血便から考えられる病気は、便の色・量、下痢・便秘の有無、他に諸々の症状から
総合的な判断で決められます、素人判断をせずに、専門医に診てもらい正しい診察と治療を受けましょう。

便に血が混じる血便。誰しも経験したくないものですが、血便の原因は様々です。ここでは、血便の原因となる主な病気について、詳しく説明します。

 

 
◆◇ 血便の出る病気には、どのような症状がありますか。

血便の出る病気の症状には、どんなものがあるのでしょうか、経験のない方には、
他人事で、経験ある方がえらく心配するのが「下血」ではないでしょうか。

然し「下血」ではなくとも、誰しもが体験する可能性があるのがこの血便です。
トイレで、お尻を拭いたら血が付いていた、とした際は、あなたはどうように、
対処されますか。

この場合「痔」と連想する方が、大半を占めると思います、血便には「痔」だけで
はなく、恐ろしい病気も潜んでいることも、考えられるので要注意なのです。

血便の際の、注意すべきこととして、まずは、血便の色量を観ることです、
次に、便秘状態か下痢状態かを認知して、その状態が何時から続いているのかを、
思い出してください。

其のうえで、早急に専門医(肛門科・消化器科)に診てもらいます、医師の問診時
に、自分で観察した「便の状態」、今の「健康状況」を全てお話しください。

一般的な病気の判断基準として、血便の色から、真っ赤な潜血であれば「痔」を、
色が黒ずむにつれて、肛門から離れた部位(腸・小腸・十二指腸・胃の順に)の、
病気を推定します。

検査データーを診て、「十二指腸潰瘍」「肛門炎」「急性大腸炎」「感染性腸炎」
「肝疾患」「直腸がん」 等々の病気を考えますし、下痢や便秘 等の、便通異常が
ある場合は「過敏性腸症候群」等が、急激な便秘は、「急性及性腸閉塞」、急な
下痢は、「食中毒」が考えられます。

また、乳児・幼児・小学生・中学生・大人と年齢によっても違いがありますので、血便は決して素人判断をせず、専門医の診察を受けて、治療することが大切です。

毎朝の排便時は、出来る限り便の状態を観察するようにしてください。

検査 ◆◇ 「大腸がん検診」は大切です

 

 

◆◇ 血便が目で見て分からない、「大腸がん検診」の意義

前項では、目で見てわかる血便について説明してきました。
然し、実際には、目でみてわかるほどの出血量の血便は、大きな「ポリープ」や
「進行大腸がん」等の、ある程度の出血量があって初めて認識されます。

一方で、目で見てわからない、微量の出血「潜出血」については、「便潜血検査」
と呼ばれる方法で検出が可能です。

小指大の便の量で簡単に検査ができるため、現在は、「大腸がん検診」に用いられ
ており、全く自覚症状の無い方も、毎年「便潜血検査」を定期検診を受けることで「大腸がん」で死亡するリスクが、6割以上も低くなることが分かっています。

最近の日本の場合では、「直腸がん」「結腸がん」が明らかに増えてきています、
40歳を過ぎたら、毎年「大腸がん検診」を積極的に受けてください。

日本の食生活が欧米化し「大腸がん」が増えているこの時代、血便があった場合、
一度は肛門科か消化器病の専門医に相談して診ることも大切な健康管理です。