十二指腸潰瘍の記事一覧

じゃがいも2

十二指腸潰瘍と診断されたとき、食事はどのようにしたら良いのでしょうか?
胃を安静にするためとは言っても、何も食べない訳にはいかないし、
かと言って、普通の食事では良い訳はないと思います。
患者も、家族も悩んでしまいます。

ここでは、十二指腸潰瘍が 食事するときに 注意すべきことの説明です。

 
◆ 十二指腸潰瘍患者への、食事療法の基本方針

十二指腸潰瘍患者には、次の2点を基本として、食事を提供することです。
①栄養価が高く、胃酸分泌に及ぼす影響が少ない。
②消化が短時間で、胃内停滞時間が短く、胃・十二指腸に負担をかけない。

患者の、嘔吐・出血 等の自覚症状が激しい発作時には、一時的に絶食にして、点滴により栄養を補給しますが、長期間、胃の中を空っぽにしておくことは、消化管運動の収縮誘因となり、かえって良くはありません。

出血した場合でも、止血後は速やかに、流動食・粥食 等の柔らかい食事から
開始するようにします。

現在は、胃・十二指腸潰瘍に効果のある、治療薬が開発されておりますので、前記した様な急性期の場合を除き、家庭で管理できる程度の患者の場合には、あまり厳しい食事制限はしません。

余りにも気にし過ぎて、食事そのものがストレスになることは避けて下さい。
ある程度の注意をしながら、バランスのとれた食事を腹八分目に規則正しく、よく噛んで、楽しい雰囲気の中で食事することが治療には大切です。

 
◆ 基本方針に沿った、食事療法を進めるための注意点。

■ 刺激性食品は避ける。
十二指腸潰瘍では、胃の中の胃酸が高くなっています。
刺激性食品を取って、胃酸分泌が促進されることの無い様にして下さい。

避けたい刺激性食品とは、次のものです。
・アルコール・たばこ・カフェイン・炭酸飲料・香辛料・かんきつ類
そして、極端に熱い物と冷たい物です。

■ 消化の良いものを食べる。
消化の良い食べ物とは、次の様なものを言います、参考にしてください。

① 物理的に硬くないもの。
タコ・イカ・貝類・干物 等の、硬いものは消化が悪いのです。 ↓
生食はせず、茹でるとかして柔らかく調理して食べることです。
② 食物繊維が多くないもの。
ゴボウなどの根菜類、海藻類、きのこなどは食物繊維は多いです。
細かく切る、ミキサーにかける 等で、食物繊維は少なくなります。
③ 胃内停滞時間が短いもの。
油は胃内停滞時間が長いため、消化が悪く、胃の負担が大きくなります。  バター・マーガリンなど、比較的消化の良い脂肪を少しずつ摂ること。

■ 1日の食事を、4~5回に分けて食べる。
一度に沢山の物を食べると、弱っている胃に負担をかけてしまう、一方で
食事と食事の間隔が空き過ぎて、 胃を空っぽにしておくことは、痛みの原因
にもなりますので、そのために、食事の回数を4~5回に分けることです。
食事回数を多くすると、食べ過ぎになる可能性があるので要注意です。

■ ゆっくり良く噛んで食べる。
噛むことで食べ物を細かくし、唾液とよく混ざり合い、消化されやすくなり
胃の負担も軽くなります。
早食い、ながら食い、 イライラ食い 等は、と、消化には良くありません、
ゆっくり味わい、食べる事の楽しさを感じながら食べるようにしましょう。  楽しく、おいしく食べることが、ストレス解消に繋がります。

消化不良を治す、ジャガイモ じゃがいも2

 
■ 胃・十二指腸潰瘍などに、効果の有る食べ物を摂る。

「ジャガイモ」には、消化不良を治す効能ある。
「梅」は 胃液の分泌を良くする。
「緑茶」には、ビタミンV多く含む。
「きくらげ」には、高い止血作用の効能がある。

自然食品には、十二指腸潰瘍に効能のある物質が多く含みますので、日常の
食べ物として食事に提供するよう努力してください。

十二指腸潰瘍

空腹状態になると腹痛を訴える人が多い、十二指腸潰瘍の特徴です、それは何故なのでしょうかを詳しく説明します。

 

■ 十二指腸潰瘍の症状と痛みについて。

十二指腸潰瘍の特徴として、空腹時によく見られるのが上腹部痛です、さらに夜間にしばしばこの上腹部痛が起こります。

この上腹部痛は、2~3割の方には現われないことがあるので、必ずしも全ての十二指腸潰瘍・胃潰瘍の患者さんに現れないことに注意する必要があります。

さらに十二指腸潰瘍からの痛みは、上腹部の他に背中や腰にも現れます、こちらの詳しいことについては、別サイトで説明していますので、そちらをご覧ください。

 

■ 十二指腸潰瘍の空腹時の痛みはなぜでしょうか。

空腹時になると、胃に物が入っていない為に、胃液が直接そのままに十二指腸に流れてくるので、十二指腸の潰瘍部が直接胃液に刺激されるために痛のです。

食べたり飲んだりすることによって、胃液が食物により薄めらるので、十二指腸の痛みは和らいでくるのです。

胃潰瘍の場合は、食べ物そのものが胃を直接刺激するので、食後に痛みを感じますす。

胃に食物や飲み物をいれることで、痛みを解消させていましたが、根本的な治療とはならないことは明白です。

 

■ 十二指腸潰瘍の潰瘍発症部位は胃潰瘍と違う。

胃酸の影響で潰瘍を形成するのを総称して「消化性潰瘍」と言っておりますが、その代表と言えるのが、十二指腸潰瘍と胃潰瘍です。

当然、十二指腸潰瘍と胃潰瘍の侵される部位が違うので痛みが走る場所もが違います。

十二指腸潰瘍の場合は、「十二指腸」の入り口(胃の幽門部(胃の出口)のすぐ後ろにあり十二指腸球部前壁と言う)の壁が、何らかの原因で潰瘍ができる病気です。

胃潰瘍の場合は、胃角部小弯側(X線検査で胃を撮影した時に、一ヶ所へこんで曲がり角のように見える場所)に潰瘍が発症した場合をいいます。

 

■ 腸潰の原因は、ピロリ菌と非ステロイド性消炎鎮痛薬が殆どです。

十二指腸潰瘍の原因の95%(胃潰瘍では70%前後)が、ピロリ菌に由来すると言われています。

原因のその他として重要なのは、関節リウマチなどの痛みを抑えるために服用する薬剤、特に非ステロイド性消炎鎮痛薬です。

アスピリンは、ステロイド性消炎鎮痛薬として有名ですが、日本ではアスピリン以外も関節リウマチやかぜなどの治療に非ステロイド性消炎鎮痛薬は使用されています。

非ステロイド性消炎鎮痛薬とは、胃酸から胃粘膜を守るうえで大切な役割を果たしている「プロスタグランジン」の合成を抑制する作用をもつ医薬品です、これらを服薬することで胃の防御機構が障害起こし、潰瘍を発症させてしまうのです。

特徴として、上腹部痛などの症状を伴わない事が多い、非ステロイド性消炎鎮痛薬に由来する潰瘍は、治療を受けないまま、知らずに悪化する例が多いといわれています。

現在の医療技術は、ピロリ菌と非ステロイド性消炎鎮痛薬が胃・十二指腸潰瘍の2大成因といわれており、それ以外の原因によるものは少ない(日本では5%程度))ことが明らかになってきておりますので、ピロリ菌・非ステロイド性消炎鎮痛薬の対策が確立されてくると、十二指腸潰瘍の治療・予防の発展が飛躍的進歩すると考えられています。

 

■ 早急に医師の診察を受けましょう。

腹部の痛みで、胃潰瘍・十二指腸潰瘍の疑いのある時は、早急に医師の診察を受けてください(できれば消化器専門医)。

なかでも、空腹時に強い上腹部痛を伴う場合は、胃・十二指腸潰瘍の穿孔が考えられますし、吐血や下血を伴う場合は、胃または十二指腸粘膜からの出血が考えられますので、この場合は至急救急外来を受診してください。

十二指腸潰瘍

十二指腸潰瘍になるとお腹の他に背中が痛くなる事があります、他には、腰痛になったという方がおられますが、これは、十二指腸自体が背中側にあるために、潰瘍が背中側に出きた場合は放散痛として背中にも腰にも痛みが出ます、これも十二指腸潰瘍の症状の特徴でもあります。

 

■ 十二指腸潰瘍の痛みの症状

十二指腸潰瘍の痛みで、最も多くみられる自覚症状は上腹部痛です。特に、空腹時に・夜間にしばしばこの上腹部痛がよく起こるようです。尚、胃潰瘍は、食後(30分~1時間)経った後に上腹部痛がみられるので双方の違いが解ります。

上腹部の他に以下の部位に痛みが現れます。
①背中の左側が痛む。(胃潰瘍に多い)
②みぞおちから背中まで痛み、それが長く続く。
(臓器に穴があいた状態で潰瘍が進行した場合)
③みぞおち辺が、空腹時になると痛む(食事をすると治まる)

痛みの他に、十二指腸潰瘍が進行してくると 吐血(コーヒーの残りかす様なもの)・下血(海苔のつくだ煮様な黒っぽい便)として症状が現れてきます。

出血症状が現れた場合は、早急に病院で受診・検査することが大切です。

他には、むねやけ、吐き気、嘔吐などがみられますが、食欲の低下は少ない(吐き気が強い時以外)といわれています。

この様な痛みは、必ずしも全ての胃潰瘍・十二指腸潰瘍の患者さんに現れるわけでなく、2~3割の方には発症しないことがあることを知る必要があります。

 

■ 何故、十二指腸潰瘍で背中が痛い

十二指腸潰瘍は内臓の病気です、なぜ背中が痛くなるのでしょうか詳しく見てみましょう。

背骨の骨の間をとおっている神経には、内臓支配の神経と、体表面支配の神経が対になって存在しているそうです。

内臓に障害が生じると、もう一方の体の表面の神経、つまり背中の神経が刺激され、十二指腸潰瘍と言う内臓の病気でも、背中にも痛みが現れるのです。

疲労が溜まり、背中がこったりして、背中が痛くなることもありますので、背中が痛い=内臓疾患 と結論づけることは早計ですあることは承知してください。。

 

■ 十二指腸潰瘍などの内臓疾患の有無を見分けには

それでは、背中の痛みをどの様にして”ただの背中のコリ”と”内臓の病気”を見分けのでしょうか?

簡単です。”ただの背中のコリ”かどうかは、整体外科や接骨院で指圧・マッサージなどで筋肉の緊張をほぐしてみることです。

これらの治療を受けても、背中の痛みが解消されなかったり、痛みが増しているなどの場合は、”ただの背中のコリ”ではなく原因が別にあます。

十二指腸潰瘍を含む、以下に記した深刻な病気が隠れている場合が考えられますので、内科医院での診察を早急に受ける必要があります。

 

■ 背中が痛くなる他の疾患

それでは、単なる背中のコリではなく、十二指腸潰瘍を含む背中の痛みである場合、どのような病気があるのか、見てみましょう!

1.十二指腸潰瘍・胃潰瘍➡左の背中や上腹部に痛みを感じる。
2.心筋梗塞・狭心症➡左肩から左背中にかけて痛みを感じる。
3.胆道疾患・担癌➡右肩から右背中にかけて痛みを感じる。
4.胆石・胆のう炎➡右肩から右背中にかけて痛みを感じる。

5.胸膜炎➡片側の背中の痛みを感じる。
6.腎盂炎・腎結石➡背下部の両側を叩くと、痛みを感じる。
7.帯状ヘルペス➡水泡や発疹があり背中に激しい痛みがある。
8.膵炎➡背下部左側で鈍い痛みが続く。

十二指腸潰瘍

十二指腸潰瘍は、再発のしやすい病気であることはご存知のことと思います。
どうして再発するのか、再発しないためにはどうすれば良いかについて、説明しております。

 

◆◇ ピロリ菌が、十二指腸潰瘍に罹る原因の殆どです。

十二指腸潰瘍の原因の95%(胃潰瘍では70%前後)が、ピロリ菌に由来すると言われています、その他の原因としては薬剤であり、関節リウマチや風邪などに使用される、非ステロイド性消炎鎮痛薬(アスピリンが最も有名)です。

現在は、ピロリ菌と非ステロイド性消炎鎮痛薬が胃・十二指腸潰瘍の2大成因といわれており、ピロリ菌・非ステロイド性消炎鎮痛薬の対策が進歩確立されてくると、十二指腸潰瘍の治療・予防の発展が飛躍的に進歩すると考えられています。

 

◆◇ ピロリ菌とは何でしょう。

ピロリ菌とは、1980年代に発見された細菌で、胃の中に住みついて胃の壁を傷つける細菌です。

「ピロリ」というこの名称は、胃の出口を意味する「幽門」(ピロルス)からきた語源であります、内臓の一部を名前に付けることができる程の大発見だったとも言えると思います。

ピロリ菌は、胃や十二指腸に悪影響を及ぼす大変迷惑な細菌で、現在も研究が進んでおり、「慢性胃炎」「胃癌」「大腸癌」の発症しやすい等と、新たな発見が次々と発表されております。

ピロリ菌の胃内での感染分布の様子によって、胃潰瘍・十二指腸潰瘍のどちらにかかり易いか、解るといわれます。

すなわち、このピロリ菌の感染が胃全体であれば胃潰瘍に、胃の幽門部(出口付近)に集中していれば十二指腸潰瘍になりやすいという事がいえるでしょう。

 

◆◇ 非ステロイド性消炎鎮痛薬とは何でしょう。

非ステロイド性消炎鎮痛薬とは、胃酸から胃粘膜を守るうえで大切な役割を果たしている「プロスタグランジン」の合成を抑制する作用をもっった医薬品です。

そのため、これらを服薬することで胃の防御機構が障害され潰瘍を発症させるのです。

非ステロイド性消炎鎮痛薬に由来する潰瘍の特徴は、上腹部痛などの症状を伴わない事が多いために、治療を受けないまま悪化する例が多いといわれています。

 

◆◇ ピロリの除菌が、再発防止のための最大対策

十二指腸潰瘍の予防には、ストレス蓄積の解消が大切であり、胃に刺激が強い、香辛料・アルコール・コーヒーなども出来る限り控えた方が良いことはご承知の通りです。

そして、再発を繰り返さない予防策には、十二指腸潰瘍の最大原因のである、ピロリ菌を除菌することが最大の対策です。

ピロリ菌の検査可能な医療施設で、尿素呼気試験・血清抗体測定を行って、ピロリ菌を保有しているのであれば、三剤併用療法(PPIと抗生剤二種)で一週間ほど服薬を続けて除菌することが一番です。

三剤併用療法の除菌で、十二指腸潰瘍は100%近い再発防止対策になることも明らかにされています。

十二指腸潰瘍

十二指腸潰瘍になっても、空腹時の胃痛とか、ムカムカ感などの程度の場合に運動しても問題は無いのでしょうか?
治療中に行う運動として適切な運動は無いかについて調べてみました。

 

■■ 治療中の激しい運動は控えたほうが良いでしょう。

治療中の十二指腸潰瘍の患者は、安静にしていることが必要です、従って、激しい運動は体力が消耗し、治りが遅くなるので控えるようにすべきです。

安静が必要と言っても、ベッドの上で寝たきり状態で居るのでは、むしろ健康面では良くはありませんので、日常生活での行動や散歩・ジョギングなどの軽い運動であれば、健康上歓迎すべきで、さらにストレスの発散にもなり効果的です。
■■ 十二指腸潰瘍の治療中、運動するときの注意点

激しい運動は控えることが、十二指腸潰瘍の治療中の運動についての注意点ですが、他に注意する事は以下の2点です。

 ① 食後、直ぐの運動は避けること

食後、直ぐ運動するということは、胃で使うべき血液を全身に流れることにしてしまうので、食べた物の消化作用が遅くなってしまうので良くありません。

食後20分~60分位は運動を避け、胃への血液循環を良くし消化を促進することです。

さらに、十二指腸潰瘍の治療中は、胃酸を抑制する薬を処方されているので、特に注意が必要です。

 ② 食後、直ぐ横臥はしない

食後、直ぐに横になると、食べた物・胃液が逆流しやすくなり、逆流性食道炎になりことがあります。

食後は出来る限り座った状態で、のんびりとリラックスして過ごすようにすることが大切です。難しい場合でも、最低、夕食だけでもゆっくり休むようにしましょう。

 

■■ 十二指腸潰瘍で治療中に適切な運動は

十二指腸潰瘍の治療中に適切な運動は、「ヨガ」や「太極拳」などの体に負担が掛からず、ゆっくりした動作の運動が良いでしょう。

ゆっくりと体を動かすこのような運動は、体の筋肉が緩み・呼吸が深くなり・骨盤や脊柱の歪みが改善されて神経の圧迫が取り除かれます。

さらに、呼吸が深くなることから、メンタル面でも自律神経が整い心が安定します、それに、ストレス発散の効果もあります。

ストレスに弱い十二指腸潰瘍には非常に効果が高い運動と言えますので、1日数分でも良いから、「ヨガ」や「太極拳」を進んで行う事をお勧めします。

十二指腸潰瘍

十二指腸潰瘍の場合、医師からの専門的な治療なしで、特に何もしなくても自然治癒が望める為、放っておいても大丈夫だという話を聞きます。
本当に何もしなくても自然治癒するものでしょうか?

 

◆◇ 潰瘍が浅い十二指腸潰瘍の場合は、自然治癒の可能性あり

現代のような忙しい社会では、仕事や人間関係で常にストレスに晒される私達人間です、胃や十二指腸がダメージを受けやすい、すなわち十二指腸潰瘍に罹り易い環境にあります。

十二指腸潰瘍の自覚症状として最も多くみられるのは上腹部痛で、特に、空腹時に上腹部痛がよくみられ、夜間にしばしば上腹部痛が起こるそうです。

然し、必ずしも全ての十二指腸潰瘍の患者さんに上腹部痛は現れるわけではなく、2~3割の方は痛みが現われず気が付かないことがあります。
軽い十二指腸潰瘍に罹っても、いつのまにか自然治癒されてしまう環境にあると言うことも言えます。

確かに浅い潰瘍の場合は、自然治癒は期待できますが、放っているうちにいつの間にか潰瘍が深く進行し、組織がエグられ破損してしまう事があり、その場合は再生機能が追い付かなくなります。

深い潰瘍になってしますと、自然治癒はおろか、市販の薬では効かなくなり、医師による治療が必要となってしまいます。

 

◆◇ 十二指腸潰瘍の自然治癒を高めるために

上腹部痛を感じ、軽い十二指腸潰瘍かなと思った場合、自然治癒力を高めるためには、何をどの様にすれば良いのでしょうか。

睡眠の確保・食事の時間と内容・ストレス解消について、規則正しい生活で維持することです。

①睡眠時間を確保すること

②食事時間と食事内容に気を付け、良く噛んで食べること
特に、食事は細目にとり、空腹時間を作らないこと。
消化の良い食事をするよう心がけ、良く噛んで食べると。

③ストレスを溜めず、上手に解消にする様にすること
運動や趣味に没頭するなど、上手にストレスを発散すること。

 

◆◇ 十二指腸潰瘍が自然治癒しにくいことがあります

潰瘍がごく浅い状態の十二指腸潰瘍が、自然治癒し易いのであって、胸のつかえ・みぞおち付近の痛み等の場合の症状のときです。

この状態を放置して、体重減少・吐き気・食欲不振などが見られた場合は、十二指腸潰瘍が深くなったことになり、自然治癒がしにくい状態になっつたことになります。

初期症状状態の時に、早目の治療をすることで自然治癒が早まりますが、放置すると幽門狭窄になり自然治癒はあきらめなければならなくなります。

早期発見、早期治療がどんな病気にも大切なので、定期健康診断は欠かさずに受けるようにしましょう。
◆ 十二指腸潰瘍の診断について

参考に、十二指腸潰瘍であるかどうかの診断で、最も重要な検査は「X線造影検査」と「内視鏡検査」です、この2つの検査で診断は容易につき治療方法が決まります。

「X線造影検査」
バリウムを服用後、体位を変えながらいろいろ撮影します。潰瘍部位にバリウムがたまり、そこに特有の像を示します。

「内視鏡検査」
十二指腸潰瘍の診断において内視鏡検査で得られる情報量は、X線造影検査の数倍以上といわれています。
患者さんにとっては、X線造影検査よりつらい検査ですが、被曝の可能性はないので繰り返し受けることができます。
胃がんとの鑑別のために、内視鏡観察の下で組織の一部を採取して生検を行う場合があります。胃がんとの鑑別のためだけではなく、ピロリ菌の診断を目的とした生検が最近は増えてきています。

十二指腸潰瘍

十二指腸からの出血が原因で様々な症状が起きる病気に、出血性十二指腸潰瘍があります。この出血性十二指腸潰瘍と、その出血の症状について詳しく調べてみました。

 

◆◇ まずは、十二指腸潰について知りましょう

十二指腸潰瘍とは、比較的若い方(20~40歳代)に多くみられる病気で、簡単に言えば「十二指腸」の入り口の粘膜に何らかの原因で炎症を起こし傷がつく病気で、胃酸分泌が活発で分泌量の多い人が十二指腸潰瘍にかかりやすいと言われています。

日本人には胃潰瘍患者が多いのですが、欧米では十二指腸潰瘍患者が主流なのが特徴ですが、最近では、日本人の生活習慣の欧米化に伴って、十二指腸潰瘍が日本人にも増えてきているようです。

ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)が、十二指腸潰瘍に深く関係していることが、指摘されています。

胃内でのピロリ菌の感染分布の様子によって、胃潰瘍・十二指腸潰瘍のどちらになりやすいかが解っていますます。すなわち、このピロリ菌の感染が胃全体であれば胃潰瘍に、胃の幽門部(出口付近)に集中していれば十二指腸潰瘍になりやすいという事でしょうか。

 

◆◇ それでは、出血性十二指腸潰とは何でしょう

出血性十二指腸潰瘍とは、前記した十二指腸潰瘍を患った方が、その潰瘍の部位の血管が破れることによって発症する病気で、出血量が多量になると、命に関わる大変危険な病気と言われています。

以前では、出血性十二指腸潰瘍になったら、緊急手術による治療が必要でしたが、現在では医療技術が進み、胃カメラ(内視鏡)による止血法での治療が可能となり、その止血率は90%を超えるそうです。

但し、この内視鏡でも100%ではないので、止血出来ないこともあります、その場合は従来通りの手術による止血を行う必要があります。

止血が成功して、潰瘍が治癒に向かっていても、「心因性」の消化器疾患は、同場所に何度も潰瘍が出来易いうえ、胃癌発症の原因にもなるそうです。

「心因性」の場合は、当然その治療も行うのですが、確りと専門医師と相談し、真の原因を探りながら、根気強く根本解決い取組みましょう。

 

◆◇ 出血性十二指腸潰瘍は2種類

出血性十二指腸潰瘍には、「吐血」と「下血」のの2種類があります。以下に詳しく説明します。

 

◆◇ 十二指腸潰瘍に現れる吐血

痛みを放置して、胃壁に穴が空き、上部消化管から出血した場合にみられるのが吐血の症状です。

吐血には次の二種類があります。

①真っ赤な血が出る場合(鮮血)
消化管から多量の出血が続いている場合に見られ、出血してから吐血するまでの時間が短い場合。

②黒っぽい血が出る場合(黒褐色)
胃液によって血液中のヘモグロビンが変色して、出血してから数十分から数時間経過している場合。

吐血が酷い場合は、血圧の低下・立ちくらみ・脈拍数の上昇も見られ、ショック状態になることがあって、命に係わる事態となり易いです。

吐血した場合は吐血量に関係なく、すぐに病院に行き、医師の診断を受ける事が重要です。

 

◆◇ 十二指腸潰瘍に現れる下血

出血性十二指腸潰瘍の下血は、便に血が混じることを言い、小腸と十二指腸との境目よりも肛門側にて出血した場合は、下血として排出されます。

下血は出血部位や出血量により、以下の2種類に分けられます。

①黒色便(タール便)
主に上部消化管からの出血によりますが、盲腸や上行結腸からの出血でも見られることがあります
②赤い鮮血便
横行結腸以下の出血では肛門に近づくほど鮮紅色の 血便となります。

下血も、吐血と同様に、血圧が下がり・冷汗が出て青ざめ・脈拍が早く弱くなり・ショック状態になることがあります。

それに、激痛が伴い意識が喪失しかけたりすることも有りますので、すぐに救急車を呼び、医師の診断を受けるようにしましょう。

十二指腸潰瘍

十二指腸潰瘍に罹った場合は、投薬を中心治療を行うと聞いてますが、その薬の副作用についての疑問があると思います。
その副作用について調べてみました。

 

● 現在は投薬治療が、十二指腸潰瘍治療のメイン

以前は、安静入院と食事療法が十二指腸潰瘍治療の基本でした。

昭和50年代後半に、胃酸を中和する「制酸剤」H2ブロッカーが開発され、さらに平成にはプロトンポンプ阻害薬が登場し、ごく一部の潰瘍症例を除いて、薬で治すことが容易になりました。

注意しなければならないのは、投薬し始めると、すぐに痛みなどの症状は改善しますが、潰瘍が治ったわけでは無いのです。

「初期治療」として、プロトンポンプ阻害薬は、胃潰瘍で8週間・十二指腸潰瘍は6週間で投与が必要です、この段階で服薬を止めると再発する可能性が高いので、予防のために「維持療法」を行う必要があります。

 

● 「維持療法」としては、大きく分けて2種類の薬剤を使用します。

2種類の薬剤とは、攻撃因子の抑制薬(制酸剤・酸中和薬)と、防御因子の強化薬(粘膜抵抗強化薬・粘液産生分泌促進薬・胃粘膜微小循環改善薬など)を組み合わせて服用します。

十二指腸潰瘍における、この「維持療法」は長期間根気強くが続けることが意外と難しく、途中で止めてしまうと再発してしまうことも多いです。

 

● H2ブロッカーの副作用

心臓病患者の摂取は禁忌であります、心筋にあるヒスタミンH2受容体へ影響を及ぼし、不整脈など異常をおこすことがあるからです。

また、ごくまれにしか現れませんが、低血圧・頭痛・めまい・発疹・下痢などがみられます。

 

● プロトンポンプ阻害薬の副作用

長期間、毎日飲み続けていると、逆に腸内に有害細菌の感染を高めてしまうといわれており、溶血性貧血・低ナトリウム血症・血小板減少の副作用もあります。

さらには、閉経後の女性の骨折リスクが高くなるともいわれています。

 

● 副作用はどんな薬にもつきものですが、十二指腸潰瘍で薬服用の際は医師ときっちり話をすることが大切です。

十二指腸潰瘍

胃酸の影響を受けて潰瘍を形成するものを総称して「消化性潰瘍」と言っており、胃潰瘍と十二指腸潰瘍がその代表であります。

胃潰瘍・十二指腸潰瘍とは別のもので、胃十二指腸潰瘍と言う病気はありません、その違いを説明します。

 

● 発症部位からの違い

発症場所により「胃潰瘍」「十二指腸潰瘍」と名称を区別されてはいますが、病態や治療が似ているため、この二つをひっくるめて「消化性潰瘍」と呼ぶこともあります。

「胃潰瘍」は胃角部小弯側(X線検査で胃を撮影した時に一ヶ所へこんで曲がり角のように見える場所)に潰瘍が発症した病気を言い。

一方、「十二指腸潰瘍」は、十二指腸の入り口(十二指腸球部前壁といって胃の幽門部(胃の出口)のすぐ後ろ)の壁が何らかの原因で傷つく病気です。

 

● 症状からの違い

「消化性潰瘍」は上腹部痛が最も多くみられる自覚症状です。

「胃潰瘍」は、食後30分~1時間位経った後に上腹部痛がよくみられ、「十二指腸潰瘍」は、特に空腹時に夜間にしばしば上腹部痛が起こるそうです。

「胃潰瘍」「十二指腸潰瘍」の患者さんでも、2~3割の方には上腹部痛は、が現われないことがあることを注意する必要があります。

吐血(コーヒーの残りかす様なもの)・下血(海苔のつくだ煮様な黒っぽい便)として、出血症状が現れた場合は、早急に病院で受診・検査することが大切です。

食欲の低下は少ない(吐き気が強い時以外)のですが、むねやけ、吐き気、嘔吐などが良くみられるといわれています。

 

● 原因からの違い

「消化性潰瘍」はピロリ菌に由来するとされ、「十二指腸潰瘍」は95%「胃潰瘍」は70%前後が、ピロリ菌が原因で発症しています。

胃潰瘍・十二指腸潰瘍のどちらに罹り易いかは、ピロリ菌の胃内での感染分布により解るとも言われており、胃全体に感染していれば「胃潰瘍」、胃の幽門部や十二指腸球部に集中して感染していれば「十二指腸潰瘍」に罹り易いと言われています。

 

● 生活習慣からの違い

日本人には「胃潰瘍」患者が多いですが、欧米人には「十二指腸潰瘍」が主流ですが、最近の日本人の生活習慣の欧米化に伴って、「十二指腸潰瘍」が日本人にも増えてきているようです。

然し、何故このように、欧米人に多いのかについてはよく解析されてはいません。

 

● 年齢による違い

20~40歳代の比較的若い方に多くみられるのが「十二指腸潰瘍」で、 一方、40~60歳の方に多くみられるのが「胃潰瘍」です。

十二指腸潰瘍

「十二指腸」の入り口の壁に、何らかの原因で傷がつく病気、十二指腸潰瘍は、おもにその原因はピロリ菌に由来してます。

 

◆ 非ステロイド性消炎鎮痛薬が十二指腸潰瘍になる原因です。

十二指腸潰瘍で重要なのは、関節リウマチや風邪などに使用される、非ステロイド性消炎鎮痛薬(アスピリンが最も有名)の薬剤です。

この、非ステロイド性消炎鎮痛薬は、胃の粘膜を胃酸から守るうえで大切な役割を果たしている「プロスタグランジン」の合成を抑制する作用をもっった医薬品です。

風邪などで、これらを服薬することにより「プロスタグランジン」の合成を抑制作用をするために、胃の防御機構が障害され潰瘍を発症させてしまいます。

非ステロイド性消炎鎮痛薬に由来する潰瘍の特徴は、上腹部痛などの症状を伴わない事が多いために、治療を受けないまま悪化する例が多いといわれています。

 

◆ 然し、十二指腸潰瘍になる原因の殆どがピロリ菌が原因です。

十二指腸潰瘍は、非ステロイド性消炎鎮痛薬に由来しておりますが、然しながら、十二指腸潰瘍に罹る主な原因は、その95%(胃潰瘍では70%前後)は、ピロリ菌に由来するとされているのです。

このピロリ菌と非ステロイド性消炎鎮痛薬が、現在の十二指腸潰瘍の2大成因といわれており、ピロリ菌・非ステロイド性消炎鎮痛薬の2つの対策が確立されると、十二指腸潰瘍の治療・予防の発展が飛躍的な進歩すると考えられています。

 

◆ ピロリとは、人体の内臓の一部の名称(ピロルス)が語源とされています。

1980年代に発見された「ピロリ菌」は、胃の中に住みついて胃の壁を傷つける細菌おことです。

この「ピロリ菌」という名称は、胃の出口を意味する「幽門」(ピロルス)が語源であり、語源にできるほどの大発見だったとも言えるのではないでしょうか。

胃や十二指腸に悪影響を及ぼす大変迷惑な細菌である「ピロリ菌」、現在も研究が進んでおり「十二指腸潰瘍」「慢性胃炎」「胃癌」「大腸癌」の発症しやすい細菌等と、新たな発見が次々と発表されております。

胃内でのピロリ菌の感染分布の様子によって、胃潰瘍・十二指腸潰瘍のどちらにかかり易いか、という報告もあります。

すなわち、このピロリ菌の感染が胃全体であれば胃潰瘍に、胃の幽門部(出口付近)に集中していれば十二指腸潰瘍になりやすいという事がいえるでしょう。

十二指腸潰瘍