ここでは、ベル麻痺とヘルペスとの関係について説明します。

◆ 水ぶくれが集まった状態のことをヘルペスとよんでおります。

これは、「ヘルペスウイルス」による感染症によるもので、8種類のヘルペスウイルスが人間に感染するといわれております。

その症状は感染するヘルペスウイルスによって様々な違いがあり、「単純ヘルペスウイルス」による口唇ヘルペス、性器ヘルペス、「水痘・帯状疱疹ウイルス」による水ぼうそうや帯状疱疹が代表的なものです。

ベル麻痺の症状として顔面神経が麻痺することによって、顔面筋のコントロールができなくなった状態のことを言います。

顔面のどちらか半分に顔面神経マヒが発生し、顔半分が意のままに動かないということで、その結果として眼を閉じることができなかったり、片方の口角が下垂したり、口から水がこぼれたり、などの症状がみられます。眼が閉じられない・口角が下がるなど容貌に関わることなので本人にとってに非常にストレスになると思います。

その他に、マヒした側の舌半分の味覚がなくなることや、涙の出が悪いことなどがこの病気の症状です。

◆ 原因が明確に特定できない顔面神経麻痺をベル麻痺と呼びます。

顔面神経麻痺は、顔面筋の運動麻痺で急性あるいは亜急性に発症します。

原因疾患が明らかな症候性(しょうこうせい)顔面麻痺「脳卒中」「脳腫瘍」「ライム病」等々の病気と、明らかな原因が不明な特発性顔面神経麻痺を「ベル麻痺」と呼んでおります。

特定できないながらもベル麻痺の原因として考えられるのは、局所浮腫・ウイルス感染・寒冷曝露・アレルギーなどがあります。

原因疾患として多いのが、「ヘルペスウイルス感染症」で、口唇ヘルペスを以前患った方が突然の顔面神経麻痺で発症します。他には腫瘍や代謝疾患が原因となる場合もあります。