難病として、特定疾患に指定されている、ベーチェット病は、全身の病気です。
現在でもその原因は、特定されておりません。

ここでは、ベーチェット病の検査に、どんな方法を用いるかについて見てみます。

 
★◇★ ベーチェット病の検査について

血液検査では、白血球数・CRP・赤沈・免疫グロブリン 等で、
炎症の程度を測定します。

IgD値の上昇は、ベーチェット病には、比較的特異的な、検査結果です。

HLA-B51遺伝子の型が、ベーチェット病との、関係があるということが、
現在明らかになってきております。

HLA-B51遺伝子は、日本人全体では陽性は、15%ですが、
ベーチェット病患者では、約60%が陽性となっており診断の参考になります。

ベーチェット病には、疾患特異的な自己抗体などの、検査はありません。

身体的な検査では、皮膚の被刺激性亢進を示す針反応の検査があります。

身体(皮膚)に、無菌の針をに刺すことで、そこに発赤が生じ、膿がたまる、
「針反応」が起きるのを診る、比較的ベーチェット病には、特異的な所見です。

通常外来では、この検査は敢えて行わず、採血のあとの針をさした後の状態を、
観察します、採血の針の痕が、腫れることで気づく場合があるからです。

消化管病変は、大腸ファイバーで検査します。
神経ベーチェット病は、髄液検査で細胞増多・蛋白増加・インターロイキン6の、
上昇をMRIで、脳の実質変化を評価します。

血管病変は、動脈瘤や血管狭窄をCTやMRIで検査します。

以上の検査所見は、疾患活動性の高い時期には陽性となるのですが、
疾患活動性が落着くと、検出されない場合があるので、注意が必要である。

 
★◇★ ベーチェット病の検査後の、診断基準はどうですか。

厚生労働省の、研究班の作成した、診断基準がありまして、

①くりかえす口腔内の、アフタ性潰瘍がある。
②ぶどう膜炎などの、眼症状がある。
③にきび・毛のう炎・結節性紅斑などの、皮膚症状がある。
④外陰部潰瘍がある。

以上4つの症状を、すべて満たせば、完全型のベーチェット病と診断しています。

ここでの詳細は省略しますので、厚生労働省のホームページをご参照ください。