腸の中には,異物や細菌などが存在しており、それに対抗して人の身体は色々な、
リンパ球や白血球 等の、細胞や抗体をつくり、異物や細菌から身体を守ろうとする働きを持っています.

このような働きのバランスがくずれ、腸の一部または全体に、炎症・出血・壊死・等が起こることを腸炎といいます。

もし、血便が見つかった場合、腸炎と思って間違いは無さそうです、「痔」の場合もあれば「大腸がん」の場合もあるので、腸炎は部位によって、胃腸炎・大腸炎と呼ぶようになっています。

ここでは、血便と腸炎の関係について、詳しく説明しております。

 

 

◆◇ 血便と一口に言っても、単純に判断出来るものではない。

血便が見つかったら、腸炎が発症していると考えてほぼ間違いはなさそうですが、
「痔」や「大腸がん」のこともあるので、専門医に診てもらうことが大切です。

腸炎とは、胃・十二指腸・小腸の炎症疾患を「胃腸炎」と言い、結腸での炎症疾患
を「大腸炎」と部位によって呼び方も違いがあります、また、「急性」と「慢性」
のものがあり、「急性腸炎」の多くは病原菌の感染、「慢性腸炎」は、消化吸収の
傷害や腸内の便停滞・・腸粘膜過敏など幾つもの原因が重なって起こります。

腸炎の時に血便が出た場合は、鮮血であるならば「痔」とか「大腸炎」を想定し、
黒ずんだ血便ならば小腸・胃の病気と想定するのが一般的です。

治療としては、整腸剤による腸内細菌叢の調整が有効ですが、「細菌性胃腸炎」が
想定される場合、あるいは、症状が強い場合や遷延する場合には、抗生物質の内服
も有効とされております。
然し、ウイルス性腸炎には、抗生物質での効果はあまり期待できないようです。

従って、血便の発生は単純なものではなく、あったら素人判断は一切せずに、専門医の診断を仰ぐことが間違いないし、それが一番の健康管理であります。

腹痛1  ◆◇ 腸炎かもしれません

 

 
◆◇ 腸炎の症状と血便について。

腸炎の症状は,原因および原因疾患による、炎症の種類・強さ・広がり・場所に
よってかなり重症度が違ってきます。

「急性腸炎」の症状としては,下痢・血便・腹痛・吐き気・嘔吐が見られます。

キャンピロバクターといわれる、細菌による腸炎では、少量の血便がしばしば見ら
れますが、なかには 「O-157」の様な、「病原性大腸菌感染」によることも
あります。
下痢に伴う血便が長く続いたり、血便の量が多い場合は、特に注意が必要です。

また「感染症」の場合には、発熱が見られることが多い様です。