厚生労働省の研究班で作成した、ベーチェット病の、診断基準があります。

この、診断基準について、詳しく見てみたいと思います。

 
★◇★ ベーチェット病の症状と診断基準(患者向けに)

厚生労働省のベーチェット病の診断基準の前に、患者向けの診断基準は、

①くりかえす口腔内の、アフタ性潰瘍がある
②ぶどう膜炎などの、眼症状がある
③にきび、あるいは毛のう炎、結節性紅斑などの、皮膚症状がある
④外陰部潰瘍かいようがある。

上記4つの主な症状を、全て満たせば、完全型のベーチェット病と診断します。

他、中枢神経症状、腹痛等の消化器症状・血栓性静脈炎・動脈瘤等の血管症状 等
を伴うことがあり、ベーチェット病の症状は多彩です。

関節症状を、認める場合もあり、特に、関節症状で発症した場合は、
関節リウマチなどとの、鑑別診断が重要です。

 
★◇★ 厚生労働省 ベーチェット病 診断基準(HPより引用)

厚生労働省HPは、こちらをご覧ください。

http://www-user.yokohama-cu.ac.jp/~behcet/patient/behcet/standerd.html

■主症状として以下のものがある。
・口腔粘膜の再発性アフタ性潰瘍

・皮膚症状
・・結節性紅斑様皮疹
・・皮下の血栓性静脈炎
・・毛嚢炎様皮疹、痤瘡様皮疹

・眼症状
・・虹彩毛様体炎
・・網膜ぶどう膜炎(網脈絡膜炎)

・外陰部潰瘍

■副症状としては以下のものがある。
・変形や硬直を伴わない関節炎
・副睾丸炎
・回盲部潰瘍で代表される消化器病変
・血管病変
・中等度以上の中枢神経病変

■病型の診断の基準としては、
・完全型:経過中に、4主症状が出現したもの
・不全型:
・・経過中に、3主症状、あるいは2主症状と2副症状が出現したもの
・・経過中に、定型的眼症状と、
その他の1主症状、あるいは2副症状が出現したもの
・疑い:主症状の一部が出現するが、不全型の条件を満たさないもの、
及び定型的な副症状が反復あるいは増悪するもの
・特殊病変
・・腸管(型)ベーチェット病―腹痛、潜血反応の有無を確認する。
・・血管(型)ベーチェット病―大動脈、小動脈、大小静脈障害の別を確認する。
・・神経(型)ベーチェット病―頭痛、麻痺、脳脊髄症型、
精神症状等の有無を確認する。

以上ですが、専門医はこれらを総合して、診断を下すのです、
あくまでも、素人判断で、診断し、治療を行うことは、絶対に慎んでください。

 

★◇★ ベーチェット病は遺伝しますか。結婚はできるのでしょうか。

ベーチェット病の、病因には、遺伝素因が大きなウェートを占めていますが、
決して遺伝病ではありませんので、遺伝の心配はありません。。

口腔内アフタができ易いことで、体質的な遺伝は、多少のあるかもしれませんが、
ベーチェット病の病気として、遺伝する訳ではありません。

従って、
結婚などに際しては、病気の遺伝を、問題とする必要はないと思います。