肺気腫の記事一覧

胸部X線検査は、一般診療や健康診断などでも実施される、単純撮影のことです。

X線には、人体を通り抜ける性質がありますがが、骨のように通り抜けにくい、
ところがあるため、通り抜けたX線を写し、画像で見ると、濃淡ができており、
このことを利用し、体内の様子を知ることができます。

X線検査の中でも、胸部X線検査は、検査方法では最も簡単でありますが、
肺・心臓・肺の間にある縦隔などの器官の病気について、画像から様々な情報を、
得ることができるので、今でも幅広く医療に利用し役立っております。

 
■□ レントゲン撮影は、どのような画像検査でしょうか。

どなたも、最低でも一回以上は、健康診断などでレントゲンを撮った経験は、
有ると思います。肺気腫の画像検査も、レントゲン撮影によって行います。

レントゲンは、立ったままで、正面像・側面像、場合によっては、検査台に寝て、
側臥位(横向き)の画像を撮影します。
画像がぶれるのを防ぐ為に、撮影のときは息をしっかりと、止めることが必要です。

正面撮影では、胸側にフィルムを置き、背中側からX線を照射します、
この時の注意点は、大きく息を吸い、確りと息を止めたところで撮影することです。

変化を見つける為に、正面像だけではなく、身体を横に向きを変えて、
側面像を同じようにして撮影します。
こうすることで、正面像で重なって写っている、肺・心臓・横隔膜・助骨などを、
側面像で補うことができるのです。

なお、側臥位での撮影は、胸水が疑われるときに、撮影されるもので、
胸水の溜まり具合を、良く判定することができます

 
■□ 胸部X線撮影の、画像検査で何が解りますか。

胸部X線撮影は、肺の病気の診断に有用されており、
画像に、白い影として写っていれば、映り肺がん・肺結核・肺炎 等を疑います。

黒く写ってるとすれば、肺内の空気が多いと言うことで、気胸・肺気腫 等の、
病気を疑います。気管支拡張症・胸水 等も、ここで指摘されます。

さらには、肺だけではなく、心臓や大血管も、一緒に写ることを活用して、
心臓弁膜症・拡張型心筋症・心筋梗塞 等々、心臓が拡大する病気を、画像から
発見するきっかけにもなります。

その上に、心不全が悪化していると、肺水腫になったり、胸水が貯留したり、
することも、胸部X線撮影の画像で解ります。

整理しますと、胸部X線撮影の画像で、異常が発見された場合に、、
・ 肺 … 肺気腫・肺結核・肺炎・気管支炎・肺癌・気胸・胸膜炎・胸水。
・心臓… 心肥大・心拡大・胸部大動脈瘤。
等々の病気が、疑われるのです。

 
■□ 胸部X線撮影の、画像検査での、結果の判定

異常のない健康な人は、胸部X線撮影の画像写真には、肺は黒く写り、
中心部の心臓などは白っぽく写ります。

腫瘍や炎症 等の病変が、肺にありますと、白い陰影になって写り、
肺がん 等は、不整な円形に近い白い影となり、
肺炎・肺結核 等は、境界がぼやけた、不明瞭な白い影となって写ります。

また、胸膜に空気が溜まる気胸では、肺の縮んだ様子が写ります。

この様にして、画像検査での、結果の判定っを行うのです。

肺気腫, 肺気腫2

 

肺気腫は、自覚症状のなく、進行性の、完治不可能な、怖い病気です。

自覚症状がないために、「肺気腫」であることさえ気づかず、咳や息切れ・呼吸困難で苦しんでいる方もおられるようです。

ここでは、肺気腫という病気の治療としての「理学療法」について纏めてみました。

 

■□ 理学療法は「呼吸リハビリ」が効果的です。

一般的に、肺気腫患者は、息切れや呼吸困難を起こしやすいため、運動が極端に減ってしまいますが、運動をしないでいると、ますます呼吸困難を増長させることになります。

こんな悪循環を断ち切るために、肺気腫患者には、適度な運動と栄養管理が必要になります。

但し、どの程度負荷をかけた、呼吸リハビリや理学療法を行うかは、運動中の動脈の酸素濃度や脈拍、ときには心電図などをモニタ-しながら決めなければなりません。

従って、当初は専門医と理学療法士のいる設備のととのったの医療施設で行う必要があり、そこで栄養士の指導の下で栄養管理も行わ無ければ効果は有りません。

 
■□ 肺気腫の「呼吸リハビリ」は3つに分類されます。

肺気腫で入院したり、肺気腫の症状が悪くなる原因は、気道の炎症や肺炎が基点になっております。

そのために、理学療法としては、以下の3つに分けて、「呼吸リハビリ」を考えます。

①炎症の原因になる、痰を体外に排出すること。
②体に溜まった二酸化炭素を排出すること。
③基礎体力や呼気のための、筋力を上げること。

 
■□ 3つの「呼吸リハビリ」、具体的方法

①の「痰」を体外に排出(排痰)するためには
痰を気管支の太いところまで、動かさないと咳や吸引で出せませんし、普通に呼吸していても、細気管支がつぶされるので痰は動きません。痰は空気の動きでしか、肺の中では動きません。

学生時代、生物の授業で『 気道の中には線毛があり、体外に分泌物や異物を動かすように働きます 』と、習ったと思いますが、肺気腫や喘息で炎症を起こしてしまった気道のは、線毛はなくなっています。

このままでは、肺気腫患者の肺のなかは、痰だらけで窒息するしか有りません。そうならないために、人工呼吸機構があったり、人工呼吸じゃない患者には、「うつ伏せ」と「口すぼめ呼吸」があります。

「うつ伏せ」は、腹が床に押し付けられるので肺内の空気は背中側に多く流れ、肺気腫患者の背中側には健康な部分が多いので、健康な肺の部分に、多く空気が廻ることになります。
これで健康な部分の痰が出し易くなります。

合わせて「口すぼめ呼吸」を行うます。
「口すぼめ呼吸」とは、例えば、ストローで息を勢い良く吐くと、頬が膨らみます、この頬の内側にかかる圧力が、肺の気管支にも同じようにかかります。

萎んでしまう気管支が萎まないように、内側からつっかえ棒をしてしまう働きをするので、細気管支が萎まない状態で息を吐くことができるのです。

これを繰り返し行うことで、病気の肺の部分の痰も少しずつ、太い器官に動かすことが出来るのです。

この呼吸法は、②の二酸化炭素を体外に出す働きにそのままつながります。
肺胞の中の二酸化炭素を、外に排出出来れば、二酸化炭素が無くなった肺の中に、新鮮な空気が入ってきますから、自然と酸素も体に取りこまれ易くなります。
③の体力に関しては、次の二つです。
『息ぎれを起こさない程度の運動を適度に行う』
『息ぎれを起こさない工夫をしながら運動を行う』

筋肉が太くなるとスタミナが上がります。例えば、今まで10mしか歩けなかった患者が100m歩けるようになるのです。

肺気腫

気管狭窄・分泌物の貯留・咽頭浮腫・意識消失による舌の根の沈下などによって、気道が塞がれ呼吸困難状態を、気道閉塞といいます。
このような場合には素速く気道を確保してから、人工呼吸を行う必要があります。

急な坂や、階段の上り下り、また運動で、身体を動かしたときに息切れを感じたり、風邪をひいてもないのに、咳きや痰が続いたりすることが有ります。
これが、肺気腫の主な症状です。

肺気腫の症状に気道閉塞の症状は起こるのかについて調べました。

 

 

■□ 肺気腫には「気流閉塞」はあるが「気道閉塞」は無い?

肺気腫は、進行が進むと、少しの行動しただけでも息切れし、日常生活がままならなくなる病気で、さらに進行すると、呼吸不全や心不全を起こすと言う、命にも関わる病気ですので、油断はできません。
今は、「慢性閉塞性肺疾患」に分類されております。数式で表すと【 肺気腫≒COPD=慢性閉塞性肺疾患】となります。

然し、肺気腫には「閉塞性」は無いのですが、どうして「閉塞性」に分類するかを調べました。

資料によると、
『 「慢性閉塞性肺疾患」とは、タバコの煙を主とする有害物質を、長期に吸入曝露することで生じた、肺の炎症性疾患であり、呼吸機能検査で正常に復すことのない「気流閉塞」を示す。
「気流閉塞」は末梢気道病変と気腫性病変が、様々な割合で複合的に作用することにより起こり、進行性である。臨床的には徐々に生じる体動時の呼吸困難や慢性の咳、痰を特徴とする。』
とあります。

「気流閉塞」はあっても「気道閉塞」は無いのです。
これは、日本では【 肺気腫≒COPD=慢性閉塞性肺疾患】で示すように、【COPD≒肺気腫】ですが、実は欧米では、COPDには慢性気管支炎も含まれるのです。

日本での慢性気管支炎は少数ですが、欧米ではむしろ慢性気管支炎が多いと言われています。肺気腫より中枢の気道の炎症により起こるもので、肺気腫のような気流制限はありません。

厳密に言えば閉塞性肺疾患ではないようにも思えますが、国際的な分類では両者を敢えて分けずに、COPDという病名で一括りにしているのです。

閉塞性肺疾患は、オランダ仮説も含めて将来的に疾患の分類が変わる可能性がある分野かもしれません。

 

■□ どちらにしても肺気腫は厄介な病気です。

肺には、無数の「肺胞」と呼ばれる、小さい部屋があります。
大きな肺を、この小さい部屋「肺胞」に分けていることで、肺の表面積を増やし、たくさんの毛細血管を分布させ、効率の良い、酸素と二酸化炭素の交換を行っています。

肺気腫になるとこの「肺胞」の境が壊れ、合体してやや大きな1個に、さらにそれがまた合体して、さらに大きな1個にというように、どんどん進行し、しだいに肺の中が、風船のように空気だけの、大きな部屋(気腫性嚢胞と言います)がたくさんできていきます。

肺の中にできたこの「気腫性嚢胞」というのは、中が、空気だけですので、簡単に潰れそうに感じますが、実際には膨らんだままなので、息を吐いても小さくならず、息を吐くことができなくなり、呼吸が苦しくなりのです。

肺気腫

「胸部X線検査」とは、定期健康診断などで実施される、単純な胸部レントゲン撮影のことです。
X線は人体を通り抜けますが、骨等は、X線が通り抜けにくいところであるため、通り抜けたX線を画面に写すと画像に影のような濃淡ができ、そこから体内の様子を知ることができます。

ここでは、胸部X線検査で肺気腫が判断できるか? について調べてもました。

 

■□ 肺気腫が解る、胸部レントゲンの2つの特徴

胸部レントゲンを撮影すると、肺気腫には、2つの特徴が表われます。
その際は軽症であれば、微細なものですが、重症になるほど大きな特徴が表われますので、具体的説明します。

特徴その① 血管の影が薄く、比較的透明に見える

通常、胸部レントゲンを撮ると、血管を撮影できます。血管の大きさ・場所・状態をしっかりと確認することができます。

然し、肺気腫疾患者の場合、血管の影が薄く、画像が比較的透明にみえるという特徴があります。これは肺気腫により、血管が狭窄し細くなっている、ことが理由です。

胸部レントゲンでは細くなってしまった血管を撮影することは難しく、この様に画像が薄く、透明になっているほど、肺気腫は重症の可能性があります。

特徴その② 横隔膜が平らになっている

肺気腫患者には、肺が膨張するという症状が起こります。
これは胸部レントゲンでもしっかりと判断できます。肺が大きくなり、下部の横隔膜が平らになっているのです。
症状が進行しているほど顕著に表われるので要注意と言えます。

①の透明化に加え、②の平坦化がみられるようでしたら、肺気腫を疑ってもいいでしょう。

 
■□ 「影がある」=「肺がん」?「肺気腫」?

健康診断の目的は、病気を早期に発見し、すぐさま治療を行うことで、病気の快復を向上させることにあります。

胸部レントゲン写真の場合も、やはり、肺気腫・肺がん・縦隔腫瘍などの胸部の悪性疾患を早く見つけることを目的にしています。

肺気腫でも、肺がんでも、縦隔腫瘍でも、いわゆる以上があると、通常は写らないような影が、胸部レントゲン写真には写ります。このような影が、観察されたときには、検診を行う医師は「要精検」のコメントを出すのです。

このように、健康診断の目的が「早期発見・早期治療」であることを考えると、少しでも気になるような影があれば、「とりあえず、再検査」という風に考えます。
健康診断は「疑わしきは罰する」を、基本的なスタンスとしています。

肺気腫

喫煙者には、高い確率で発症する「肺気腫」と言う病気は、中高年齢層の罹患者が増加傾向にあり、今では身近な病気として知られる病名です。

肺気腫のような病気を、現在はまとめてと言う病名にして、取り扱うようになっています。

「禁煙」は、健康保持のうえで、重要課題に挙げられているおりますが、この問題とされる「タバコ」を、政府公認で製造販売が行われていることが、何とも不思議でなりません。

不治の病とされる、恐い怖いこの病気「肺気腫」、その危険が明らかにされているのに関わらず、未だ政府は、見てみぬふりの対応をしている様です。

ここでは、「慢性閉塞性肺疾患」の怖さと、肺気腫との関係ついて紹介します。

 

■□ 肺気腫と慢性閉塞性肺疾患

「慢性閉塞性肺疾患」は、「まんせいへいそくせいはいしっかん」と読みます。
COPD( Chronic Obstructive Pulmonary Disease )ともいわれ、代表的な慢性呼吸器疾患の一つであり、『死よりも恐ろしい病気』として知られております。

様々な、有害物質の吸入(特に喫煙)等が原因で、肺胞の破壊や気道炎症が起き、息切れと呼吸困難が起こり、「咳」や「痰」が見られる。治す事のできない進行性のある病気です。

病理学的には「肺気腫」と呼ばれていた疾患と臨床的には「慢性気管支炎」と呼ばれていた疾患を統一して、2001年より、慢性閉塞性肺疾患(COPD)として、総称するようになりますした。2001年の国際ガイドライン(GOLD)および日本呼吸器学会の診療ガイドラインにこれらのことが明記され、日本および国際的な学会レベルでも本疾患概念は公式のものとなっている。元々、呼吸機能検査の分類上の呼称から、肺気腫、慢性気管支炎とも閉塞性肺疾患に分類されていた通り、COPDは閉塞性肺疾患に分類される。

発症の主な原因は、喫煙中のオキシダントやバイオマス等の燃焼性物質によるもので、この患者の9割は喫煙者であり、非喫煙者に比べ喫煙者の発症リスクは、6倍とも言われてります。

また、喫煙者の約10%~15%がこの病気を発症するが、高齢者に限ると50%近くがこの病気を発症するそうです。
然し、喫煙者全員が発症するわけでも有りません。

 

 

■□ 「肺気腫」「慢性閉塞性肺疾患」の原因で考えられること

肺胞破壊の原因として、間違いなく考えられるのは、長期間の喫煙と言われております。他の原因は、未だ明確には解明されていまいのが現状です。、

専門病院では、肺気腫患者の9割が喫煙者で、個人差はあるものの、罹患率はタバコの本数や喫煙歴に比例するといわれています。

このことから、肺気腫は、喫煙によるけむりの害が顕著に示される、疾病の代表と言えます。

次に、日本人には大変に稀なのですが、肝臓から分泌する「タンパク質分解酵素」の、抑制物質が先天的に欠乏している方は、この「タンパク質分解酵素」で、肺胞が侵され「肺気腫」が発症することも有るようです。

肺気腫は基本的に、60歳代からの高齢者、特に男性に発症が多く、加齢による肺機能の低下も病気の進行に影響してきます。

ただし、肺気腫の特徴は、10~20年の長期間で、ゆっくりと進行するもので、自覚症状の発症が高齢であったとしても、実際の病状は、若い時期から進行していると、認識しておくべきです。

他には、遺伝的要因もある様ですが、大気汚染や、職業的粉塵(炭鉱での粉塵、アスベスト)も原因され、これらの吸入によって気道や肺胞が炎症を起こし、肺気腫になると考えられます。

 

 

■□ 「肺気腫」「慢性閉塞性肺疾患」治療の大原則、

肺胞は、一度壊れると再生出来ませんと述べてきました、つまり「肺気腫」は完治不可能な病気です。

従って、この病気の治療の目的は、肺胞破壊の進行の防止・併発した呼吸器異常の改善 であり、生活の質を少しでも高めることになります。

それためにには、まず『禁煙が大原則』です、禁煙で肺気腫の進行を遅らせることができます。

理学療法・薬物療法・酸素療法 等ありますが、どんな治療を行っても、喫煙を継続していては、肺気腫の悪化を待つばかりと自覚すべきなのです。

 

 

■□ 気をつけたい、怖い「受動喫煙」

喫煙者本人の、肺気腫、予防・進行防止 には、「禁煙」の効果が大きいと言ってきました。

禁煙は、自分の為に、だけではありません。
そうです「受動喫煙」防止対策に大きな効果を示し、我が子だけに限らず、周りの方にも迷惑をかけることは有りません。

「禁煙外来」のある、専門病院を訪ね率先して、禁煙に努めて戴きたいものです。

肺気腫

風邪をこじらせた時などには、長引く咳で苦しい思いの経験は有りませんか。
病院に行くまでも無いと放ってしまい、1ヶ月以上も続いていた事もある方も多いことでしょう。

たかが「咳」と侮ってはいけません、意外な病気が隠されている可能性があるのです。特に症状が長引いている人は、是非、近くの医療機関を早期に受診することをおすすめします。

ここでは、肺気腫に罹った時の「咳」について学び、その対策について、考えてみましょう。

 

■□ 「咳」が出る原因と、「咳」の役割。

「咳」とは、医療用語では「咳嗽(がいそう)」と言うそうです。
咳は、ウィルス・ほこり・煙・食物などの異物から、肺・気管・気管支を、守るために行われる防御反応です。

咳には、「気道」にたまった「痰」 を出す役割も担っております。
気道の粘膜は、線毛と呼ばれる細かい毛と、表面を覆う粘液があり、それで粘膜を守っています。

気道の役割として、外から侵入してきた異物を、排除するために複数の機能があります。
「鼻」には、鼻毛・鼻腔内の粘液・線毛・くしゃみの反射機能 があり、「喉」には、咽頭の入口を取囲むように位置して機能する、「ワルダイエル咽頭輪」と呼ばれるのがあり、気管支における「咳」、最後に肺胞内における「肺胞マクロファージ」という免疫細胞が、身体を守って居るのです。

以上のように、様々な機能を発揮し、「咳」で身体は守られていますが、
長引く「咳」が、3週間以上、特に8週間となった場合には、何らかの病気が隠されている場合があるので、近くの呼吸器内科を受診して、適切な検査・診断を受けて下さい。

 

 

■□ 肺気腫の咳は、併発症によるものです。
肺気腫の症状には、息切れ・咳・痰・体重の減少 等があります。
その中で「咳」は、感染症が併発したり、肺性心が発症したり、した時などの、急性増悪の時に多く発生するもので、「咳」は、どちらかというと肺気腫の症状というよりは、肺気腫に重ねて別の症状が、出た場合のものと考えて良いでしょう

感染症と違い肺気腫は、炎症が起こる病気ではなく、肺の中の肺胞が有害物質で破壊されて、肺胞同士がくっついて大きな空洞を作るのですが、そうなった肺胞は、酸素を抽出・吸収する機能と、二酸化炭素を放出する機能がなくなります。

その機能が無くなったことにより、呼吸をしても、酸素を十分取り込めず、呼吸困難や血中酸素濃度低下による症状が発生するのです。

「息切れ」はこれらの反応の症状ですが、「咳」や「痰」は、無理に呼吸しようとする、呼吸器系の器官や気道に発症した炎症に因るものなので、副症状とでも言えるでしょう。

「痰」と言うのは、慢性の気道炎症で、気道が大量に分泌する物質が過剰となり、口に押し出した廃棄物です。

肺気腫患者の「咳」は、呼吸の乱れや著しい体力消耗があり、それにより肺気腫を急激に悪化させることもあり、さらには「痰も」何かの感染症を併発している可能性が高いため、これらの症状が出た場合はすぐに病院に行くことが大切でしょう。

 

■□ 症状で違いが解る、肺気腫の進行程度

肺気腫は、進行具合により、「軽度」「中度」「重度」の3段階に、分けて管理しております。

【 軽 度 】
・咳・痰が出やすい
・軽い運動でも、息切れがする

【 中 度 】
・咳や痰が出て止まらない
・日常的な動作をしただけで、息切れがする

【 重 度 】
・身体が動かせず、寝たきりになる
・重大な病気を併発してしまうする

 

■□ やはり、肺気腫の予防の基本は禁煙です

肺気腫の最大の原因は、喫煙です、習慣となった喫煙を絶つことが、肺気腫の進行を大幅に遅らせる最大の対策です。

最悪、ニコチン依存の状態になってしまうと、禁煙すること自体も難しくなります、とにかく一時も早く禁煙外来のある病院で、専門医の「ニコチン代替療法」などの禁煙治療を受信してください。。

とは言っても、全ての人に対し、肺気腫になるからといって、禁煙を強要するというのは、無理があると言うものです。
現実には、肺気腫になり易い人と、肺気腫になり難い人がいるのですから。

そこで、喫煙者は、遅くとも40歳ごろまでに、肺のCTスキャンで検査を受けることをお勧めです、この検査で肺気腫の、比較的早期の像を、捉えることができます。

喫煙者に、確りと認識して戴きたいことは、肺気腫の症状が認められる人は、そのまま喫煙し続けると、確実に肺気腫は進行し、大事になることです。

従って、喫煙者は、年に一度か、数年に一度はCTスキャン検査を受けるべきでしょう、肺気腫だけでなく「肺がん」などの、早期発見に貢献できるでしょう。

肺気腫

肺気腫患者の傍にいても感染はしません。肺気腫は、ウイルスのように感染源無い病気なのです。

肺気腫そのものは感染しなくても、重要なのは、風邪やインフルエンザなどの感染症です。

そもそも高齢者に発病が多い、肺気腫と言う病気は、もともと高齢の方は、体力が低下していることがあり、それで感染症を起こすと、一気に体調が悪化してしまうのです。

ここでは、肺気腫患者の感染予防について、日常生活の中で心がけたい、重要なことを紹介したいと思います。

 

■□ 感染予防が、肺気腫患者は重要ポイントです。

肺気腫に罹った患者の身体は、抵抗力が低下しております、インフルエンザや肺炎などの感染症に罹り易い身体でもあり、合併症で命の危険にもさらされる易くなります。

そんな体力の落ちた、肺気腫患者は、感染予防にどのようにして、気をつけていけば良いのでしょうか。
ご家族に肺気腫患者が居られる場合に、合併症に気をつけたい、家族みんなの感染予防のポイントは、以下の4点です。

●ワクチン接種は積極的に受けましょう。

感染予防にはワクチン接種が効果的です。特に細菌やウィルスが流行する前に、積極的にワクチン接種を受けてください。
特に、厚生労働省では、2014年度から、65歳以上の方に「肺炎球菌」の予防接種を呼びかけております。

●軽い運動は積極的に行いましょう。

継続して行う、散歩程度の軽運動でも、感染予防の強い身体作りになります。
運動の習慣化は肺気腫で弱った体を強くすることができ、結果として感染予防することができます。

●栄養のある食事は、確りとを摂りましょう。

食事の動作そのものでさえも、息苦しくなり、食事も億劫になってしまうことがある、肺気腫と言う病気です。体の負担になってしまうのです。
食べることで支えられている、身体の抵抗力ですので、感染予防のために、しっかり三度の食事を摂るように努力してください。

●うがい・手洗いは欠かさず実施です。

うがい・手洗いは、最もシンプルな感染予防対策です。
手や喉の細菌を一気に洗い流してくれます。外から返ったら、必ず行うよう習慣化しましょう。

 

■□ 「肺炎」のしくみや症状をもう少し少し詳しく

肺炎の原因は、細菌やウイルスなどが、身体に入り込んで起こる肺の炎症で、症状としては、発熱・咳・痰・息苦しさ・胸の痛み などがあげられます。

この原因となる細菌やウイルスは、人の身体や日常生活の場に常に存在しており、身体の免疫力が弱まった時に感染しやすく、普段は元気に暮らしている方でも、持病の悪化・体調不良 などが、切っ掛けとなり、感染する可能性があります。

いわば肺炎は、意外と身近な病気であって、重症化すると命にも関わる、大変危険な病気でもあるのです。

肺炎の原因菌で最も多いのは、「肺炎球菌」です。

厚生労働省では、平成26年10月より高齢者の肺炎球菌感染症の、定期接種への取り組みを始めました。

肺気腫

自覚症状で、肺気腫が疑われる場合は、「たばこ」は直ぐに止めて、

早急に専門医の診断を仰ぐ必要があります。
当然、「禁煙」が大原則であることは言うまでもありません。

「肺気腫」は、喫煙を続ける者には、高確率で発症する病気で有りますが、

残念ながら、このことを解って居ながらも、

一向に止め様としない人が、少なく無い実態です。

ここでは、あらゆる面で、「禁煙」することのメリットを、

「たばこ」に侵されてしまっている、喫煙者に、お伝えしたいと思います。

 

 

 

■□ 「たばこ」を吸う行為と、それに関する「病気」について

風邪で喉が痛くても、「たばこ」を吸ってしまう、

ヘビースモーカーは、意外と多く居るものです。

ゲホゲホ咽せながらも、必死になって、「たばこ」を手にする姿は、

とてもみすぼらしいうえに、他人への迷惑でもあります。
残念ながらこのような状態になった者は、「ニコチン依存症」と言って、

悲しくも辛い、現実の哀れな姿なのです。

喉の痛みや違和感が急に起こるのは、大概が、咽頭炎・扁桃炎であり、

ウイルスや細菌感染によって引き起こされた、急性の炎症の病気であります。

たばこ・アルコール・空気の乾燥・カラオケ 等々、喉の酷使が原因ですし、

喉の痛みは、ストレス・睡眠不足で、体の抵抗力の低下で出てきます。
これは、免疫機能が低下しているサインであり、

大変な危険信号の発信ととらえるべきでしょう。

急性の炎症の喉の痛みであれば、そう難しい治療は必要ないのですが、

炎症が「慢性化」してしまうと、非常に厄介な病気となります。

「慢性化」というのは、喫煙者の喉・気管・肺 等などに、「たばこ」ニコチン・タール等、数千種の化学物質が常に付着しており、常に炎症状態にあるのです。

「死ぬより怖い」じわじわと体を蝕み続ける病気が肺気腫とも言われています。
さらには、「たばこ」が原因と疑われる「癌」(咽頭がん・肺がん・食道がん)

にも、多くの発症を見られております。

 

 

 

■□ 「たばこ」は「美容」にも良くありません。

喫煙者が、禁煙する事に伴って起こす体調の変化で、とても厄介なものがあります。

それは、「便秘」です、「禁煙」することで便秘になり易くなるのです。
健康にも、美容にも、便秘は大敵といわれ、特に女性喫煙者が「禁煙」したときに、多く現れる症状といえます。

何故、「たばこ」をやめると、排便が難しくなるのでしょうか、

次項で「禁煙」と「便秘」の関係を説明してみたいと思います。

尚、肺気腫を治す薬はありません、

したがって、病気の進行を食い止めることが治療の最大の目的となります。

肺気腫対策のためにも、「美容」のためにも、何といっても一番なのは「禁煙」なのですから。

たばこ1

 

 

■□ 排便が困難になるのは、「喫煙の刺激」がなくるから?

「たばこ」のニコチンには「血管収縮作用」がにあるのです。
朝一番に喫煙で便意をもよおす人は、結構多くいらっしゃいます、

これは、胃腸に張巡っている毛細血管が、ニコチンによって刺激されて、

収縮するためとされています。

そもそも人間の身体は、自律神経の働きによって、

自分で便を出すメカニズムを備えております。

然しながら、喫煙の習慣が続くと、「脳」は、外部からのニコチン補給に、

依存するようになってきて、「たばこ」を吸わないと、

便が出にくい「タバコ脳」という悲しい仕組みが構築されてしまいます。

「たばこ」を吸うと、『便が出る』と言うのは間違いで、

「たばこを吸わないと、便を出せない」というのが、正しい表現であるでしょう。

 

毎朝の喫煙を、便秘薬の代わりにしている、と言い方を変えれることもできます。

禁煙による便秘は、身体からニコチンが抜けていく、1週間~3カ月程度なんですが、その過程で「禁煙に挫折してしまう」人が多いようです。

特に難しいのは、女性に多く、生まれつき便秘体質の方にですが、

「たばこ」を止めたことで、週単位の本格的な便秘になってしまった、

という話も珍しくありません。

便秘の予防措置としては、昔から『 快眠、快食、快便+軽運動 』の相互補完を使うのが、身体に負荷の少ない方法と思います。
それには、普段から、水分・食物繊維・乳酸菌・オリゴ糖などを食事に組み合わせ、腹筋を強化する軽運動を行うことが、排便するための大切な心掛けと思います。

また、「禁煙外来」のある専門医に、診てもらい、肺気腫・便秘の相談をすることも、大切なことと思います。

 

『肺気腫になる、原因の殆どは喫煙です』こちらもどうぞ

http://www.byoukiness.com/hai-genin

肺気腫

結核も、肺気腫も、肺を侵してしまう病気で有ります。
どちらも、発病すると、激しい咳き込み・痰の発生などがみられ、さらには、呼吸困難となるため、息苦しく日常生活が大変辛くなるものです。

結核と肺気腫、同じ肺の病気でも微妙な差異があり、どのような点が異なり、どの様な点が共通しているのでしょうか。
ここでは、それぞれについて、詳しくみていきたいと思います。

 

■□ 結核とは

結核とは、結核菌が原因の感染症です。
「肺結核」の知名度が高いですが、実際には全身のどこにでも、結核菌は転移感染する病気で、怖いのは結核菌は、細胞内寄生を行う事なのです。

このために、身体の免疫システムは、結核菌が寄生した細胞もろとも攻撃の対象とするため、放置しておくと、広範に組織破壊されてしまい、最悪は死に至ることです。

「肺結核」はかつて「労咳」と言われ、全国各地に専用隔離治療施設(サナトリウム)が作られた程の大流行したの有名な病気でした。
「ツベルクリン」「BCG」と言う言葉を耳にした中高齢の方は多いと思います。

「肺結核」は、重症化すると激しい肺出血とそれに伴う喀血、最後は血で気道をふさがれ、窒息死を起こします。

肺気腫は、酸素を取り込めなくなる、窒息死であるのに対して、肺結核は血液の気道閉鎖で呼吸できなくなる窒息死であり根本的に違います。

肺結核は、隔離施設での、ただ死を待つだけのような病気ですが、肺気腫は感染することがないため、そういった隔離が必要がない違いがあります。

 

 

■□ 肺気腫とは

肺気腫とは、慢性気管支炎と同様に「慢性閉塞性肺疾患(COPD)」と呼ばれ、日本では500万人以上が、この「慢性閉塞性肺疾患(COPD)」に罹患していると推計されており、糖尿病患者数に匹敵するほどの数です。

然しながら、実際に治療を受けているのは、2005年の厚生労働省統計では、わずか約22万人程とかなり少数です。

この病気の問題とされるのは、ある程度進行しないと、自覚症状が現れないことが、実際の治療者の少ない要因なのででしょうか。

さらには、完治不能の疾患で、進行すると息切れなどから日常生活に支障を来し、更に進行すると入院加療を余儀なくされるまで重症化し、最後には死亡に至ります。

患者さんの予後は、いかに早期診断し、適切に治療するかで大きく変わってきます。喫煙は完全に中止すべきです。

 

 

■□ もう少し整理してみましょう。

【相違点その1】熱の有無と感染の違い

肺気腫・・・タバコ等によって、肺胞がダメージを受け、破壊される病気です。感染はしません、咳や痰はみられるものの、発熱はありません。

結 核・・・結核菌という細菌が起こす慢性の肺炎です。感染が強く、咳、痰と共に発熱が症状です。呼吸器の症状に合わせ、継続的に微熱がみられる場合は要注意です。

【相違点その2】発症年齢の違い

肺気腫・・・長いい喫煙歴がきっかけで発病します。そのため病気患者のほとんどが60歳以上の高齢者です。55歳以下の発病者は、2011年では、僅か約600人と少ないです。

結 核・・・年齢に関係なく発病します。若い人も十分感染のリスクがあるので、症状が長く続くときは要注意です。

【 共通点 】喫煙による発病

肺気腫・・・患者の喫煙歴を診断の判断材料にします。長ければ長いほど、肺気腫の可能性が高まります。

結 核・・・喫煙は関係あると言われています。喫煙による肺機能や抵抗力の低下が、結核の感染を助長するという調査があります。

肺気腫

肺気腫発症の診断基準は、外的症状ではなく、肺の組織を採取して、顕微鏡で観察することにより確定されます。

正式な基準は、『 肺線維化の所見が認められず、呼吸細気管支壁または肺胞壁の破壊と拡張が、病理形態的に確認される 』ことだそうです。

ここでは、肺気腫発症の診断基準としては、どの様な過程をふみ、「肺気腫」であると、診断を下すのかについて、少し詳しく見てみたいと思います。

 
■□ 簡単に、肺気腫の原因と症状を説明します。

肺気腫は、喫煙が最大の原因とされていますが、喫煙だけが原因ではありません。

他の原因としては、大気汚染・寒冷などの外的要因と、体質・年齢などの内的要因、それに気管支炎などの呼吸器系疾患 などがあり、これらの幾つかが複合して、肺気腫を引き起こしているのです。

肺気腫の主な症状は、呼吸が苦しくなることで、息を吸うときは問題ないのですが、吐くときには空気が出にくくなり、これを頑張れば頑張るほど、息が吐けなくなるのです。

自覚症状としては、咳・痰・痩せなどがあり、息切れは、身体を動かした時に強くなり、そして休息すると改善します。

 

■□ 肺気腫の診断方法

序文にも書きましたが、正式な基準は、肺の組織を採取して、顕微鏡で観察することにより確定されます。

『 肺線維化の所見が認められず、呼吸細気管支壁または肺胞壁の破壊と拡張が、病理形態的に確認される 』ことですが、

実際には、胸部レントゲンによる、
胸郭変型・血管影の低下・横隔膜の平低化・肋骨間の開大・中心部肺血管および心臓の圧迫等の確認・CT写真による所見、
さらには、呼吸機能検査・血液検査を行った上で、総合的に判断することが多いそうです。

息切れや呼吸困難などの症状は、他の呼吸器の病気でも現れる症状なので、それを調べるために、「胸部X線検査」と「肺機能検査」を行い診断します。

「肺機能検査」では、
努力性肺活量(胸一杯に息を吸い、一気に吐出した空気の量)に対する、1秒率(1秒間の量との比率))が、70%以下の場合、

「胸部X線検査」では、
肺が、黒く映りますと、肺の空気が多いということで、肺気腫の疑い有りと診断します。

さらに詳しく調べるために「CT検査」を行うこともあります、肺胞が破壊・スポンジのような空洞・気管支が細くなっていれば、肺気腫の疑い有りと診断します。

「CT検査」は、肺・気管・気管支などの病変を見つけるために行なわれるものですが、今では、肺がんの診断には、欠かせない検査となっています。

 
■□ 肺気腫と診断されたら・・・禁煙

現在の医学では、肺気腫を治す薬はありませんので、病気の進行を食い止めることが治療の目的となります。

他の治療方法としては、薬物療法・酸素療法・呼吸リハビリテーション・外科的療法があり、体重減少が見られる患者に対しては、食事療法・栄養補給指導などを行います。

また、肺気腫患者は風邪を引くと症状が悪化しますので、予防が大変重要ですから、毎年必ずインフルエンザワクチンを接種して下さい。

然し、何といっても肺気腫の進行を食い止める、一番の治療法は「禁煙」なのです。

肺気腫