靭帯損傷の記事一覧

テニス3

足首などの捻挫(靭帯損傷)の治療で、サポーターを使用する目的は、治療において靭帯の、内反し・外反しを防ぎながら、負担をかけない程度に、靭帯に底屈・背屈
して動かしていくことが、靭帯損傷の治癒を早めるためには必要です。

それを助けてくれるのが、サポーター若しくは装具と呼ばれるものになります。
ここでは、サポーターに関する注意点について、詳しく紹介しております。

 

 
◆◆ サポーターや装具には、大きく分けて3段階あります。

重症度によって、またスポーツの種目やポジションによって、次の物を使い分けて
いくことになります。

■ 1段階目は、最も軽症の場合の、靭帯損傷に使うのが、「バンドタイプ」の
サポーターです。
テーピングでも、基本テクニックである「figure 8」という巻き方で、足首が
内反しにならないように補強します。
足の裏の外側を、上に引っ張り上げるようにしながら、巻くのがコツですが、
固定性は弱いですが、足首の動きの制限も少ないのが特徴です.

■ 2段階目は、靴下のように「履くタイプ」です。
巻くだけの「バンドタイプ」のサポーターより、固定性・圧迫力が高まります。
但し、履くだけでは固定性は弱いので、その上からしっかり「figure 8」で巻く
ようになっています.

■ 3段階目の、重症の場合では内側と外側に固めの「支柱が入ったタイプ」を
使います、支柱があるために、内反しも外反しも、かなり強固に防げます。
この支柱のかわりに、高い空気圧でやるものもありますが、基本原理は同じで、
足首の動かし難さは、他のものよりかなり強いです.

 

 
◆◆ 就寝時も、足首靭帯損傷には、サポーターをつけて下さい。

サポーターを装着するには、前項の説明以外に、もう1つの意味があります。

前項での3段階のサポーターは、何れもしっかり巻くことで、足首の力を抜いた時も
ある程度背屈に近くなります。

サポーターを使わない場合は、足首はダランと底屈位になりますが、サポーターを
しっかりつけると、力を抜いてもある程度の背屈位になります.

外側の靭帯は、この底屈位で伸ばされて、常に負担がかかってる状態になってます、
例えば、寝ている時などはどうしても底屈位になり、翌朝に、痛みが強まっている
場合が多いので、寝る時にもサポーターをつけることをお勧めします。

靭帯損傷とテニス ◆◆ テニス3

 

 

 
◆◆ サポーター選びのポイント何か。

一概にサポーターといっても、メーカーによって材質も違えば、フィット感を重視したもの、ホールド感を高めたもの 等、着け心地が違います。
サポーター選びで、特に注意したいのは材質と形状です。

■ 材質が化学繊維の物は、何時の間にか擦れてに皮膚炎をおこす場合もあり、
汗ばむ季節には、通気性を重視していない、保温力の高い材質のサポーターを
着用すれば、汗により、皮膚炎・汗疹・かぶれが生じます。
材質に関しては季節を重視しておくことがポイントです。

■ 形状については、クロス状の巻き込みタイプで、膝周りだけ穴が空いたタイプ、
マジックテープで、隙間なく膝上から膝下まで包むように、固定するタイプ 等
があります。
形状につしては、何のスポーツで使うか、日常で使うか 等によって、変わって
きますので、用途別に揃えておくと便利です。

■■ こんなサポーターは、いけませんです。
・通気性がなく、蒸れる。
・装着・着脱に時間がかかる。
・歩いている時、ずり落ちてくる。
・以前より、膝の症状が悪くなった。
・付けていると、皮膚がピリピリする。
・屈伸や立ち上がりで、膝に力を入れにくい。
・固定が強すぎて着脱後に皮膚がうっ血する。
・重量が重く、サポーターを付けている足に負担をかける。
・サポーターをしているのに、膝が抜けるような感覚があり安定しない。

■■ 以下が、グッドポイントのサポーターです。
・装着・着脱が、簡単にできる。
・ヒンジが3支点なので、屈伸がスムーズ。
・材質が硬すぎないので、膝がこわばらない。
・通気性があり、汗や湿度による蒸れがない。
・痛みを和らげるサポート効果が、期待できる。
・膝の前後のズレが、長時間着用でも感じられない。
・膝がぐらつかない、安心できるホールド感がある。
・補強テープがついているので、お好みで強度を調節できる。

靭帯損傷

バレー2

三角靭帯損傷は、足首を外側に捻った際に、三角靭帯を損傷してしまう傷害です。
普通は、三角靭帯損傷とは言わず、単純に「足の捻挫」と言っております。

症状としては痛みがありますが、痛みの強さは靭帯の損傷度合いにより異なりますし
他の靭帯と一緒に損傷することもあり、そのまま放置すると靭帯が緩んだ状態で、
くっついてしまうため、必ず専門医を受診して、治療を受けるようにすることです。

ここでは、三角靭帯損傷について、詳しく紹介しております。

 

 
◆◆ 三角靭帯損傷とは何か? 原因は、症状は?

三角靭帯とは、内くるぶしにある靭帯(内側側副靭帯)のことを指しており、
後脛距靭帯・脛踵靭帯・脛舟靭帯・前脛距靭帯で、構成されています。

この靭帯の損傷を、三角靭帯損傷といい、一般的に「足首の捻挫」と言っています、 この三角靭帯が損傷すると同時に、外側靭帯損傷・脛骨果部骨折を起こすことも、
あります。

三角靭帯損傷は、足首の捻り(外反)がきっかけで起こります。
外反とは、足の裏を外側に向けるような捻り方で、これによって内側にある三角靭帯
が引き伸ばされ、損傷を受けてしまうのです。

確かめれば分かりますが、自分の意思で簡単には外反は出来ませんし、外側に向けて
も三角靭帯損傷は起こりません。
スポーツのジャンプでの、着地の際の踏み外しが、きっかけとなることが多いので、
運動をしている時には、十分な注意が必要でしょう。

とは言うもの、三角靭帯は太くて強い靭帯なので、実際に外反を起こしたとしても、
重症化する様なことは少ないようです。
痛みを感じなければ、あまり問題はないと思います。

逆の見方をすれば、痛みが継続的に有る様なら、その三角靭帯損傷は重症である場合
が多いのです。また伴って周辺の足の骨が折れていることもあります。

いつまでも足首の内側が、痛たい、歩くと違和感を感じる、とする、心当たりがある
様なら、一度専門医の検査・診断を受けたほうが良いと思います。

靭帯損傷とバレーボール ◆◆   バレー2
◆◆ 三角靭帯損傷に対しての、治療法・予防法は?

三角靭帯の損傷で、痛みが非常に強く、なかなか引かないこともあります。

この様なケースでは、骨折の可能性が疑われるため、念のために専門医のエックス線検査を受けるようにし、 また、どの程度、靭帯を損傷しているのかも重要になりますので、損傷程度の確認も行っておく事です。

アイシングが、靭帯損傷の治療の基本です、その後はしっかり包帯などで固定をし、靭帯が回復するのを待つことになります。

尚、固定する際は、しっかり固定しないと、緩んだままの状態で靭帯がくっついて
しまい、不安定な状態になりますので注意してください。

固定している際に、手技療法や、干渉波・低周波での電気療法の、処置しておくと、
復帰が早くなりますし、痛みが強い場合には湿布などを用いるといいでしょう。

靭帯損傷

サッカー・転倒

靭帯は骨と骨を繋げ、安定させるという大切な役割がありますが、損傷によって
機能が低下することがあります。

身体を走る、椎骨を繋げる靭帯である後縦靭帯が、何らかの原因で傷害を起こした
状態を、後縦靭帯損傷と言いっています。

ここでは、後縦靭帯損傷について、詳しく紹介しております。

 

 
◆◆ 脊椎の靭帯、後縦靭帯損傷とは何か?

脊椎の靭帯は、種類毎に次のように分類されています。

■ 前縦靭帯
椎体の前面に位置する、幅の広い靭帯です。
大きな伸張力が加わると、損傷することがあります。

■ 後縦靭帯
椎体の後ろの面に位置し、椎間板が飛び出ないようにする、役割を持つ靭帯です。
大きな屈曲力や進展力が加わることで、損傷することがあります。

■ 黄色靭帯
椎弓板と椎弓板を、つないでいる靭帯です。
骨折の合併症として損傷することがあります。

■ 棘間靭帯
棘突起と棘突起を、つないでいる靭帯です。
大きな屈曲力が加わることで損傷することがあります。

後縦靭帯損傷で、最も多い原因は、交通事故などの外傷によるものです、
強い力が加わって椎骨が強く曲がったり、大きくずれることで発症してしまいます。

交通事故後に、一部の背骨に痛みを感じる様ですと注意が必要となります、目視して
怪我が分からなくても、後縦靭帯損傷を起こしていることが大いにありまするので、痛みの症状がある場合には、早めに病院で診察を受けてください。

 

 
◆◆ 後縦靭帯損傷の「骨化症」について。

後縦靭帯に起こる病気で有名なのが「後縦靱帯骨化症(OPLL)」です。
「後縦靱帯骨化症」とは、首の後縦靭帯が何らかの原因で、太く硬くなる病気です。
後縦靭帯に、カルシウムが付着することで発病する、と言いますが、何故かについては、今のところ分かっていない様です。

「後縦靱帯骨化症」について、もう少し専門的に詳しく説明しますと、

椎体骨の後縁を上下に連結し、背骨の中を縦に走る後縦靭帯が、骨化した結果、
脊髄の入っている脊柱管が狭くなり、脊髄や脊髄から分枝する神経根が圧迫されて、
感覚障害や運動障害 等の、神経症状を引き起こす病気のことです。

骨化してしまった脊椎の部位により「頚椎後縦靱帯骨化症」「胸椎後縦靱帯骨化症」「腰椎後縦靱帯骨化症」と呼んでおります。

症状が進行し、脊髄の中の神経がを圧迫されて、起こる障害は以下の様な症状です。

・四肢の痺れ
・四肢の鈍痛
・歩行困難
・転倒が多くなる

転倒をきっかけにして、後縦靭帯損傷を起こし、急激に症状が悪化することもあり、
とても注意が必要な病気の一つでもあります。
サッカー ◆◆ サッカー・転倒

 

 
◆◆ 「後縦靭帯骨化症」の治療方法は、どの様なもの。

「後縦靭帯骨化症」の症状は個人差があり、前述した様にかなり幅広いくなります、
そのため、その患者にあった治療をよく相談して行っていくことが必要です。

症状が重度の場合は手術治療をおこないます、手術の方法は、骨化の状態や部位に
応じて様々な方法があります。
手術治療は、根本的な治療となるので、かなり効果が期待できます。

■ 頚椎の場合は、神経の圧迫を取るため骨化部位を摘出して、その部位を自分の
骨で固定する「前方法」と、骨化部位をそのままにし、神経の入った脊柱管を
拡げる「後方法」とがあります。
一般的に「後方法」が選択されますが、骨化が大きい場合や頚椎配列が不良の場合 は「前方法」が選択されることもあります。

■ 胸椎の場合は、背骨は丸まっているため、「後方法」で脊柱管を拡げるだけで
なく、ボルトなどを用いて、固定を加える手術が行われることが多くなっており
ますが、場合によっては「前方法」が選択されることもあります。

■ 腰椎では「後方法」が一般的な治療方法です。

症状が軽度であり、手術をしない場合は、骨化によって圧迫されている、神経の
保護が治療の主目的となります。

■ 頚椎の場合は、、安静保持を保つため、外固定装具の装着等を行います。
この時の頚椎は、快適位置にあることが必要で、高さ調節可能な装具が必須です、
また、首を後ろにそらせる姿勢は、避ける必要があります。

薬物療法としては、消炎鎮痛剤・筋弛緩剤 等の内服で、自覚症状の軽減が得られることがあります。

靭帯損傷

DSC_1637

膝関節には、内側に膝内側靭帯、外側に外側靭帯、中心に前十字靭帯と後十字靭帯の2本がクロスして存在し、合計4本の靭帯があり、関節が不安定にならないようそれぞれ制動作用を果たしております。

これらの靭帯に、大きな外力がかかってしまい、部分的に、または完全に切れてし
まうことがあります、これを膝の靭帯損傷と言ってます。

ここでは、右膝内側側副靭帯損傷について、詳しく紹介しております。

 

 
◆◆ 右膝内側側副靭帯損傷の発症の原因に関して。 

右膝内側側副靭帯とは、右膝関節にある靭帯の中でも、内側にある靭帯です。

右膝内側側副靭帯損傷の原因は、右膝関節の外側からのかかる強い力です。
外側から強い力が加わることで、右膝が伸びきってしまい、普段縮んでいるはずの、
内側側副靭帯が引き伸ばされてしまう傷害のことです。

損傷を起こし易い球技系のスポーツとしては、サッカー・ラグビー・バレーボール・
バスケットボール・野球 等があり、球技系以外では、スキーに損傷が多いです。

外力だけではなく大きく捻ることで、内側側副靭帯損傷を起こすことがあります、
例えばスキーの転倒で、膝ごと捻ってしまい、怪我を誘発してしまうことす。

 

 

◆◆ 右膝内側側副靭帯損傷の、傷害の度合いについて。

全ての靭帯損傷の怪我の度合いは、次の三段階に分類されております。

■ 第一度(捻挫)
靭帯が伸びきってしまった、若しくは、軽度の断裂がみられる段階です。
具体的には、以下のような症状がみられます。
・膝内側を押すと痛みを感じる(圧痛)
・膝の曲げ伸ばし・関節のぐらつき 等の、異常がないことも特徴です。

■ 第二度(部分断裂)
靭帯の損傷、若しくは断裂が多く起きている段階です。
具体的には以下のような症状がみられます。
・膝の曲げ伸ばしが困難になる
・関節がぐらつく 等の、不安定になる
・膝に、強い痛みを感じる

■ 第三度(完全断裂)
靭帯が完全に断裂してしまっている段階で、早急な処置が必要とされます。
具体的には以下のような症状がみられます。
・靭帯が切れてしまっているため、痛みはそれほど感じない
・歩くことができない
・膝関節が、非常に不安定である
スキーには靭帯損傷は付きもの ◆◆ DSC_1637

 

 
◆◆ 右膝内側側副靭帯損傷を起こしてしまった、その処置には。

内側側副靭帯損傷は目で見ることができず、状態がなかなかわかりにくいものです、
そのためには、強い外力を受けた後に、痛みを感じる様な場合は注意してください。

膝に違和感がある様なら、間をおかず直ぐに専門医での診察が必要です。
詳しい問診とレントゲンで状態を判断し、治療方針を決めていくことになります。

医者に行くまでには、RICE療法という応急処置を、すぐに行うことも重要です。
RICEとは、Rest=安静・Ice=冷却・Compression=圧迫・Elevation=挙上
の4つの頭文字を取って名付けられた治療法で、R・I・C・E、それぞれに大きな
効果があり、受傷後の患者は、緊張と共に脈拍が上がり血流が速くなることなので、これらを抑えるためには、最適で有効な応急処置であります。

RICE療法をいかに早く行えるかが、早期回復のポイントといってもいいです。

靭帯損傷

相撲・サル

左膝前十字靭帯損傷は、スポーツをしている人にはよく起こる傷害です。

特に、格闘技・アメリカンフットボール・ラグビー 等の、コンタクトの多い競技、サッカー・スキー・バスケットボール 等の、急激な方向転換を伴う競技には、
自分の意思に反し、違った方向に関節が強制的に持っていかれたり、ジャンプで
地面着地の際に、体重で大きくかかってしまったときに起こり易いです。

ここでは、この様な左膝前十字靭帯損傷について、詳しく説明してます。

 
◆◆ 左膝前十字靭帯損傷の、痛みの症状について。

「ブチッ」と体内で音がする、左膝前十字靭帯の損傷時は、多少の困難さはあっても歩行する事は大抵の場合可能ですが、損傷した翌日いなると、膝に血液が溜まって、多くの患者は歩行困難となります。

左膝前十字靭帯と言うのは、殆どが単独での損傷は無く、半月板・内側側副靭帯
等の、他の器官にも損傷を伴うことが多いです。

女性に好発すると言う報告がありますが、その頻度は報告によってマチマチであり、
好発要因も、明確にはまだ分かっておりません。

自然治癒することは殆ど無い、左膝前十字靭帯ですが、損傷・断裂した場合でも、
膝周りの筋肉を鍛える「保存療法」で、日常生活やレクリエーション程度であれば、
問題なく回復する事ができる場合もあります。

然し、言い変えると、競技レベルのスポーツが、出来る様になる迄に復帰するには、「保存療法」では難しく、「手術療法」によって治療するしか有りません。

 
◆◆ 左膝前十字靭帯損傷での、「手術療法」について。

左膝前十字靭帯は、再生することがないために、膝蓋腱や半腱様筋腱 等、他の部位
を切除して、靭帯の「再建手術」が行わうか、「人工靭帯」を使用します。

然し「人工靭帯」は再断裂するリスクが、非常に高いということがあって、
最近では、殆ど行われてないのが実状です。

外科的治療では、「移植片」を使用した「再建手術」を行います。
これは、靱帯挿入部位の、脛骨と大腿骨にドリルで穴を開け、そのトンネル穴から、患者自身から採取した「移植片」を通して固定するものです。

最新の主となるのは「二重束再建術」と言う術式ですが、簡単に説明しますと、
「二重束再建術」は、「一重束再建術」に比べて膝の安定性が良好ですが、技術的に難しく身体に対する影響も大きくなります。

猿の相撲? ◆◆   相撲・サル

 
◆◆ 左膝前十字の靭帯損傷に対する、損傷初期の対処法は。

靭帯損傷には、RICE(安静・冷却・圧迫・挙上)での応急処置が大切です。
・(安静・R)怪我の部位を動かさない。
・(冷却・I)怪我の部位を冷やす。
・(圧迫・C)怪我の部位を圧迫する。
・(挙上・E)怪我した方の足を心臓より高く上げる。

靭帯損傷などの、腫れの要因の殆どは内出血ですので、医者に到着するまでは、
RICEで少しでも内出血を抑える事によって、完治する迄の早さが違います。

■捻挫をした部位の冷却と圧迫は、怪我をして直ぐに行うと、効果的です。
冷却は袋に詰めた氷水を当てたり、バケツに冷水を入れたりして冷やします。
併せて、タオルや包帯で圧迫も行うと、内出血を抑える事が出来ます。
スポーツ選手であれば、常に「氷嚢」を1・2個携帯しておくことが必須です。

■怪我をした部位の、血溜まりを無くす為に、足を心臓より高い位置おくこと。
寝る時にも、高く挙げておくと、治りが早くなります。

靭帯損傷は、痛みが少なくても、時間経過と伴に腫れだして痛み出す事もあるので、
一旦落ち着いた時点で病院へ行き、詳しく診察してもらうことが大切です。

医者の治療時迄には、RICE処置が大きな効果として現れてきます。

靭帯損傷

松葉杖

靭帯損傷を起こす事は、スポーツ活動においては、珍しいことではありません。
然し、靭帯損傷を理解するには、骨折・脱臼・肉離れ に比べ、なかなか難しくて、
それに、様々な治療方法もあって、素人には厄介な障害ともいえます。

ここでは、靭帯損傷が完治するまでの治療期間について、説明しております。

 

 
◆◆ 靭帯損傷を起こす原因とその症状について。

靭帯損傷を理解するには『重度の捻挫』と解釈すると、判り易いかも知れません。

「捻挫したかな」と思った時、関節からの異音が聞こえたり、関節が受傷直後に、
腫れていれれば、靭帯損傷う疑う必要が出てきます.

靭帯には知覚神経のないので、周囲組織が修復してくると、痛みは無くなります、
然し、靭帯が切れている場合、運動時に「抜ける感じ」「力が入らない」等の、
運動機能障害はまだまだずっと続いてしまいます。

簡単に「腱」と「靭帯」の、大きな違いを説明しますと、
「腱」は、筋肉の両端を骨に繋ぐ組織であるのに対して、
「靭帯」は骨と骨を繋ぐ、硬い紐のような組織で、伸び縮みは殆どしません.

「筋肉」「腱」は、関節が動くべきところにあって、関節が動いてはいけない方向には「靭帯」があり、関節を動きを制動したり、回旋運動の軸を作ったりしています。

この動いてはいけない方向に対し、過度な力が関節に加わることで、靭帯損傷が
起こってしまうのです。

部分断裂の場合は、靭帯が伸びたように見えますが、実際は靭帯自体が色々な箇所
で断裂しており、全体として伸びたように見えても、ゴムの様にすぐに縮む様な
ことはありません。

 
◆◆ 靭帯損傷の、検査診断とその治療について。

靭帯損傷を検査診断するには、受傷時の詳しい医師の「問診」と、関節不安定性の
「徒手検査」です、これで、ある程度の重傷度を判断する事ができます。

レントゲン撮影での検査は、骨折を除外診断するためには、必要な検査ですが、
整形外科専門医以外の医院ですと『 骨は大丈夫ですので、捻挫でしょう 』等と
診断されて、初期治療の機会を逃している患者も、数多くいらっしゃる様です。

患者の方も、骨折では無いと安心してしまう様ですが、骨折よりも治療の難しい、
靭帯損傷の正確な診断は、整形外科専門医を受診してMRI検査などを受ける
必要があります。

靭帯損傷は治療期間が長い ◆◆ 松葉杖

 

 
◆◆ 靭帯損傷で手術治療した後の、完治までの治療期間の目安。

最も損傷しやすい「前距腓靭帯」3度の完全断裂の場合は、手術治療を行います。
手術治療後の入院期間は、病院により異なる様です。

回復期間の目安は、一般的な患者の場合で、以下のとおりです。
・日常生活復帰までには、・・・・・・・・約2ヶ月程度。
・スポーツに復帰するまでには・・・・・・約6~9ヶ月。
・競技レベルのスポーツの復帰であれば・・1年以上。

プロ選手が、積極的なリハビリを行って、1年以上も掛かるとされる靭帯損傷です、
一般の患者が、そこまで機能回復させるとなると、相当な時間がかかるでしょう。
それ故に「前十字靭帯損傷は、選手生命を左右する」とまで言われています。

リハビリで十分な筋力回復の無いままの状態で、スポーツを行うという事は、当然に再発の可能性を持っていますので、決して焦らずに完治を待つことが重要です。

靭帯損傷

剣道2

足の甲のやや内側を、斜めに走る細い靭帯が、リスフラン関節靭帯です。
リスフラン関節靭帯は、強く足を踏ん張った際に、損傷を起こしてしまいます。

リスフラン関節靭帯損傷は、通常の足関節捻挫とは異なり、明確な受傷機転が、
無いために、軽い捻挫だろうと、誤解されて放置されやすく、治療が遅れたりする
事があります。

難治性であるために、半年以上も痛みが続くこともあり、場合によっては手術療法を
選択されることもあります。

ここでは、リスフラン関節靭帯損傷のことについて、詳しく説明しております。

 

 
◆◆ リスフラン関節靭帯損傷の原因と症状について。

人間の足の甲は、爪先から踵にかけ、橋の様に半円を描きアーチ状になっており、
力を上手く吸収し分散するという、役割をするためには、この形が重要なのです。
イメージとしてはクッションのような役割です。

リスフラン関節靭帯とは、足の親指と人差し指の付け根の、骨同士を繋げる靭帯で、
安定した動作や力の分散を、効率よく行うのが役割です。

足の甲にある、このリスフラン関節靭帯に強い衝撃が加わり、傷ついてしまって
いる状態を、リスフラン関節靭帯損傷と言っております。

■ 足の甲にある、リスフラン関節靭帯が、損傷した際の症状について。
レントゲン撮影すると、リスフラン関節靭帯損傷の状態をよく観察できます。
足の親指・人差指の付け根の骨の距離が、著しく離れていることが分かります、
そのため、怪我をしてしまうと、力の分散が上手くいかず、足の甲に痛みを感じる
ことがあり、特に足に力を入れたとき、歩行や運動時に次の症状がみられます。

・足関節周辺部に、痛み・腫れが生じる。
・足部のほぼ中央に、痛みが生じる。
・体重をかけたり、足を動かすと痛い。

■ 足の甲が痛む、リスフラン関節靭帯損傷の原因について。
損傷を引き起こしてしまう原因の多くは、爪先立ちの状態時に、強い力が加わる
ことにあります。
力を上手く分散することができず、また瞬間的に強い力が加わるために、怪我を
発症させてしまうのです、

具体的な例としては、剣道の際の踏み込みであり、剣道をしている人は普段から
注意が必要です。
他には、マラソンやサッカーなどの、激しいスポーツをしている人、ハイヒール
を履いている女性にも、この激痛症状は見られることがあるようです

足の甲の損傷の多い剣道の踏込み ◆◆ 剣道2

 
◆◆ リスフラン関節靭帯損傷の治療方法。

リスフラン関節靭帯損傷の診断には、まず最初は、レントゲン写真撮影によって、
受傷した際の骨折の有無の検査を行います、次に超音波検査を行い、患部の損傷状態
を詳しく検査して診断します。

その後、捻挫の度合いにより、患部の固定や松葉杖歩行などの処置を行います。

安静にしていて、初期の炎症が治まってくれば、次には、足の筋力をつけることや、足関節の柔軟性をあげる「運動療法」を徐々に行います。

スポーツ活動での運動が必要な方の場合には、再発する事の無いようにテーピング・装具などを利用することがあります。

治療方法は目的毎に整理しますと、以下のようになります。
・患部の炎症を抑えるために・・・・・・・・・投薬・固定・免荷・物理療法
・患部の負担を減らすために・・・・・・・・・装具療法・テーピング
・再発予防や足部全体の筋機能向上のために・・運動療法

靭帯損傷

IMG_8604

野球やバトミントン・テニスをやっていると、よく手首の痛みがあるようで、
特に、小指側の痛みは何なんだろう? 何で小指側だけ痛いんだろう? と思います。

ここでは、手首の靭帯損傷かどうか、特に小指側の痛みについて、説明しています。

 

 
◆◆ 手首の小指側の痛みの原因は、靭帯損傷か?

手首の小指側の痛む原因には、色々とあり、例えば、靭帯損傷、小指側の腱鞘炎?
小指側といっても、手首を曲げる筋肉も、そらす筋肉も、腱という硬い筋の様なものが通っています。

この腱、若しくはその周りに負担がかかり、炎症が起こってしまうのが腱鞘炎で、
手首を、強く曲げたり・逆に反らしたりすると、痛みが出るので分かり易いです。

但し、小指側に限定した場合、原因として最も多いのは、「TFCC損傷」です。
「TFCC損傷」初めて聞く人にとっては、???だろうと思います

 

 
◆◆ 手首の小指側の痛み、「TFCC損傷」とは何か?

まず、手首の小指側を、実際に触れてみて確認しましょう。
手首の小指側の甲側に出っ張ってる骨がある事が分かると思います、これが、尺骨という骨で、親指側の骨も触れてみます、これが橈骨という骨です。

この尺骨と橈骨とを、つないでいるのが、「TFCC」というものです。

この「TFCC」の正式名称は、英語で(Triangular Fibrocartilage Complex)、
日本語では「三角線維軟骨複合体」と言います。

「三角線維軟骨複合体」名前と同様に、実際の構造も複雑なんですが、
簡単に言いますと【 靭帯 + 半月板 】です、良くハンモックに例えられています。

「靭帯」とは、関節の動きを安定させるために、骨と骨をつないでいる「筋」です、
「半月板」は「膝」にある、クッションの役割をしている、柔らかい軟骨です、
これが複合したものだとイメージしてください。

「TFCC」の役割としては、
手首の関節を、グラグラしないように安定させるためと、関節が壊れない様にする、クッションということになります。

「TFCC損傷」とは「靭帯損傷」の一種と言うことになります。

 

 
◆◆ 「TFCC損傷」した場合の症状は?

「TFCC」が傷んでしまった場合は、前述した「TFCC」の構造と役割を
考えればわかると思います。

・手首の小指側に、痛みがでる。
手首に力が入ったり、手首で身体を支えようとしたときに痛みが走ります。
・靭帯部分が傷めば、手首を動かした時にグラグラします。
このグラグラが凄いと、完全に外れることもありますありますし、僅かなグラグラ
でも、正常の可動範囲を超えれば痛みが出ます。

テニス競技も・・・ ◆◆ IMG_8604

 

 
◆◆ 「TFCC損傷」した際の、治療方法について。

「TFCC損傷」した際の、治療方法としては、2つの視点を持ってください。
・1つ目は、スポーツのプレーができているかどうか?
・2つめは、どのくらい安静期間がとれるか?

この2点を、考慮して、治療方法を決定するのです。

■ プレーができて、安静期間をとれない。
この場合は、重症度にもよりますが、テーピングやサポーター 等で固定して、
プレーを続けることも選択肢になります。
手首を安定させる、靭帯が傷んでいるわけですから、手首を安定させた状態、
(サポートした状態)で、プレーが出来れば、まずは解決ということです。
当然、主治医との相談で行うのが、最優先になります。

■ プレーができて、安静期間をとれる
特に重症度にもよりますが、今後のスポーツ人生や、日常生活のためにも、安静に
して、しっかり治しておくことをおすすめします。

その治し方には、《徹底安静》と《手術療法》の2通りあります。
どちらにするかの判断方法としては、手術をしないで治るなら、身体には良い訳
なので、一般にはまずは《徹底安静》が選択されます。

手首がグラグラする程の重症の場合には、早めに《徹底安静》には見切りをつけ、
《手術療法》を選択することになります。
この場合は手術後の安静期間を長くとることが必要ですので、数ヶ月から半年以上
スポーツには復帰できません。

《手術療法》についてですが、専門的な手術となります、非常に小さな関節で、
スペースが小さいので、かなりの経験と技術を要します。
これができる医師が比較的少ないのが現状ですので、普段からの「TFCC損傷」
の手術をやっている病院で行う様にしてください。

■ プレーができないくらいに痛い。
この場合は、切羽詰まった理由がなければ、確りと治す必要がありますので、
前記の《徹底安静》《手術療法》の選択と同じ考え方になります。

靭帯損傷

バレー2

手の指の突き指は、スポーツ活動や日常生活動作の中では、良くある怪我です。

然し、単なる突き指と思っていても、いつまでも痛みが続いていたり、治ったと
思って指を使い始めても、曲げるときに痛みが生じたりして、スッキリとしない
違和感が続くということがあります。

こんな場合は、単なる突き指では無く、指関節の靭帯損傷が疑われます。
手指の靭帯損傷は、暫くの期間固定療法を行う事で、十分に治る怪我ですので、
受傷した最初の段階で、完治するまで安静にしておくことが大切です。

ここでは、手の指の靭帯損傷、特に側副靭帯損傷について説明しています。

 

 
◆◆ 手の指の側副靭帯損傷とは、具体的にはどの部分を指す?。

手の指の側副靭帯損傷とは、DIP関節・PIP関節・MP関節に起こります。
特に、、中指・薬指のPIP関節での、受傷が多く見られます。

■ DIP関節=distal interphalangeal joint
手の指の第1関節で「遠位指節間関節」と言われ、指の先端に近い関節です。

■ PIP関節=proximal interphalangeal joint
手の指の第2関節で「近位指節間関節」と言われ、指の根元に近い関節です。

■ MP関節=metacarpophalangeal joint
手の指の第3関節で「中手指節間関節」と言われ、指の付け根の関節です。

■ CM関節=carpometacarpal joint
手の指の第4関節で「手根中手関節」と言われ、手首近くの本付根の関節です。

側副靭帯は、指関節の安定性を保つために、手の指関節の内側と外側の側面に、
位置してます。

 

 
◆◆ 手の指の側副靭帯損傷の検査と診断について。

手の指の側副靭帯の、損傷の検査と診断には、

MP関節の場合は、
伸展位では緩み・屈曲位では緊張と、なるので、MP関節を屈曲させた状態で、
側方へのずれが生じるかどうかを、「ストレステスト」を行って診断します。
側方のずれが生ずれば、側副靭帯損傷を疑います。

PIP関節の場合は、
屈曲角度による靭帯の緊張は、余り差が無いと言われており、指を伸ばした状態で
「ストレステスト」を行い、側副靭帯の単独損傷なのか、副靭帯や掌側板の損傷も
伴っているのかを確認します。

■ ストレステスト(Strses Test)とは、
靭帯損傷の程度を確める検査方法で、痛めた部位に圧力を加え、傷みの有無を
確認して、靭帯の損傷を判断します。

バレーに多い、手の指の靭帯損傷 ◆◆  バレー2
◆◆ 手の指の側副靭帯損傷の損傷程度の分類について。

靭帯損傷の損傷程度により、次の3種類分類されています。

・Ⅰ度損傷は、側副靭帯の部分断裂です。
この場合は、痛みはあるものの、側方動揺性は感じません。

・Ⅱ度損傷は、側副靭帯の部分断裂です。
・Ⅲ度損傷は、側副靭帯と骨間筋の付着部での、完全断裂を表しています。
Ⅱ度やⅢ度損傷では、ストレステストを行うと、側方動揺性が認められ、
腫脹も強く見られます。

どのタイプであっても、治療の第一選択としては「保存療法」になります。
安静を保持するために、固定時は副子(そえこ)を用いて固定を行い、固定後は少しずつ可動域訓練を実施していきます。

■ 副子(そえこ)とは、
骨折した部分や関節などを、臨時的に固定する器材のことで、副木(ふくぼく)・
シーネ、添え木とも呼ばれています。

靭帯損傷

サッカー3

肩鎖靭帯損傷とは、肩甲骨と鎖骨の合わさるところに、骨のでっぱりがありますが、その部分の肩鎖関節の靭帯の損傷を言い、肩鎖関節脱臼とも言っております。

ここでは、肩鎖靭帯損傷(肩鎖関節脱臼)について、詳しく紹介しております。

 

 
◆◆ 肩鎖靭帯損傷は、脱臼に分類されますが、・・・然し。

分類上、肩鎖靭帯損傷は脱臼に分類されてますが、一般的に言う「骨が外れる」脱臼
のイメージのとは違って、鎖骨を支える靭帯が断裂することで、鎖骨が不安定な、
状態になることを言います。

身体が接触する、サッカーやラグビーの様な、コンタクトスポーツに多く発生し、
他にも、自転車での転倒・階段からの滑落・交通事故 等にも多くみられます。

損傷を起こす原因は、転倒して手や肘を地面についた時に、上腕の肩関節が鎖骨を、
上に押し出すように跳ね上げ、肩鎖靭帯を損傷させることによります。

転倒して、肩を対してぶつけてないのに肩が痛む場合は、肩鎖関節脱臼を疑った方が
良いとおもうので、専門医にて診察してください。

靭帯の損傷程度により、タイプⅠ~Ⅲに分けて、管理しております。

・タイプⅠは、肩鎖靭帯損傷のみ。
・タイプⅡは、肩鎖靭帯断裂し鎖骨が浮き上がっている状態。
・タイプⅢは、肩鎖靭帯と烏口鎖骨靭帯が同時に断裂している状態。
鎖骨は不安定になり鎖骨骨端を押し離すとピョコと飛び出します。

 

 

◆◆ 肩鎖靭帯損傷の、治療方法は3タイプに分けられる。

肩鎖靭帯損傷(肩鎖関節脱臼)の、治療方法としては、

・タイプⅠでは、保存的療法(安静)
・タイプⅡでは、程度により保存的療法か観血的療法(手術)
・タイプⅢでは、観血的療法(手術適応)

の3種類に分類され、整形外科の診断で治療方法を決定します。

タイプⅠの場合の、保存的療法は、一般的には「湿布貼って三角巾で吊るだけ」と
いう医院もありますが、「鎖骨骨端に綿花沈子をあてがい、テーピングをして
ガッチリ固定」する医院もあるようです。

最近では、後者の治療法で確実に固定した方が、絶対に治りは早いですし後遺症も
残りづらいので、こちらを選択している医院が多いようです。
靭帯が安定するまでには、2~4週間ほどテーピング固定し三角巾で吊るします。

注意点としては、
①入浴は、温めると痛みが増長するので、避けてます。
②アルコールも、出来るだけ控えます。
③腕は、水平より上に挙げない事です。

サッカー ◆◆ サッカー3

 

 
◆◆ 肩鎖靭帯損傷は、後遺症が残りやすい傷害です。

肩鎖靭帯損傷(肩鎖関節脱臼)は、治癒後も鎖骨の外見上の飛び出しや、不安定性など
後遺症が残りやすい外傷としても有名です。

転倒して、肩ぶつけてないと思っても、肩が痛む場合は、大丈夫と軽視せずに、
肩鎖関節脱臼を疑った方が良いので、専門医にて診察してください。

治療が、遅れれば遅れる程、完治する可能性が低くなり、後遺症を残すことになり
ますので、十分な注意が大切様です。

靭帯損傷