◆ ベル麻痺の原因の一つにストレスがあります。

ベル麻痺の原因はウイルス性が3割、ストレスなど原因不明が7割だといわれいます。顔面神経が麻痺する原因として、「脳卒中」「脳腫瘍」「ライム病」等々の病気が考えられますが、その原因が明確に特定できない場合に「ベル麻痺」(特発性顔面神経麻痺)と呼んでいるのです。

原因を明確に特定できないベル麻痺は、どんな症状になるのでしょうか、通常、顔面神経マヒは顔面のどちらか半分に発生します。顔半分が意のままに動かないということで、その結果として眼を閉じることができなかったり、片方の口角が下垂したり、口から水がこぼれたり、などの症状がみられます。眼が閉じられない・口角が下がるなど容貌に関わることなので本人にとってに非常にストレスになると思います。
その他に、マヒした側の舌半分の味覚がなくなることや、涙の出が悪いことなどがこの病気の症状です。

ベル麻痺と診断された患者は時に顔面の異常知覚・頭痛や頸部痛・記憶障害・平衡障害、上下肢の異常知覚や筋力低下・動作のぎこちなさなど、顔面神経機能不全としては説明のつかない多彩な神経学的症状を呈するので、いまだベル麻痺における原因不明で難問であるのです。

◆ 原因が特定できないながらもベル麻痺の原因として考えられるのは、局所浮腫・ウイルス感染・寒冷曝露・アレルギーなどがありストレスも原因の一つです。

顔面神経管と呼ばれる骨で取り囲まれた狭いトンネルを通って脳から外に出ているのが顔面神経です、いずれにしてもストレスなど何らかの原因で顔面神経がはれると顔面神経が圧迫され麻痺が現れると考えられておりますが、はっきりした原因は未だ不明です。
本態は循環障害による神経の腫れによると考えられています。

ベル麻痺の治療には、まず原因を明確に特定できないものではあっても、原因の調査が重要で、原因が分かればその治療を的確に行えます。同時に麻痺に対する治療はできる限り早期に開始することが必要です。
この病気にかかったら、まづ耳鼻咽喉科でよく原因を探す必要があります。そして早急にマヒと原因疾患の治療を始めなければなりません。治療が遅れるほどマヒの回復が悪くなるからです。

軽症のベル麻痺は、2~4週間程度で回復するといわれています。重症のマヒでも最近は、大量のステロイド点滴でかなり高率に回復することが解ってきています。然し、回復には相当な時間がかかることと、100%の完治率ではありません。

2、3ヵ月を経過しても、まったく回復の兆しのないマヒの場合は、投薬治療だけではでなく顔面神経減荷術といわれる手術療法を行う様です。
顔面神経減荷術とは、循環障害により顔面の神経が腫れた場合、なかなか治りにくいものです。

マヒの回復を助けるために、耳の骨を削って顔面神経を露出させ、腫れを消退しやすくするのがこの手術の内容ですが、2週間程の入院が必要なようです。