようにしている、筋状の結合組織であり、
薄くて硬く丈夫なゴムの様なものですが、筋肉の様に自由に伸び縮みする伸縮性は、
ありません。

ここでは、足関節の外側帯損傷について、分かり易く説明しております。

 

 
◆◆ 足関節の外側帯損傷の、発症原因と症状について

前述の通り、足関節外側靭帯損傷はジャンプの着地時や、足を内側に捻ってしまうこ
とで起こるものが殆どです。

靭帯損傷は一般的には捻挫といわれ、簡単にいえば足首の捻挫を起こした状態で、
多くの場合は、足首を内側に捻るために、引っ張られた外側の靭帯を損傷します。
足関節の捻挫の70~80%がこのケースに該当します。

その理由は、足首周りの骨の形状は、外側にある骨の方が内側の骨より長いために、
内側に足首が向き易いからです。

靭帯の損傷は、微小断裂(捻挫)は1度、部分断裂は2度Ⅱ、完全断裂は3度と程度に
より分けられており、それぞれ症状や治療方法も異なってきます。

足関節外側靭帯損傷を起こした場合、足首に痛みと腫れを伴い、靭帯断裂が大きいと
内出血を起こすこともあり、さらに、骨と骨を繋いでいる靭帯を損傷しているため、
関節が不安定になります。

外側靭帯損傷し易いバスケ ◆◆ 1バスケ

 

 
◆◆ 足関節の外側帯損傷の、治療と予防について。 

スポーツによる、足関節捻挫の発生率は高く、その殆どが、外側靭帯損傷です。

新鮮例の場合は、初期のしっかりした固定などの「保存療法」が選択される傾向で、
殆どの患者は良好な経過をたどりますが、陳旧性の場合の、外側靭帯損傷は足関節の
不安定性が生じ、何度も捻挫を繰り返す、いわゆる「捻挫癖」の状態になる場合が
あるために、「手術療法」が適用されます。

「保存療法」には、患部のアイシング・テーピング・包帯・サポーター 等での、
固定が大切で、症状を悪化させないためにも、痛みが引くまでは運動を控えめにし、できる限り安静にするようにて下さい。

同時進行で「手技療法」、干渉波や低周波での「電気療法」を使うと、血行が促進
されるために、通常より回復を早める効果が期待できます。

「手術療法」には、身体所見・ストレスレントゲン・MRI 等で、前距腓靭帯・
踵腓靭帯の損傷を診断し、スポーツレベルや患者の要求度に応じて選択します。

手術は、足関節鏡視下に前距腓靭帯を確認して、縫合可能であれば縫合術を行い、
縫合不能であれば、膝の靭帯の一部を採取して、靭帯再建術を選択します。
踵腓靭帯に関しても、再建が必要であれば、同時に行います

靭帯損傷

陸上1

膝の曲げ伸ばしを繰り返すことで、膝蓋(しつがい)骨と脛骨(けいこつ)を繋ぐ、
膝蓋靱帯が炎症を起こします、いわゆるジャンパーニーと呼ばれるものですが、
重症例では、膝蓋靱帯が完全断裂をすることも有ります。

バレー・バスケ・走り幅跳・走り高跳・野球・サッカー 等のジャンプを繰り返すスポーツに多発し易く、特に成長期や身長の高い人によく見られる怪我です。

ここでは、膝蓋靭帯損傷の、症状から治療について、説明しております。

 

 
◆◆ 膝蓋靭帯損傷の、原因と症状について。

序文にも記しました通り、膝蓋靭帯損傷は、球技や陸上競技のジャンプを多く伴うスポーツに良く見られ、通称ジャンパーニーと呼ばれている、成長期の若者に多い怪我です。

試合や練習時のジャンプで、膝蓋骨の下の膝蓋靱帯が引っ張られ、炎症を起こすもので、大腿四頭筋の柔軟性低下が要因の一つに挙げられます。

成長期(12〜20歳)の長身選手は、骨の成長に筋肉の成長が追いつかずに、
相対的筋短縮状態を招いた結果、そのストレスが末梢の膝蓋骨周辺に蓄積する、ために起こる、慢性・疲労性障害です。

怪我の症状としては、次の様なものが現れます。

・膝蓋骨の下、脛骨結節が痛みます。
・脛骨結節が、隆起することもあります。
・太腿の筋肉が縮んで、硬くなることもあります。
・患部が腫れたり、熱くなったりする事も、稀にあります。
・発症当初は、ジャンプなどの動作時にだけ、痛みが出ます。
・ジャンプ・ランニングでの着地の際に、強い痛みを感じます。

 

 

◆◆ 膝蓋靭帯損傷の、治療について。

次の様な処置をすれば、たいがいは治癒します。
・スポーツを休み、安静にします。
・痛みが酷ければ、消炎鎮痛薬を貼ったり塗ったりします。
・衝撃吸収性の高い、靴や膝のサポーターの使用も有効です。
・スポーツを再開後は、大腿四頭筋のストレッチを欠かさないことです。
・大腿四頭筋や大腿二頭筋 等、膝関係筋肉のストレッチと筋力強化を行います。
・重症例では手術をすることもあります。

成長期の大切な時期に起こり易いので、試合が近いと言って、オーバーユースに
ならない様に、指導者・保護者の気遣いを確りお願いします。

走り幅跳び ◆◆ 陸上1

 
◆◆ 膝蓋靭帯損傷の注意点について.。

■ 類似疾患としては、オスグッド病が有ります。
これは、主に10〜15歳の男子に起こる、脛骨結節部の骨化障害です。

■ 注意点としては、膝蓋靭帯損傷は、急性外傷ではないために、指導者・選手
は、この障害に対する知識が乏しいことがあり、発症初期に医療機関を受診し
ていないのが殆どで、治療を怠ると慢性化の原因にもなります。
指導者はこの疾患について正しく理解をした上で、練習内容や時間の調整を
十分注意して行ってください。

靭帯損傷

サッカー3

靭帯とは、骨と骨が離れない様、位置関係を保持し、骨同士を繋ぐ役割を担っており、同時に一方では、関節の動きを制限する役目も担っていると言えます。

外部から無理な力が、この靭帯に加わることで、切れたり・剥がれたりする事が
良く起こります、これを靭帯損傷と言います。

良く耳にすることがある「スポーツ中の靭帯損傷」と言う声ですが、靭帯損傷の
意味としては、外圧で何本かの靭帯が切れてしまった、若しくは傷がついた状態と思われがちの様ですが、実際は「切れた」「傷ついた」だけで無く「伸びた」
状態も含め、靭帯損傷と言っており、捻挫も狭義の靭帯損傷に分類されます。

ここでは、靭帯損傷の、完治までの治療期間について、説明しております。

 

 
◆◆ 治療内容は、靭帯損傷した時の程度によります。

靭帯損傷に治療内容は、靭帯の損傷の程度によって違って来ます、大切な事は、どの様な状況下においても、初期治療としてのRICE処置は欠かせません。

Rest=安静・Ice=冷却・Compression=圧迫・Elevation=挙上 の4つの頭文字を取って、RICEと名付けられた治療法で、それぞれに大きな効果があります
受傷した際の患者は、動揺・緊張と共に脈拍が上がり血流が速くなるので、
これらを抑えるためには最適で有効な応急処置と言えます。

負傷した靭帯の損傷程度により、次の3種類に分けられます。

 1度(捻挫)・軽い程度の損傷の場合の治療
早急に患部を冷やし、テーピング等で固定し安静にします。
注意する点としては、後々患部が腫れてきた時に、圧迫される事の無い程度
にして、余りきつくは巻かないようにすることです。
内出血の疑いがあれば、患部を心臓よりも上に挙げて、血の巡りを遅くし、
それ以上の内出血を抑える様にして下さい。

■ 2度(部分断裂)・靭帯が部分的に切れてしまった場合の治療
捻挫の治療法でも自然治癒が見込めますが、場合によってはギプスを使用し
長期間固定をしなくてはならない事もあります。
特に、痛み・腫れのある内は、歩く事・立つ事も出来るだけ避け安静にして
おく事が大切です。

 3度(完全断裂)・完全に断裂している場合の治療
完治を見込むには適切な「靭帯再建手術治療」が必要となります。
こちらに関しては、別記事にて詳しく説明しています。

どのような場合においても、応急処置後には極力医療機関で診療してもらい、
適切な治療を受けるようにして下さい。

 

 
◆◆ 足首の靭帯損傷の症状とその治療。

足首靭帯は、足首外側にある「前距腓靭帯」「後距腓靭帯」「踵腓靭帯」の3本と、内側にある「三角靭帯」が機能し合って安定しています。

靭帯の役割としては、それぞれに違いがあり、次のようになっています。
前距腓靭帯」・・・距骨が前方にズレないように制限する。
後距腓靭帯」・・・距骨が後方にズレないよう制限する。
踵腓靭帯」・・・・距骨が内側に傾きすぎないよう制限する。

これらの靭帯が、上手く機能し合っているからこそ、不安定な場所を歩いたり、
急なスピードで方向転換をしたりするする事が可能となるのです。

なかでも、最も損傷しやすいのは「前距腓靭帯」次いで「踵腓靭帯」になります
「後距腓靭帯」に至っては、損傷することは極めて稀なことです。

足首の構造上、足の裏を身体の外側に対しては、基本的になかなか向けられず、
必然的に捻る時は大半が内側に捻ってしまいます、稀に外側に向けて捻ったと
しても、なかなか程度の酷いものにはなりません。

サッカー競技は靭帯損傷が多い ◆◆ サッカー3

 
◆◆ 靭帯損傷してから、手術後の完治までの期間について。

最も損傷しやすい「前距腓靭帯」の3度の完全断裂の場合は、手術を行います。
手術後の入院期間は病院により異なる様です。

一般的な患者の回復期間は、以下のとおりです。
・日常生活復帰までには、約2ヶ月程度。
・スポーツに復帰するまでは、約6~9ヶ月。
・競技レベルのスポーツであれば、1年以上かかります。

プロ選手でも、リハビリを行って1年以上なので、一般の方がそこまで機能を
回復させるとなると、相当な時間がかかるでしょう。
それだけ、「前十字靭帯損傷は、選手生命を左右する」とまで言われています。

リハビリで十分な筋力回復の無いままに、スポーツを行う事は、再発の可能性が多いに有りますので、リハビリの回数、進行具合で前後することもありますが、
決して焦らずに完治を待つことが重要です。

靭帯損傷

テーピング

足関節の捻挫は、最も多いとされるスポーツ傷害です、バスケやバレーでは、
外傷中の約50%が足関節捻挫といわれています。足関節捻挫で最も損傷を受けやすい靭帯は外側の靭帯です。

足関節の捻挫が起こる過程を説明しますと、
爪先が下を向いた状態で、足首を内にひねる動作を内がえしと言い、その方向に過剰な力が加わって、捻挫することが最も多いです。

その場合、足首の外側が伸ばされ、外踝(くるぶし)の前方と足の距骨をつなぐ、前距腓靭帯が過度に緊張してまず損傷します。
その程度が強ければ、足首の外側の別の靭帯、踵腓靭帯(しょうひじんたい)も、さらに加えて損傷します。

ここでは、足首の踵腓靭帯損傷について、もう少し詳しく説明しています。

 

 
◆◆ 足首の踵腓靭帯損傷の、症状と診断について。

足関節や足の痛みの症状が出て歩きにくくなる他に、損傷部分を中心に腫れ、
内出血により損傷部位が痣の様に変色し、時間経過と伴に、腫れや変色は広い
範囲に拡大します。

完全に断裂した場合は、関節が不安定になってしまい、、適切な治療を行わな
ければ、後々、捻挫の再発を繰り返したり、関節表面の軟骨を損傷したりして、日常生活やスポーツ活動に大きな障害をきたす場合があります。

診断については、損傷した場所・程度を確認するために、医師は痛い部分を押して確めます、さらに怪我をした時の状況(足の位置・捻った方向)が、損傷部位を判断するために重要な情報となるので、確りと全てを伝えてください。

レントゲン撮影は、骨の損傷がないかを確かめるもので、靭帯が断裂して関節が不安定になっていないか確認するために、レントゲン撮影でストレスチェックの
検査をする場合があります。

ストレスチェックは、足首を捻ったり引っ張ったりした状態で、レントゲン撮影して、関節の動きの異常を確かめます。

さらには、骨の内部状態・軟骨の損傷状態を確認のために、MRI検査を行う
場合もあります。

テーピングによる固定治療 ◆◆   テーピング

 

 
◆◆ 足首の踵腓靭帯損傷の、治療について。

踵腓靭帯損傷は、早期に適切な治療を行えば手術が必要になることは稀です。
つまり治療の基本は保存療法となるのです。

保存療法には、ギプスなどによる「固定療法」と「早期運動療法」があります。

■ 固定療法は、
数週間のギプス固定を主体とした治療方法です。

■ 早期運動療法は、
怪我の初期に、短期間の固定を行ってから、早い段階でサポーターを装着して
歩行を開始して、足関節に負担のかかる捻りの動作を、防御しながら積極的に
リハビリを行う治療方法です。

他の部位の、靭帯損傷でも基本的には、このような保存療法が主体となります。

靭帯損傷