百日咳の記事一覧

百日咳と言う病気は、百日咳菌という細菌に感染して起こる、呼吸器感染症です。
感染力がとても強く、患者の家族で、百日咳に免疫がない人がいた場合には、
7割以上の確率で、感染します。

さらに、新生児や乳幼児に感染してしまうと、咳に続いて嘔吐や無呼吸発作が生じ、
重症化する恐れが、十分に考えられますので、その予防が大切であります。
予防には、ワクチンの予防接種によって、対処することがとても重要です。

ここでは、百日咳の、大人に対しての予防接種の現状を、詳しく見ていきます。

 
★★ まず、百日咳の予防接種の歴史から、見ていきます。

日本における、百日咳の予防接種は以下の通りです。

・1950年~ 単味ワクチンによって接種が開始されました。
・1958年~ 法改正で、ジフテリア(D)と、百日咳(P)混合の、
二種混合ワクチン(DP)が使われ、
・1968年~ 破傷風(T)を含めた、三種混合ワクチン(DPT)が、
定期接種として広く使われるようになりました。
・2012年~ ポリオを加えた、四種混合(DPT-IPV)の
ワクチンをを接種しております。

百日咳・ジフテリア・破傷風は、現在では、この予防接種を確実に受けることで、
感染しても発症する事は、殆どの場合、まず有りません。

裏を返せば、予防接種を受けていない人は、感染した場合、非常に重篤な症状の、
怖い病気となってしまウのです。
だからこそ、早期の、予防ワクチン定期接種を、済ませることが大切です。

定期接種については、生後3ヶ月になると、四種混合ワクチン接種ができますので、。
生後12ヶ月までには、このワクチンの定期接種を、3回実施しておくことが、
必要とされています。

この様なことで、百日咳ワクチンの普及とともに、百日咳患者の報告数は減少し、
今では日本は、世界で最も百日咳罹患率の低い、国の一つとなりました。

然し問題が無い訳ではありません、それは大人の罹患者が増えていることです、
このことは、後で述べますので、ここでの記載は控えます。

 
★★ 四種混合ワクチン接種が、現在の百日咳の予防接種です。

ジフテリア・破傷風・ポリオ・百日咳の、4種類の疾患に対して、予防するのが、
四種混合ワクチンです。

三種混合ワクチンに、新たに不活化ポリオを加えて、平成24年11月より、
四種混合ワクチンとなりました。

この、4種類の疾患は、いずれも、死亡したり、後遺症を残したりする、
重篤な症状を呈する疾患なので、国が法律のより、予防接種する様定めております。

・接種の方法と回数
1期初回接種・・・生後3ヶ月過ぎたら、
3~8週間の、間隔をあけて、3回接種します。
1期追加接種・・・1期初回の3回目の接種から、1~1年半後に、
生後90ヵ月までの間に1回接種します。
2期接種・・・・・11~13歳未満で、
百日咳・ポリオを除いた、二種混合を、1回接種します。

・接種対象者
1期の、4回接種は、生後3ヶ月~7歳6ヶ月(90ヶ月)なる日の前日迄です。

・注意点
①ワクチン接種後は、アナフィラキシーなどの、重篤な副反応に対応するため、
直ぐには帰宅しないで、接種した医療機関で、30分以上は、安静待機です。
②三種混合ワクチンで開始された方であっても、
ポリオワクチンが、同回数残っている場合は、四種混合ワクチンを受けます。

 
★★ 大人の予防接種の問題点について

現在の日本では、思春期以降を対象とした大人向けの百日咳ワクチンは、
認可されていません。

百日咳の免疫強化のため、2期接種と定めた、11歳中に1回接種する、
二種混合ワクチン(無料)から、三種混合ワクチンを有料から無料に、
変更することが検討されておりまして、今、その有効性が確認されています。

現在では、百日咳は、ワクチンの接種によって、未然に感染を防ぐことが出来る、
病気ですが、ワクチン接種後の、予防効果は10~12年と言われています。

ワクチン接種したとしても、接種後、3~5年経てば、徐々に百日咳の抗体が、
減少していく、そんな現象があるから、大人の罹患者が増えています。

この様な状況を見れは、早急に、2期接種での、三種混合ワクチンの無料化に、
早急な改善を期待したいものです。

百日咳

抗生物質

百日咳の治療では、体内にいる百日咳菌を、死滅させない限りは、存在し続けます。
咳が続くだけではなく、家庭・会社・学校 等、周囲の人に感染させてしまいます。
ここでは、百日咳の治療に、用いられる治療薬ついて、詳しく見ていきます。

 
★★ 百日咳には、抗生物質を、治療薬として用います。

百日咳に用いる、抗生物質の治療薬は、マクロライド系が有効であり、
「エリスロマイシン」「クラリスロマイシン」などが百日咳に良く効きます。

カタル期に、服用開始すれば、痙咳期まで進行せず、軽快できるのですが、
然しながら、カタル期に百日咳の、診断を確定することは、現状では極めて難しく、
痙咳期からの治療開始になることが殆どです。

この時期から飲んでも「発作性痙攣性咳嗽」は、治まりませんが、
2週間程度の内服で、菌を体外に排出する、除菌効果は、十分に期待できます。

学校は、「発作性痙攣性咳嗽」が取れるまでは、休ませる事になっていますが、
百日咳菌自体は、内服5日間で除菌できますので、それを考慮します。

その他の治療薬について
・ジスロマック
この抗生物質は、他の薬よりも、早期に治すことができる、特徴があります。
子供の百日咳の治療にも、用いることができるのです。

・ミノマイシン
咳を抑える鎮咳薬として、症状を緩和させていきます。
症状が悪化して、咳により体力がかなり奪われるのを防止します。

・ジェニナック
この抗生物質は、2週間を目安に服用するのが大事ですので、
服用の期間が短いと、耐性菌が増殖して、治りにくくなるので注意が必要です。
以上、どちらの治療薬についても、医師の指示に従って、服用する事が大切です。

一般的な、咳止めは、百日咳の治療としては、まず効果は有りません。
強い咳止めの中には、呼吸抑制作用がある薬品もあり、乳幼児に使用すると、
呼吸停止することがありますので、絶対使用すべきではありません。

リン酸コデインなどが、このような市販薬です。
百日咳に限らず、普通の咳止めとして、この薬は内服しない方が良い様です。

抗生物質  抗生物質

 

★★ 百日咳は、治療法を云々するよりも、定期的なワクチン接種が大切です。

接種しても、10年ほどで効果がなくなってしまう、ワクチンであるために、
大人は、それ以降も、定期的にワクチン接種を受ける事、も必要と思います。

長期間、ずっと出続けるのが、百日咳の咳でありますから、
その間に、他人に、菌をうつしてしまう可能性が、十分にあり得ますので、
マスク着用し、菌が、空気中に飛び散ってしまうのを、防ぐことができるのです。

体内に、細菌増殖するのを抑えるためにも、きちんと薬を飲むことが大切です。

咳が出始め、何日も続き、一向に治らない場合は、早急に、病院で診断しましょう。
若しかして、百日咳にかかっている可能性が、あるかも知れないのです。

素人判断で悩んでいるよりも、百日咳の診断は病院へ行き、 検査を受けることで、
確定診断をしてもらえるのです。

百日咳

春から秋に掛けて、多く発生する百日咳は、特に夏の8、9月に増える病気です。
百日咳を起こす病原体には、百日咳菌とバラ百日咳菌 等がありますが、
比率からすると百日咳菌がずっと多いのが実情です。

自分とは違った異物が、体内に入り込んだとき、そのたんぱく質に反応して、
体から追い出すためにできる、対抗物質のことを、抗体とよんでおりますが、
百日咳の抗体については、どの様になっているでしょうか?

ここでは、百日咳の、抗体検査の方法について、詳しく見ていきます。

 
★★ 百日咳の抗体検査について、詳しく知りたい。

百日咳菌は、毒素を出して、百日咳と言う病気を発症させるのですが、
抗体検査は、この病気に罹った疑いがある場合に、この毒素に対する抗体が、
出来ているか否かを、血液検査にてチェックしております。

血液中は、毒素が出ている状態時は、白血球の数が増えるため、白血球数を、
調べることで、抗体の有無を確認できます。

百日咳と確定診断を下されれば、適切な治療を受けることになります。
百日咳の治療には、ミノマイシンやジスロマックという抗生物質を処方され、
それを服用して治癒を待つ事にあります。

完治するまでの間は、
周りの人へ、の感染予防のために、マスク着用の生活が大切です。

 
★★ 百日咳の抗体検査、PT抗体とFHA抗体について

抗体検査には、色々な方法が用いられておりますが、その一つがです。
EIA法は、酵素を標識物として、用いる方法の総称であって、
抗原抗体反応を、利用することで、特定の物質を測定するものです。

日本では、これを、「酵素免疫測定法」と呼んており、直接細菌を検出します。
マイクロプレートの上に、固定したウイルス抗体に、ウイルス抗原を結合し、
反応させる方法によって、百日咳菌を検出します。

毒素が分泌されてることで、百日咳の罹患が解ります。これをPT抗体と呼び、
また、百日咳菌の表面には、FHA抗体という物質が存在しています。

これらの抗体を検出することによって、百日咳の確定診断をしているのです。

百日咳による症状が出た場合は、咳が出るようになってから、2~3週間後に、
抗体価が上昇することによって、確認できます。

PT抗体を使用する検査法は、
百日咳菌に対する、特異性が高いことが認められ、4週間以内の百日咳感染を、
判断するための、指標となっております。

FHA抗体を使用する検査法については、
過去に、ワクチン接種を、受けたことのある方も保有しているために、
診断に用いられることはありません。

ワクチン接種をすることは、ワクチンの中には、PT抗体とFHA抗体が、
抗原として使用されているため、これを利用して、抗体検査をするのです。

 

百日咳

血液検査と菌の培養検査が、百日咳の検査方法です。
特徴的な咳があり、白血球・リンパ球数を調べる、血液検査と、
鼻の奥から粘膜を摂り、百日咳菌を培養して調べる、培養検査と、
培養検査と同様の、LAMP法 です。
ここでは、百日咳の検査方法について、学んでいきましょう。

 
★★ 百日咳の検査診断には、どのような検査方法がありますか?

百日咳の診断は、「 ん? 百日咳かな? 」との、”強い疑い”が無い限りは、
診断の確定は難しいものです。
例えば、咳が1か月以上も続いたとしても、
学童以上の場合は、いつの間にか、自然と終息していることが多いので、
・持続する咳嗽が有る、
・百日咳の流行が有る、
・喘息発作などの原因が無い、
以上の様な場合で、初めて、百日咳の可能性を、疑ってみる事が出来るのです。

診断を確定するための、検査方法には、以下の方法があります。

培養検査・・・検査結果には、1週間程度のかかります。
細い綿棒を鼻の奥に挿入、粘膜を採取して、百日咳菌の有無を調べる方法です。

血液検査・・・診断が確定するのに2~3週間かかります。
抗体と言う、免疫反応をみる検査方法で、通常は2回の採血が必要です。

LAMP法・・・最短で3日目には結果がでます。
培養検査と同様の方法ですが、専門病院などでしか、取り扱っていません。

いずれも、検査から診断を確定するまでに、時間がかかることが難点です、

この様なことから、百日咳の疑いがあるなら、他人へ感染するのを防ぐために、
早めに、専門医を受診し、出来ることなら、仕事を休むのが理想と考えます。

 
★★ 大人の、百日咳の検査は、実施しても、診断確定は難しい。

子どものような、特徴的な症状の発症が少ない、大人が百日咳に罹ったとしても、
風邪との鑑別が、非常に困難で有ることが問題となります。

血液検査をみても、子どものような、リンパ球の増加が、見られませんし、
抗体価測定も、大切な検査ですが、こちらも、結果確定には、時間がかかります。

百日咳の検査の場合、ペア血清での抗体価の大きな変動で、診断が可能ですが、
2週間~4週間の間隔置いて、2回の検査をして比較する必要があるのです。

絶対的な結果は出せませんが、
1回だけの採血でも、抗体価を測定した場合は、可能なことは可能です、
160倍以上の抗体価の上昇があれば、百日咳の疑い強との、判断はできます。

長く続く咳、という以外に、症状の特徴が少ない、大人の百日咳であるために、
家庭や職場で、気付か無いままに、百日咳の咳をしている人が多いのです。

報告では、その割合は、風邪の咳に比べて、百日咳の咳が多かったという、
データーも有りました。

以上の様な上から、
もし、家族や職場の同僚が、長期間の咳をしていれば、百日咳の疑いを持って、
医師の検査や治療を受ける必要がある、と言えるのではないでしょうか。

百日咳

百日咳は、長く続く特有の咳が特徴で、乳児にとっては、大変危険な病気です。
ここでは、百日咳の病原菌と、その感染力について、詳しく見ていきます。

 
★★ 百日咳の病原菌と、感染する原因について。

百日咳菌の感染によって、発症するのが百日咳です。
百日咳の病原菌は、グラム陰性桿菌ですが、
一部には、パラ百日咳菌を原因とする百日咳もあります。

百日咳菌の、感染経路は、百日咳患者が、発する咳からの、
鼻咽頭や気道から、発生する分泌物による、飛沫感染と接触感染です。

この菌の感染力は、非常に強いと考えられています。
菌自体は、抗生物質には弱い上に、治療療せずに放っておいても、
感染して1週間もすれば、存在しなくなります。

然し乍ら、百日咳菌が持つ毒素は、長く血液中に残っているために、
鼻・のど・気管・気管支の粘膜を侵し、気道の掃除をする繊毛の活動を麻痺させ、
気道に炎症を起こしますので、咳がいつまでも長く続くのです。。

そのうえ、気道の分泌物の排除が滞り、肺炎を起こす可能性が出て来ますので、
予防が大切であることは言うまでもありません。

成人や年長児がかかっても「しつこい咳の風邪」程度で済むのが、多いのですが、
年少児や乳児がかかると、これは大変危険な病気となります。

 
★★ 百日咳に感染した症状の咳が、飛沫感染を引き起こす。

百日咳に、感染した時の症状の特徴としては、
発作的に、コンコンコンと、長く連続する咳(スタッカート)です。
この咳が、飛沫感染を引き起こし、感染力を高めているのです。

子供の顔は、真っ赤になるまで咳き込み、最後にヒューッと言う笛を吹くような、
音をたてて息を吸います。

生後6ヶ月未満の子供では、咳込んだあと息が吸えずにチアノ-ゼになったり、
息が止まって、命を落とすことがありうるのです。

特に、生後1ヶ月未満の赤ちゃんは、無呼吸を起こし易いので、大変危険です。

さらに、百日咳脳症といって、痙攀や意識障害を、起こしてしまうともあり、
この場合には、百日咳は治ったとしても、脳障害が残ることがあります。

一方、成人の百日咳では二次感染が問題となっています。
成人の感染症例は、典型的な症状を示さないことが多いために、その認識が薄く、
感染対策も、あまり実施されていないのが、現状と思われます

乳児の場合は、母親の移行抗体が、1~2か月で消失するため、感受性があり、
早期から、特に6か月未満の乳児では、重症化する危険性が高くなります。

大人の、百日咳の診断が遅れると、長期間に渡り、幼小児への感染源になって、
特にワクチン未接種の、乳児へ感染した場合は、重篤化することにために、
迅速で正確な診断の確定が重要であり、早急な開発が望まれます。

感染力の強い、百日咳菌の感染リスクを、減少させるために、
①直接患者と接触する医療スタッフと、
②生後1年未満の乳児に密接に接触する可能性のある成人
に対し、予防ワクチンの接種を推奨して居る病院も有るほどです。

百日咳

重篤な病気は予防接種によって、罹らないようにすることがとても重要です。
百日咳のワクチンは、1950年から予防接種法によるワクチンに定められ、
接種が開始されました。
ここでは、百日咳に対しての、予防接種の現状について、詳しく見ていきます。

 
★★ 初めに、百日咳の予防接種の歴史を、学びましょう。

日本における、百日咳予防接種は、
1950年~ 単味ワクチンによって接種が開始されました。
1958年~ 法改正で、ジフテリア(D)と、百日咳(P)混合の、
二種混合ワクチン(DP)が使われ、
1968年~ 破傷風(T)を含めた、三種混合ワクチン(DPT)が、
定期接種として広く使われるようになりました。
2012年~ ポリオを加えた、四種混合(DPT-IPV)の
ワクチンをを接種しております。

現在では、百日咳・ジフテリア・破傷風は予防接種を確実に受ることで、
殆どの場合、感染しても発症事は有りません。

逆に言えば、、予防接種を受けていない人が、感染した場合は、非常に重篤な、
症状を呈する疾患となってしまいます。
だからこそ、早期に予防ワクチンの、定期接種を済ませることが肝要です。

四種混合ワクチンは、生後3ヶ月になると、接種ができますので、。
生後12ヶ月までには、このワクチンの接種を、3回実施しておくことが、
望ましいとされています。

以上の様に、百日咳ワクチンの普及とともに、患者の報告数は減少し、
日本は、世界で最も百日咳罹患率の低い、国のひとつとなったのです。

 
★★ 現在、百日咳には、四種混合ワクチンを、接種しております。

百日咳・ジフテリア・破傷風・ポリオの、四種類の病気に対して、
予防するワクチンが、四種混合ワクチンです。

平成24年11月より、三種混合ワクチンに、新たに不活化ポリオを加えて、
四種混合ワクチンとなりました。

上記、四種類の病気は、いずれも、死亡したり、後遺症を残したりする、
重篤な病気でありますので、国が法律の基づき、予防接種する様定めております。

・接種方法について
1期初回接種・・・生後3ヶ月過ぎたら、3~8週間の、間隔をあけて、
3回接種します。。
1期追加接種・・・1期初回の3回目の接種から、1~1年半後に、
1回接種します。。
2期接種・・・・・11~13歳未満で、百日咳・ポリオを除いた、
二種混合ワクチンを、1回接種します。

・接種対象者について
生後3ヶ月~7歳6ヶ月(90ヶ月)なる日の前日迄です。

・注意点について
①ワクチン接種後は、アナフィラキシーなどの、重篤な副反応に対応するため、
直ぐには帰宅しないで、接種した医療機関で、30分以上は、安静待機です。
②三種混合ワクチンで開始された方であっても、
ポリオワクチンが、同回数残っている場合は、四種混合ワクチンを受けます。

 
★★ 4種の病気の症状について、簡単に見てみましょう

1.百日咳
・風邪に似た症状が、1~2週間続いた後、連続性の激しい咳発作が出始めます、
息を吸う間もないほどの激しい咳になりますす。
・咳発作の後に、息を吸ったときに、笛の鳴るような音が聞かれます。

2.ジフテリア
・咽頭ジフテリアは、発熱・嘔吐・頭痛・咳 等の症状があり、
扁桃に偽膜がみられます。
・鼻ジフテリアは、鼻炎・鼻汁に血液が混じり、
鼻孔周囲にびらんが、みられます。

3.破傷風
・破傷風菌が、怪我や火傷などの傷口から人間の体内に侵入します。
・潜伏期は、4~12日で、潜伏期が短いもの程、予後が悪く、中枢神経を、
侵していきます。
・口が開きにくくなる・顔の筋肉の痙攣・体幹の痙攣 等の症状があり、
日光や騒音などの刺激で、全身性の硬直が発症し、死に至ることもあります。

4.ポリオ
・ポリオウイルスに触れることによって、口や咽頭を経て、感染します。
・殆どは、感染しても軽症で済みますが、感染者の千人~2千人に1人は、
マヒが生じることが有り、一部の人は永久的にマヒが残ります。
・潜伏期間は、4~35日程度で、呼吸不全を起こし、死に至ることもあります。

百日咳

百日咳に罹った大人は、自然治癒で大丈夫ですと、は言いますが、
それでも、治療薬に頼らざるを得ない、場合もあると思います。

ここでは、百日咳の治療方法ついて、詳しく見ていきます。

 
★★ 百日咳の、治療薬としては、抗生物質が用いられます。

百日咳の治療に用いる抗生物質は、マクロライド系が有効で、
「エリスロマイシン」「クラリスロマイシン」などが百日咳に良く効きます。

服用は、カタル期に開始すれば、痙咳期まで進行せず、軽快できるのですが、
然し、カタル期に百日咳の診断を確定することは難しく、痙咳期からの治療開始
になることが殆どです。

この時期から飲んでも「発作性痙攣性咳嗽」は、治まりませんが、
2週間程度の内服で、菌を体外に排出する、除菌効果は、十分に期待できます。

学校は、「発作性痙攣性咳嗽」が取れるまでは、休ませる事になっていますが、
百日咳菌自体は、内服5日間で除菌できますので、それを考慮します。

百日咳の治療法として、一般的な、咳止めはまず効きません。

強い咳止めの中には、呼吸抑制作用がある薬品もあり、乳幼児に使用すると、
呼吸停止することがありますので、使用すべきではありません。

市販薬に含まれている、リン酸コデインなどがこのような薬です。
百日咳に限らず、普通の咳止めとして、この薬は内服しない方が良いです。

 

★★ 治療法を、語る前にの前に、大切な事、定期的なワクチン接種です。

ワクチン接種をしたとしても、10年ほどで効果がなくなってしまうため、
大人は、それ以降も、定期的にワクチン接種を受ける必要も有ると思います。

百日咳の、咳はずっと、出続けることになりますので、
他人に、菌をうつしてしまわないように、マスク着用は義務と言えます。
マスクで、菌が、空気中に飛び散ってしまうのを、防ぐことができるのです。

体内に、細菌増殖するのを抑えるためにも、きちんと薬を飲むことが大切です。

咳が出始め、それが何日も続き、一向に治らない場合は、即、病院で診断です。
若しかして、百日咳にかかっている可能性が、あるかも知れないのです。

素人判断で悩んでいるよりも、百日咳の診断は病院へ行き、 検査を受けることで、
確定診断をしてもらえるのです。

百日咳

百日咳と言う病気は、百日咳菌という、細菌によって引き起こされる、
急性呼吸器感染症であり、「咳」による飛沫感染、「手」による接触感染が、
感染経路で、大変強い感染力を持っています。

感染当初は、普通の風邪と変わらない症状ですが、1~2週間が過ぎると、
次第に激しい咳に変わり、「発作性痙攣性咳嗽」と言う、
特徴的な咳きこみ発作を起こします。

ここでは、この百日咳の抗体価について、詳しく見ていきます。

 
★★ 抗体価とは、何のことでしょう。

抗体価とは、動物が、ウイルスに感染すると、血清中に抗体を産生しますが、
ウイルスなどの、抗原に対して生産された、抗体の量を示す指標です。

通常は、血清を2倍ずつ、段階的に希釈して、抗原抗体反応により、
抗体価を決定します。

この方法で血清を希釈していくと、ある段階で抗原と反応しなくなります。
この、反応しない一段階手前の、血清希釈倍数の逆数を、抗体価として表します。

一般の人の、抗体価の知識としては、この程度で十分と思います。

 
★★ 百日咳の抗体について、もう少し詳しく知りたい。

百日咳は、毒素を出す病気ですが、百日咳に感染した疑いがある場合において、
この毒素に対する、抗体ができているかどうかを、血液検査でチェックします。

血液検査の結果によって、毒素が出きている状態では、血液中の白血球の数が、
増えるため、それで、百日咳の疑いが生じることができます。
確定の段階で、百日咳と確定診断が下り、適切な治療を受けることになります。

治療法として、百日咳は、抗生物質を処方し、それを服用して治癒を待ちますが、
周りの人への感染予防に、その期間は、マスク着用で生活をすることが大切です。

百日咳の治療薬には、ミノマイシンやジスロマックという抗生物質を使用します。
ある細菌に対して、直接効果を与え、体内から追い出すことが、出来るのが、
この抗生物質です。

 
★★ 百日咳抗体検査、PT抗体とFHA抗体について

百日咳の抗体検査には、色々な方法が用いられております。

その一つが「EIA法」です、これは、酵素を標識物として、用いる方法の、
総称であり、抗原抗体反応を、利用することで、特定の物質を測定しるものです。

EIA法」は、日本では、酵素免疫測定法と呼び、直接細菌を検出方法です。
ウイルス抗体を、マイクロプレートの上に固定し、そこで、ウイルス抗原を、
反応させる方法によって、細菌を検出します。

ウイルス抗原の、
存在の検出については、抗ウイルス抗体を、結合させることで、行います。
ウイルス抗体には、標識を付けてあり、それに反応すれば解る様になっています。

百日咳に罹ったことで、毒素が分泌されますが、これを「PT抗体」と呼びます。
また、百日咳菌の表面には、「FHA抗体」という物質が存在しています。

これらの抗体を検出することによって、百日咳の確定診断を行うのです。

百日咳による症状が出た場合には、咳が出はじめてから、2~3週間後に、
抗体価が上昇しますので、それで確認できます。

「PT抗体」を用いた検査法は、
百日咳菌に対する、特異性が高いことが認められ、4週間以内の百日咳感染を、
判断するための、指標となっております。

「FHA抗体」の検査に関しては
過去に、ワクチン接種を、受けたことのある方も、保有しているために、
診断には、用いることはありません。

ワクチン接種をすることは、ワクチンの中には、PT抗体とFHA抗体が、
抗原として使用されているため、これを利用して、効果判定をしているのです。

 

百日咳

百日咳の診断は、難しいです。
感染症の、一般的な診断は、菌の存在を検査すれば、良いのですが、
百日咳菌は、直接見つけることは難しく、一般的には行われてい実情です。

ここでは、百日咳の診断基準について、詳しく見ていきます。

 
★★ 百日咳の診断には、病原体である百日咳菌の検出が必要です。

百日咳の診断には、病原体である百日咳菌の検出が必要となりますが、
発症後、3週間での検出率は1~3%と低く、成人の百日咳例は2.2%と、
極めて低いことから、発症後4週間以上の場合は、百日咳抗体検査を行います。

従来から汎用されてきた、細菌凝集反応による百日咳抗体検査は、試薬の、
製造中止に伴い、現在では、この検査は行っておりません。

百日咳抗体検査で、EIA検査は、

・百日咳菌毒素(PT抗体)・・・・・・・百日咳から分泌される、
・繊維状赤血球凝集素(FHA抗体)・・・菌体表面に存在する、
それぞれのIgG抗体価を測定します。

百日咳感染後、90%以上の確率で、PT抗体・FHA抗体が検出できます、
咳などの症状が現れる、2~3週間後からは、抗体価の上昇が認められる様です。

百日咳菌に、最も特異性が高い検査は、PT抗体でありまして、
感度76%、特異度99%、感染後平均4ヵ月半で、著明に減少し始め出して、
1年以内には、82%は陰性化すると報告されています。

このため、単血清でPT抗体価が、100EU/mL 以上であれば、
4週間以内の、百日咳感染の指標となります。
パラ百日咳菌 等、他の菌体にも存在する、FHA抗体は、交差反応があり、
ワクチン接種を行った健常者では、高力価での保有率が高いことから、
百日咳診断には用いておりません。

DPT三種混合ワクチン(ジフテリア・百日咳・破傷風)に含まれる、
百日咳ワクチンには、PTとFHAが、主要抗原として使用されているため、
ワクチン接種の効果判定には、とても有用です。

以上のことを診断基準として、取扱っております。

 
★★ 診断のために、百日咳の症状について詳しく知りたい。

百日咳の咳の症状には、特徴があります。、
一度聴いたら、忘れることのできない音の咳がでるのが、大変特徴的なのです。

どの様な咳かと申しますと、

①短い間隔で、エホ、エホ、コン、コンと言う咳が、連続的に出ます。
これを、『スタッカート』と言っています。

②急に息を吸い込んで、ヒューと、笛の音のような呼吸音が聞こえます。
これを、『フーピング』と言っています。

百日咳の咳の一番の特徴が、この『フーピング』といるでしょう。

喘息発作息は、”吐く”時に、ヒューという呼吸音が聞こえます。、
百日咳は、息を”吸い込み”ながら、ヒューという呼吸音が聞こえます。

①②のような咳嗽発作を繰り返すことを、レプリーゼと言い、日本語では、
発作性痙攣性咳嗽」と言っており、数分~30分も、続くことがあります。

この咳嗽発作には、嘔吐を伴うことが、しばしばあるのです。

「発作性痙攣性咳嗽」を、確認できれば、百日咳の診断は簡単ですが、
気管支が弱い乳児の場合は、息を吸い込む力が弱いために、「痙攣性咳嗽」は、
良く聴かれず「よく咳をする」程度にしか、思えないこともある様です。

「発作性痙攣性咳嗽」は、年長児や成人であっても、明確には見られません、
「咳が長く続いて苦しそう」というくらいの症状しか見られず、
「特徴の無い、咳が永く続く」のが、特徴と言えるかもしれません。

「発作性痙攣性咳嗽」の、よく見られる年令層は、幼児ですが、
とは言っても、百日咳に罹ったから、全員に見られるわけではないので、
症状だけから、百日咳を診断することは、とても難しいことが多い様です。

百日咳

苦しい咳が長く続く百日咳、最近では、年令に関わらず、誰でも罹る病気です。
百日咳の診断と検査方法には、血液検査と菌の培養検査があります。
白血球・リンパ球数を調べる血液検査と、鼻の奥から粘膜摂り、菌を培養して、
診断する検査方法です。

ここでは、百日咳の検査で、診断するための検査結果ついて、見ていきましょう。

 
★★ 大人は、百日咳の検査をしても、診断は難しい。

大人に罹った百日咳は、子どものような特徴は少なく、風邪との識別が困難です。
血液検査をみてみても、子どものようなリンパ球の増加は見られず、
抗体価測定も、大切な検査ですが、結果が出るまでに時間がかかります。

百日咳の検査の場合、ペア血清で、抗体価の大きな変動から、診断は可能ですが、
2週間~4週間の間隔を空けて、2回の検査をして比較する必要があるのです。

1回の採血でも、抗体価を測定した場合は、診断が、可能なことは可能です、
160倍以上の抗体価上昇であれば、百日咳の疑い強し、と判断はできます。

症状が長く続く咳、という以外に、特徴が少ない、大人の百日咳であるために、
家庭や職場で、気が付かないで生活しながら、百日咳の咳をしている人が多く、
その割合は、風邪の咳に比べて、多かったという報告があります。

家族や職場の同僚が、長期間にわたり、咳をしていれば、百日咳の可能性も考え、
検査や治療を受ける必要があると思います。

 
★★ 検査はどのようにして、検査結果の診断するのですか

とても大切なことですが、百日咳の診断は、
「百日咳でないか??」の強い疑いが無い限りは、百日咳の確定診断は難しい。

百日咳が1か月以上も続いても、学童以上の場合は、自然終息するのが多く、
例えば、以下の状況があって
①持続する咳嗽があり、②百日咳の流行があり、③喘息発作などの原因がない
場合に、初めて、百日咳の可能性を疑ってみる事が出来るのです。

診断を確定するための、検査については、以下の方法があります。

①培養検査・・・百日咳菌の有無を調べる方法です。
鼻の奥に細い綿棒を挿入し菌を採集して培養検査をします。
結果には、1週間程度かかります。

②血液検査・・ 抗体と言う、免疫反応をみる検査方法です。
通常は2回の採血が必要で、診断が確定するのに2~3週間かかります。

③LAMP法・・・ 培養検査と同様の方法で検体を取ります。
最短で3日目には結果がでますが、専門病院などでしか取り扱っていません。

以上の様に、検査結果から診断確定するまでに、時間がかかることが難点です、

検査後、診断確定するまでに、相当時間がかかることですので、
百日咳の疑いがある場合は、出来ることなら、他人へ感染するのを防ぐために、
仕事を休むのが理想と考えます。

百日咳