ベル麻痺が軽症の場合は、2~4週間程度で回復するといわれています。重症マヒでも最近は、大量のステロイド点滴でかなり高率に回復することが解ってきています。然し、回復には相当な時間がかかり、完治率は100%ではないことです。

◆ ベル麻痺の回復方法を知るには、ベル麻痺とはどんな症状なのかを知る必要があります。

原因を明確に特定できないベル麻痺ですが、その症状としては顔面神経が麻痺することによって、顔面筋のコントロールができなくなった状態を言います。
顔面のどちらか半分に顔面神経マヒがおこり、顔半分が意のままに動かないということで、その結果として眼を閉じることができなかったり、片方の口角が下垂したり、口から水がこぼれたり、などの症状がみられます。眼が閉じられない・口角が下がるなど容貌に関わることなので本人にとってに非常にストレスになると思います。

その他に、マヒした側の舌半分の味覚がなくなることや、涙の出が悪いこと、などがこの病気の症状です。

顔面神経管と呼ばれる骨で取り囲まれた狭いトンネルを通って脳から外に出ているのが「顔面神経」ですが、顔面神経が麻痺する原因として、「脳卒中」「脳腫瘍」「ライム病」等々の病気が考えられます。
その原因が明確に特定できない場合に「ベル麻痺」(特発性顔面神経麻痺)と呼んでおります。

特定できないながらもベル麻痺の原因として考えられるのは、局所浮腫・ウイルス感染・寒冷曝露・アレルギーなどがあります。

◆ ベル麻痺の症状・原因を知ったら、その回復方法はステロイド剤の投与です。
ベル麻痺の回復・治療には、まず原因を明確に特定できないとは言っても、やはり原因の調査が重要で、原因が分かればその治療を的確に行うことができます。それと同時に麻痺に対する治療はできる限り早期に開始することが必要です。
ベル麻痺にかかったら、まづ耳鼻咽喉科でよく原因を探す必要があります。そして早急にマヒと原因疾患の治療を始めなければなりません。治療が遅れるほどマヒの回復が悪くなるからです。

軽症ベル麻痺の場合は、2~4週間程度で回復するといわれています。重症のベル麻痺でも最近は、入院集中治療による大量のステロイド点滴でかなり高率に回復することが解ってきています。
然し、回復には相当な時間がかかることと、100%の完治率ではないことを知っておいてください。
入院が困難な場合でも、ステロイド投与量が少なくなりますが、2週間程度の「ステロイド内服漸減療法」がありますし、発症の早期には短期間の抗ウイルス剤も併用します。

◆ ステロイドには様々な副作用がありますので、医師からの用量・用法を正しく守ることが重要です。