剣道と言うスポーツは、移動は“すり足”で、打突時は、後方足で床を蹴って、
前方足で前方に力強く、踏み込む動作を繰り返します。

そのような競技の特性から、障害が四肢の末梢側に集中することや、他の競技
に比べて、アキレス腱断裂がやや多いことが報告されております。

ここでは、剣道選手のアキレス腱断裂に関して、詳しく見ていきます。

 

 
☆★☆ 剣道のアキレス腱断裂 等の障害に関する調査

アキレス腱断裂 等の障害に関する調査を行った、大学の剣道部があります。

剣道で、アキレス腱断裂を経験がある、剣士32名を対象とし、
アキレス腱断裂時の状況・断裂後の治療・競技復帰までの経過などを、質問し
調査した結果としては、以下の通り。

・2回の断裂経験は7名、1回のみが25名
・断裂した足は、全員が後方足で、床をける瞬間。
・断裂前の違和感や痛みを抱えた状態で稽古参加は、約60%。

・練習前のストレッチ実施者は、半数以上。
・治療については、保存的治療は2名のみ。
・再断裂者7名中、3名が保存的治療に変更。
(但し、初回断裂から再断裂迄の経過日数が不十分で、手術が困難)
・再断裂者は非再断裂者よりも、競技復帰が2ヶ月早かった。

まとめとして、以下の様に締くくっている。

剣道選手には、アキレス腱障害を経験する者が多い。
アキレス腱断裂および再断裂を減らすため、競技者・指導者ともに、
アキレス腱障害についての正しい知識を持つことが重要である。
断裂予防として行っている対策は、現場で簡便に行える、ストレッチ・
サポーター・マッサージが多かったが、ストレッチだけで、は断裂を予防する、ことは難しいと考えられるので、稽古前の有効なウォーミングアップ方法の、
検討が必要である。

 

剣道

 

☆★☆ 剣道のアキレス腱断裂の調査結果を整理しますと。

■ 特徴的な踏み込みの動作が、断裂の要因です。
剣道で競技で、アキレス腱障害を起こしてしまう、原因の一つは、踏み込み、
の動作といわれています。
前方へ体を移動する際に、片方の足で、思い切り地面を蹴る動作ですが、
この時、アキレス腱に多大な衝撃が、加わってしまうのです。

剣道は、衝撃が左右にバランスよく加わるのではなく、効き足によって
常に片方の足に衝撃が加わるために、一方のアキレス腱だけが、
損傷していってしまうのも特徴です。

■ 剣道選手の知識不足も断裂の要因です。
アキレス腱の怪我に対する、選手の知識不足も、問題として挙げられます。
足の踏み込みをした時に、痛みを感じるものの、知識不足で、その症状が、
どういう状況なのか分からず、練習を続けてしまうことが怪我を起こします。

現に、怪我を起こす前から、アキレス腱の違和感や痛みを訴えていることが、
多かった貯砂で解っています。

■ ストレッチだけでは改善できない
アキレス腱障害の予防には、ストレッチが大事であることは認識してますが、
怪我を起こした剣道選手は、練習の前に、しっかりとストレッチを行って、
いたことがわかったようですが、それでも怪我を起こしてしまいます。

そのためには、ストレッチ以外にも、違和感や痛みを感じたら、無理をせず、
休憩を取る環境を作るとかの、アキレス腱障害の知識を備えらなければ、
怪我を減らすことはできないことを理解することです。